教育年報1971年(S46)-167/255page
面接課程 実施団体 面接 講師 福島会場 小高会場 保 育 講 座 日本学芸協会 小林金次郎 小林金次郎 洋 裁 講 座 東京高等技芸学校 森広子 柴田昌子 和 裁 講 座 大塚学院きもの学院 武田敏子 武田敏子 文化服装講座 並木学園文化服装学院 阿部綾子 阿部綾子
(5) 内 容
1) 講 演 「生涯教育とマスコミ」
「高校と通信教育」
2) 体験発表
ア、第20回文部省認定社会通信教育修了者
文部大臣表彰受賞者(孔版) 丹野要
イ、第21回文部省認定社会通信教育修了者
文部大臣表彰受賞者(速記) 大河内孝子
3 )共同学習 講義・実習・相談
(6) 効 果
浜通り方部受講者の増加と普及をねらい、本年度は2ヵ
所で開催し、とくに普及資料として「豊かな明日のために」
を発刊し、広報・啓蒙につとめた。受講者も熱意をもって
参加し、共同学習班づくりの意向も強まり講師と連携して
促進することになった。
15.高等学校開放講座
(1) 趣 旨
高等学校の教育機能を社会教育面に活用し、一般成人に
対して科学技術の発達、生活構造の変化等、最近における
社会の急速な発展に応じて、必要な生活上・職業上の専門
的知識・技能および一般教養を身につけさせることを目的
とする。
(2) 委嘱の方針
1) 対 象 福島県立高等学校 5講座
2) 参加者 一般成人40人程度
3) 内 容 地域住民・事業所・社会教育関係団体等の要望
に応じ、それぞれの高等学校の特性を生かした
専門的にして、一般教養も向上せしめるものと
し、一講座30時間以上実施すること。
(3) 昭和46年度県教育委員会委嘱高等学校開放講座
委嘱高等学校 講座名 参加人数 開講期間 (時間) 福島農蚕高等学校 大型農業機械講座 30 47.2.10〜18日 (60) 小野高等学校 地域農業振興講座 65 47.2.23〜28日 (30) 東白川農商高等学校 高等農民講座 506 47.1.12〜13日 (30) 相馬農業高等学校 農村家庭経営講座 32 46.12.6〜11日 (30) 会津工業高等学校 陶芸教室 39 46.7.22〜30日 (30)
(4) 効 果
本年度より文部省委嘱事業が廃止され、県単独事業のみ
の開講となったが、昨年を上回る盛況が報告された。とく
に高等学校の開講希望状況を調査し、「希望する」12校、
「地域の要望があれば開講したい」24校の結果を得たこと、
また、地域との連携による開講をのぞむ意見が多いことな
どを勘案し、開講しやすい形態や助成の方法を検討するこ
ととなった。
また、生涯教育の一環として本事業をさらに進展させる
ため、とくに「豊かな生涯を築くために」を刊行し、関係
者に配布した。
第3節 成人(婦人)教育
1.概 要
本年度は家庭教育学級・婦人学級における学習内容の充実
と教育効果の向上、成人学校・学級講座の充実、高齢者学級
の増設、高等学校開放講座の充実、社会通信教育の普及、P
TAおよび婦人団体の指導者の養成等、健全な活動の助長に
重点をおいて推進してきた。
家庭教育学級こおける学習内容の充実と教育効果の向上に
ついては、学習課題の実態調査に基づいて改善の方向を示す
とともに、家庭教育研究集会をとおして具体的な研究を行な
い、婦人学級については文部省委嘱、県研究婦人学級を拠点
としてその充実と普及をはかり、婦人学級生をとおし反省を
加え、今後の課題について検討してきた。
成人学校、学級、講座、高齢者学級については市町村教育
委員会と緊密な連けいのもとにその拡充をはかり、高等学校
開放講座については、実施高等学校の積極的な協力により内
容の充実につとめてきた。
社会通信教育については福島市・小高町において研究集会
を開催し、働きつつ学ぶ受講生の共同学習班を組織して普及
充実をはかってきた。
PTA、婦人団体については、婦人団体指導者研修会やP
TA運営研究協議会を中核として、団体の民主的運営、本質
的活助の促進につとめ、さらに一般行政との密接な連けいの
もと、団体相互の連けいなどにより、充実強化をはかるとと
もに条件整備をすすめてきた。
2.PTA指導者研修会
(1) 目 的
PTAの組織・運営・活動上の諸問題について研究協議
し、PTAの本質的活動の助長をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会 須賀川市教育委員会
(3) 期日・会場・参加者数
1) 期 日 昭和46年5月23日(日)
2) 会 場 須賀川市立第一小学校
3) 参加者数 650名(各校PTAより2名)
(4) 参加対象
小・中高等学校PTA幹部指導者
(5) 講師および助言者
1) 講 師
国立社会教育研究所長 林部一二
2) 助言者
県教育庁社会教育課員・高校教育課員・教育事務所社会
教育担当者・学識経験者
(6) 研究内容
「PTA本来の活動を進めるにはどうしたらよいか」