教育年報1972年(S47)-134/285page
(2)期 日
昭和47年9月7日〜8日
(3)会 場
北海道庁・赤レンガ会議室
(4)部会および分科会と研究主題
◎第一部会 教務
○定通併修
○技能連携
◎第二部会 生徒指導
○生徒指導実践報告と問題点
○特別教育活動
◎第三部会 社 会
○政治経済の学習指導
○日本史の学習指導
◎第四部会 理科
○化学Aの学習指導
○生物の学習指導
◎第五部会 放送
○自宅学習における通信高校講座利用の動機づけと効
果について
第8節 へき地教育
本県における、へき地学校数は「第3章第6節へき地対策
(へき地学校の状況、本県のへき地学校の概要)」の項のとお
りであるが、県全体の学校数に対して、小学校は38.3%、
中学校は25.2%をしめている。
また、その分布を地域別にみると、へき地学校全体の50%
が会津方部、25%が県南方部、20%が浜通り方部、5%が県
北方部で会津方部に高度へき地指定が目立つ。
1.複式学級担当教員研修会
(1)趣 旨
本県の複式学級数は347学級、担当教員数357名で、担当
教員のうらで約3分の1が新しく複式学級を担当した者であ
る。これら複式学級担当教員に対し、複式用教科書の活用の
しかた、各教科複式学習指導計画のたてかた、シート式磁気
録音機の活用のしかた、複式学習指導法の改善などを中心に
研修し、複式学習指導の向上をはかる。
(2)期 日
昭和47年8月3日〜5日
(3)会 場
国立磐梯青年の家
(4)講習内容
1) プログラミングの理論とシートの作成
2) 複式学級における効果的な指導法(社会科)
3) 複式学級における国語科学習指導法
4) シート式磁気録音機の活用
5) 本校における複式指導計画例
6) 映画(複式指導)とレクリエーション
(5)指導助言者
義務教育課主任指導主事 鈴木栄
〃 指導主事 久保田文雄
〃 〃 樽井和雄
〃 〃 小池昭
福島市立大波小学校教諭 喜古亮
2.へき地教育研究指定校
(1)趣 旨
本県へき地学校における学力向上を図るため、へき地に
おける小学校および中学校において、へき地教育に関する
重要な課題を研究し、へき地教育の政善とその振興に資す
るため研究学校を指定し、その地域の研修センターの役割
をもち、その研究の成果を各へき地学校に普及活用させる。
(2)指定校と研究主題
1) 田村郡都路村立古道小学校
研究主題
「ひとりひとりの能力を伸ばす指導はどうずればよい
か」
2) 東白形郡鮫川村立青生野小学校
研究主題
「感性をたかめるための効果的指導法はどのようにし
たらよいか」
3) 相馬郡飯館村立飯樋小学校
研究主題
「児童ひとりひとりを生かす学習指導はどうあるべき
か」
3.シート式磁気録音機の購入補助
複式学習指導の効率化を図るために、シート式磁気録音機
の購入費のうち、1組3万円を限度として20組分を補助した。
4.県外短期研修
へき地校に勤務する教員の資質の向上を図るため、全国へ
き地教育研究大会、へき地教育指導者講座、へき地教育先進
地視察等に参加する機会を設け、ややもすると見解が狭く、
消極的になりがちなへき地勤務教職員の視野を広め、士気の
高揚に役立てる。
(1)全国へき地教育研究大会
へき地における小学校及び中学校の学校経営、学習指導
及び生徒指導上の諸問題について研究協議をするとともに、
全国各地におけるへき地教育の状況について理解を深め研
究成果を交換することによって、へき地教育の充実をはか
る。
○期 日 昭和47年9月6日(水)〜8日(金)
○会 場
・北海道(上川支庁管内) 14会場
・部会は1学校・学級経営、2指導計画、3指導
様式で14分科会
・本県からは4名を4分科会に派遣した