教育年報1971年(S46)-175/255page
刻では、佐藤玄々、三木宗策、橋本朝秀等の作品が展示
されている。
2) 特別展
(ア) レリーフ巧芸画展
レリーフ巧芸画102点の展示で、ピサロ、ルノワール、
等西洋作家から坂本繁二郎、林武など日本作家までの
有名作品を原画に忠実に再現したもの
46・5・4〜5・9 観覧人員1,380人
(イ) 近世洋風画展
須賀川市のうんだ初期洋画の先駆者、亜欧堂田善の銅
版画を中心に、画僧白雲、安田田騏その他門人たちの
作品約百点を一堂に展示。
46・8・8〜8・22観覧人員436人
(ウ) 院展福島展
日本画の発展に古い歴史をもつ日本美術院の福島展で、
東京で展示された作品約300点の中から優秀作品(同
人及び入賞作品)及び本県に関係のある作品約80点を
選択した展覧会。
46・10・0〜10・24観覧人員4,724名
(3) 歴史資料館
1) 資料展
(ア) 郵便資料展(46・4・10〜30)
福島郵趣会会長金子一郎氏のコレクションの展示。
(イ) 信達の絵馬展(46・5・11〜6・30)
神社に昔から奉納されてきた数々の種類の絵馬の展示
(ウ) 郷土玩具展(46・7・20〜8・25)
様々な民具、タルマやタコなどの展示
(エ) 考古資料展(46・10・1〜11・15)
縄文から古墳時代にかけての土器類、特に石川町鳥内遺跡
からの出土品の展示。
(オ) 民俗資料展(46・11・16〜12・20)
養蚕業を中心とした様々な蚕業に使った道具、種紙な
どの展示。
(力) おくの細道自然歩道展(47・1・16〜1・30)
(キ) 県史編さん資料展(47・2・19〜3・25)
昭和37年度から始まった福島県史(全26巻=27冊)の
編さん事業の終了(この3月)に因んで、県史編さんの資料を展示。
2) 講習会
古文書解読講座 46・7・27〜28(田島町)
地方史研究講習会 46・12・3〜4
県史講座 47・1.23、47.3.18
8.公民館職員研修会
(1) 目 的
公民館の地域社会における役割を明らかにするとともに
社会教育の原理および公民館事業展開上に必要な基礎的知
識技能を習得させる。
(2) 期日・会場・参加者数
1) 期日 昭和46年5月25日(木)〜28日(土)
2) 会場 国立磐梯青年の家 積慶寮
3) 参加数 公民館職員66名
(3) 講師・助言者
1) 講 師
宮城教育大学助教授 雪江美久
福島県教育庁社会教育課長 渡辺政三
2) 助言者
大沼郡昭和村教育委員会社会教育主事 菅家長市
県社会教育課員・教育事務所社教主事
(4) 研究内容
1) 研究主題
公民館の役割と公民館事業の企画と展開
2) 講 義 ア、公民館事業の企画と展開
イ、本県社会教育の現状と課題
ウ、公民館活動と放送利用
3) 研究協議
ア、社会教育推進上の諸問題
イ、学級・講座運営上の諸問題
ウ、公民館主事の職務
工、公民館訪問にあらわれた運営上の諸問題
オ、地域開発と公民館
4) 演 習
レクリエーションの理論と実際
(5) 効 果
経験年数2年未満の初任者を対象とした研修会であった
が、参加者の大半は1年未満のものであり、公民館活動上
における切実ななやみをとりあげ、公民館の事業発展上の
諸問題、公民館の施設や職員の問題について討議され、研
修を深め、公民館事業推進上大きな効果があったものと思
われる。
公民館長研修会
(1) 目 的
現今社会教育の課題と公民館の役割を明確におさえると
ともに、地域社会の分析・社会的資源の活用等、公民館運
営に必要な専門的知識および能力をつちかう。
(2) 期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和46年6月1日(水)〜2日(木)
2) 会場 福島市飯坂町婦人会館
3) 参加者 公民館長97名
(3) 講師・助言者
1) 講 師
文部省社会教育局主任社会教育官 斎藤伊都夫
福島県教育庁社会教育課長 渡辺政三
2) 助言者
福島県教育庁社会教育課員
(4) 研修内容
1) 講 演
ア、これからの社会教育
イ、本県における社会教育行政上の諸問題
2) 研究協議
変ぼうする社会と公民館の役割
(5) 効 果
第五回目を迎えた本県の公民館長研修会は、文部省社会
教育局主住社会教育官を講師とし「これからの社会教育」
と題し、社会教育審議会の答申「急激な社会構造の変化に