教育年報1972年(S47)-191/285page

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 文化施設では、県文化センターの整備、二本松市文化センター、

福島市児童文化センターの完成等充実の方向にあり、

いわき市においては、昭和50年度を完成目標に目下建設の計

画をすすめている。

 以上 本年度の概況について記したが、地域ぐるみの文化

活動の推進、地方文化施設の充実、あるいは文化行政体制の

強化等今後にのこされた課題も少なくない。

 2.第26回県総合美術展覧会

(1)期  日

  昭和47年6月17日〜6月26日まで10日間(毎日開館午前

 9時、入場締切り午後4時30分、閉館5時)

(2)会  場

  福島県文化センター

  福島市春日町 TEL(0245)(34)9191〜9194

(3)運営委員

  青津清喜、安部孫一、菅野忠良、斎藤正夫、佐藤義重、

  佐藤利三郎、高橋良一郎、田代法橋、中沢帰雲、中野蒼穹、

  藤本竹亭、山川忠義、若松光一郎、渡辺到源(50音順)

(4)審査員

  石山富彦、今井珠泉、大山忠作、鎌田正蔵、桑原江南、

  斎藤芳竜、斎藤正夫、佐竹富三、佐藤潤四郎、佐藤静司

  佐野文夫、鈴木新夫、照井久良人、新国孝雄、橋本章、

  平原春湖、増田忍石、水戸童、山川忠義(50音順)

(5)出品数

  別表のとおり、960点の応募があった。これは前年に比

 して147点の増である。

部門\事項 招待 依嘱 無鑑査 公募
一般 青少年
日本画 15 4 1 48 13 81
洋画 53 10 2 212 101 378
彫塑 17 2 1 16 16 52
工芸 14 1 1 43 0 59
20 12 3 340 15 390
119 29 8 659 145 960

(6)受賞者

    依 嘱 作 品

 〈日本画〉

  特別賞・福島県美術家連盟会長賞

  竹の秋 小泉知英 埼玉県

 〈洋画〉

  特別賞・在京福島県美術家協会長賞

  野尻湖と館    丸山妙子  東京都

 〈彫塑〉

  特別賞・(財)福島県文化センター館長賞

  うずくまる女 菅野睦子 東京都

 〈工芸〉

  特別賞・福島市長賞

  朱い壼 渡辺雅旺本郷町

 〈書〉

  特別賞・福島市教育委員会教育長賞

陶淵明詩   長嶺竹洞  会津若松市

  公募作品 (含む無鑑査・青少年)

〈日本画〉

文部大臣奨励賞・角田磐谷賞・県教育委員会賞 伊藤定信 福島市
福島県美術賞・福島民報社長賞 待春 山口耕司 東京都
福島県美術奨励賞・福島テレビ社長賞 月夜 中井恒峰 福島市
蝶地獄 遠藤弘毅 富岡町
佳作・県教育長賞 残照 新庄牛歩人 須賀川市
磐梯残照 桑原啓 磐梯町
雁来紅 富沢歌子 喜多方市
五月の兄弟 小豆畑清種 須賀川市
青少年美術奨励賞・県教育長賞 清音 吉沢順子 会津若松市

〈洋画〉

福島県美術賞・福島民友新聞社長賞 熊倉忠一郎 福島市
福島県美術賞・福島中央テレビ社長賞 鈴木邦夫 いわき市
福島県美術奨励賞・福島民報社長賞 昇華 明石英子 福島市
風景 福田利秋 白河市
福島県美術奨励賞・福島テレビ社長賞 田島祇園 小林弘司 田島町
鳥と 玉川豊四郎 会津若松市
福島県美術奨励賞・
在京福島県美術協会京
福島県美術協会長賞
廃船 北郷喜三郎 いわき市
佳作・県教育長賞 釣とこどもたち 木谷徳也 保原町
鳥歌「騒めきの中から」 田中民二 桑折町
石仏 伊勢忠俊 福島市
花と貝 壁部沢万里子 福島市
雪の摺上川 酒井昌之 梁川町
〃  さあでたまえよ、うす汚れたシャバヘ手前勝手な美の世とやらへ 岡谷米二 福島市
花の季節4 鴫原守 福島市
記憶の夏 明石豊 福島市
佳作・県教育長賞 郊外の木蓮の木 佐藤英子 福島市
仏―A 米畑 福島市
建物 鴨田喜夫 福島市
南の扉 広長威彦 郡山市
歯車とリズム 林七郎 河東村
小堀貞 喜多方市
緑の館より飛翔 青田光雄 相馬市
青少年美術奨励賞・県教育長賞 廃屋 星とみ子 福島市
八百板力 川俣町
雪国に舞い遊ぶカード 蓮沼九美子 喜多方市
久米本俊江 相馬市
花を愛した少女寺島 幸恵 相馬市
海の見える丘 早川裕士 相馬市
無関係な関係 伊佐治強 いわき市

〈彫塑〉


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