教育年報1972年(S47)-176/285page
1) 実施主体 福島県教育委員会
2) 派遣先・人員 派遣先…群馬県・新潟県
人 員…学習活動班9名 計20名
団体活動班11名
3)期 間
研修別/内容 期日 場所 事前研修 8月24日〜25日 耶麻郡猪苗代町・国立磐梯青年の家 現地・事後研修 9月1日〜9日 群馬県(太田市・上州富岡市月夜野町)新潟県(上越市・新潟市・水原町)
4) 参加者の資格
下記要件を備えるもので、市町村教育委員会ならびに
県教育庁教育事務所長から推せんをうけたもの。
ア.県内に居住し、農業・商業・工業等に従事する18才
以上25才未満の未婚の青年男女。
イ.青年会員・青年学級生・青年教室生および青年グルー
プ員にして、将来郷土にあって、研修の成果を積極的
に生かしうると認められるもの。
ウ.地域の信望あつく、研究心の強い青年であること。
エ.健康状態が良好なもので、胸部および伝染性の疾患
のないもの。
オ.過去において、国内研修に参加していないもの。
5)参加の選考
県教育長は、市町村教育委員会ならびに教育事務所長
から推せんされた者の中から選考し、研修生を決定する。
その通知は、県教育長から教育事務所長ならびに市町
村教育委員会教育長を通じて本人に通知する。
6)研修内容
ア 青年国内研修の意義
イ 研修現地の学習
ウ 研修主題の共通理解と各自研究テーマごとの発表と
内容討議
エ 福島県内青年団体活動の況
オ 青年と学習活動
カ 青年団体活動とリーダーの役割
キ 現地視察と研修
(青年の生活実態・青年団体組織と活動状況)
ク 中小企業における従業員教育問題
ケ 農業経営の現代化
コ 社会教育施設関係
サ 学級・教室・グループ等活動状況
シ 研修内容の整理と研究発表
(3)効 果
青年団体・グループ等の組織・運営・活動や青年の学習
活動などで当面する諸問題は各県とも共通しており、そ
の解決のための実践活動事例の交換・討議や調査は、青年
の視野をひろげるとともに今後活発な青年活動をとおして
地域振興に貢献することが期待される。
6.地域振興青年指導者セミナ
(1)趣 旨
勤労青年が現代社会に適応し、地域振興の推進者として
活動するため、地域におけるリーダーとしての基礎的研修
をとおして広い視野と判断力・実践力を身につけた青年指
導者の育成を目的とする。
(2)期日・会場・参加者
1)期 日 昭和47年12月6日〜8日(2泊3日)
2)会 場 国立磐梯青年の家
2)参加者 県内に居住する18才〜25才までの勤労青年男女で
ア 地域青年団体の役員および青年学級・青年
教室・青年グループのリーダー、または今後
リーダーとなるもの。
イ 国内研修終了者
ウ 勤労青少年のつどいに参加したもの
4)講師・助言者
東北大学教育学部 教授 塚本哲人
福島県文化センター館長 平井博
福島県青少年指導員 菊地賢太郎
前郡山市青年赤十字奉仕団長 遠藤和三
福島県教育庁社会教育課長 渡辺政三
福島県教育庁社会教育課員
福島県教育庁教育事務所員
5)研修内容・方法
研修主題一地域振興のために青年の果たす役割は何
か。
ア 講義…地域づくりと青年活動について
とくに青年の権利と義務について
レクリエーション実技指導
イ 報告・事例発表
国内研修生報告
福島県青年海外派遣団員報告
地域類型別青年団体活動事例発表
ウ 分科会テーマ
「地域振興をはかるために青年団体活動をど
う推進したらよいか」
「青年の生活を充実させるために余暇の活用
をどうしたらよいか
エ 分科会は、事例発表の内容を問題提起として話
を深ゆる。
(3)効 果
地域振興のにない手である青年が一堂に会し、宿泊研修
を通して青年としての自覚を深め、友情の輪をひろげ、地
域振興のために青年指導者としての役割を理解させること
ができた。
7.全国青年学級生大会への参加
(1)趣 旨
全国の青年学級生代表が一堂に会し、共同宿泊研修を通
じて学習を深めるとともに友情を培う.今回はとくに磐梯 山
への集団登山を行なって、規律・協同・連帯・奉仕の精
神をみにつける。
(2)主 催
国立磐梯青年の家 全国青年学級振興協議会
福島県教育委員会