教育年報1971年(S46)-169/255page
3) 研究部会 4部会
協議題 「婦人団体活動の現状」
4) 全体会
討議題 「婦人団体活動のすすめ方について」
5) レクリエーション 交歓会
(4) 効 果
各種団体のリーダーが意見交換を通して相互理解を深め、
参加者の規律正しい研修を通して団体育成の意欲を深めた
ことはまことに有意義であった。
特に昨年度につづき、演習の成果はすばらしく、今後の団
体運営ならびに健全な地域活動が期待される。
6.婦人の国内研修
(1) 目 的
県内婦人の代表を神奈川県に派遣し、都市における婦人
の教養・文化・産業・生活・団体活動について実地視察、
研究調査を行ない、地域の婦人との交歓をとおして社会的
視野をひろめ、もって婦人の資質の向上ならびに明るい社
会の建設に寄与する。
(2) 期日・派遣先
1) 期 日 昭和46年9月27日〜10月2日(5泊6日)
2) 派遣先 神奈川県
(3) 参加者
8名(うち引率者1名)
(4) 視察調査地ならびに研修内容
調査地 内 容
川崎市 ○川崎市における婦人学級生との交歓会
川崎市立産業文化会館見学
横浜市 ○横浜市における自主学級生との交歓会
神奈川婦人会館・青少年センター・青少年会館見学
藤沢市 ○藤沢市消費生活学級生との交歓会
○神奈川県消費生活センター見学
横須賀市 ○横浜市婦人団体との交歓会
○横須賀市立博物館見学
(5) 効 果
大都市における婦人の旺盛な学習意欲と、活発な自主学
級活動展開の実態、社会教育施設の整備状況などを視察し
て深い感銘をうけた。
また都市における婦人団体の組織・活動に対して自主的
な意欲が湧き起っていることに驚きの眼をみはり、地域に
おける実践活動促進への期待を大きく持った。
7.婦人学級生大会
(1) 趣 旨
県下各方部の婦人学級生ならびに婦人教育関係者が一堂
に会し、婦人学級の学習内容の検討と、多様化する学習方
法について発表、交歓を行ない、当面する諸問題について
研究協議し、学習効果の向上をはかり、婦人教育の振興に
資する。
(2) 期日・会場
1) 期日 昭和46年11月8日・9日(2日間)
2) 会場 福島市市民センター
(3) 参加者
婦人学級生・婦人教育関係者 653名
(4) 内 容
1) 研究主題
「婦人学級における学習を効果的に展開するために、学
習の内容や方法をどのようにくふうしたらよいか」
2) 研究部会
○第1・2分科会 話し合いを効果的にとり入れた学習
のすすめかた
○第3・4分科会 放送利用による自主的な学習のすす
めかた
○第5・6分科会 作業を中心とするグループ学習のす
すめかた
○第7分科会 資料の活用による生活に根ざした学
習のすすめかた
3) 研究協議の方法
ア、講 演 婦人の学習と放送
イ、事例発表 6学級
グループ活動を生かした市民生活に関する学習
県北 東和町南戸沢婦人学級
就業婦人の生活設計に関する学習
県中 郡山市熱海ルピナス婦人学級
都市における市民生活に関する学習
県南 白河市民生活婦人学級
統計資料を活用した消費生活学習
会津 柳津町研究婦人学級
地域性を生かした家庭の消費生活学習
相双 小高町消費生活婦人学級
働く未婚婦人の家庭生活設計に関する学習
いわき 常磐職場婦人学級
ウ、他県婦人学級視察報告
エ、レクリェーション 歌唱 ゲーム
オ、研究部会の報告
カ、まとめ・展示
(5) 効 果
福島市教委の協力により、盛大に実施され、特に福島市
婦人学級生による自主的な大会運営は県下の参加者に深い
感動と刺激を与えた。
学習の方法に焦点をあてた部会の研究協議も、今後の学
習に新鮮ないぶきを与えた。
8.婦人学級の状況
年度 計 文部省委嘱 県委託補助 市町教委委 公民館 婦人団体 教委団体共催 婦人有志開設 その他 46 745 5 8 64 413 107 115 18 15
9.婦人教育指導員の設置
(1) 趣 旨
婦人教育の重要性にかんがみ、県教育庁教育事務所に婦
人教育指導員を置き、婦人教育全般の振興をはかる。
(2) 昭和46年度婦人教育指導員
管内 氏名 住所 県北 阿部美■子 福島市泉字大下5-43