教育年報1971年(S46)-168/255page
2) 協議事項
ア、PTAの望ましい組織と運営について
イ、会員の教養を高めるための活動について
ウ、児童・生徒の校外生活指導について
エ、教育環境の浄化と改善のための活動について
(7) 効 果
小・中・高PTA幹部指導者の参加を得て上記の4分科
会をそれぞれ小・中・高の部会に分け、具体的事例を通し
て研究協議し、方策が検討されたが、指導者としての理解
と自覚が深められたので、PTAの地域活動の助長に太き
く貢献したものと思われる。
3.PTA研究調査活動
(1) 目 的
県下14のPTAに研究を委嘱し、PTAの本質的活動を
すすめるための実践的研究を深める。
(2) 研究PTA
前年度よりの継続研究 PTA
伊達町立伊達中学校 PTA
郡山市立安積中学校 〃
矢祭町立石井小学校 〃
中島村立中島中学校 〃
猪苗代町立長瀬小学校〃
柳津町立柳津中学校 〃
只見町立只見小学校 〃
下郷町立江川中学校 〃
原町市立原町第二小学校 〃
川内村立川内中学校 〃
いわき市立上遠野中学校 〃
本年度新たな研究 PTA
本宮町立本宮小学校 〃
天栄村立広戸小学校 〃
いわき市立大野第一小学校 〃
(3) 研究テーマ
1) 共通テーマ
「PTAの望ましい組織・運営はどのようにすればよい
か」
2) 選択テーマ
ア、会員の教養を高めるための活動
イ、児童・生徒の校外生活指導の活動
ウ、地域社会における環境の浄化・改善運動
(4) 研究結果
研究PTAにおいてはそれぞれ地域の特性、P TAの特
色を明らかにし、組織・運営活動上の現状と問題点を分析
して研究計画をたて、父母と教師が一体となって真剣に実
践的研究を進めてきた。
2年間の成果は発表会を開き波及をはかったが、多大な
成果をおさめた。
4.PTA運営研究協議会
(1) 目 的
研究PTAの発表をもとにして、P T Aの組織・運営・
活動について研究協議し、PTAの本質的活動の助長をは
かる。
(2) 主 催
福島県教育委員会 開催地教育委員会 開催P T A
(3) 期日、研究発表PTA、参加者
○10月14日 郡山市立安積中学校PTA約250名
○10月19日 只見町立只見小学校 〃 700名
○10月20日 下郷町立江川中学校 〃 200名
○10月26日 矢祭町立石井小学校 〃 200名
○10月27日 中島村立中島中学校 〃 200名
○11月10日 柳津町立柳津中学校 〃 230名
○11月11日 猪苗代町立長瀬小学校 〃 250名
○11月15日 伊達町立伊達中学校 〃 300名
○11月17日 原町市立原町第二小学校 〃 300名
○11月18日 川内村立川内中学校 〃 250名
○11月25日 いわき市立上遠野中学校 〃 250名
(4) 参加対象
各管内小・中学校PTA幹部
(5) 講師、助言者
県教育庁社会教育課員・教育事務所社会教育主事・市町
村教育委員会社会教育主事・学識経験者
(6) 研究内容
1) 研究PTAの研究成果の発表
2) PTA運営に関する研究協議
3) 講義
4) まとめと指導
(7) 効 果
研究PTAにおける2ヶ年にわたる研究成果の発表は、
参会者に多大の感銘と示唆を与え、生きた参考事例として
各単位PTA運営に役立った。貴重な研究報告は印刷して
「福島県のPTA」第5集)として編集し、県下小・中・
高等学校に配布したので、今後のPTA活動の推進に大き
く貢献するものと考える。
5.婦人団体指導者研修会
(1) 趣 旨
進展する社会の中で、婦人団体のもつ役割を検討し、健
全な運営と活動の助長をはかるとともに、婦人の資質の向
上をはかり、婦人教育の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和46年7月14.15.16日
2) 会 場 国立磐梯青年の家
3) 参加者数 100名
(3) 内容および方法
1) 研究主題
婦人団体の運営と活動のあり方について
2) 講演・講義・演習・討議
ア、婦人団体の歴史と展望
イ、子どもと家庭
ウ、海外における婦人団体活動について
エ、団体活動のすすめ方について
オ・民主的な団体運営について
力、団体庶務の執行について
キ、会計事務の取扱いについて