教育年報1972年(S47)-196/285page

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 氏は、現職中小学校教育に専念するかたわら後輩の指導

にあたり退職後は、教職員退職者の福利厚生に努力される

一貫して本県教育の振興につくされた功績は顕著である。

  また、明治・大正・昭和の三代にわたって教育界に貢献

 されたばかりでなく、今なお教育関係のよき指導者として

活躍していることは、特筆される。

  〔注〕1.本年度から受賞対象者の範囲が、次のように

      明確になった。

    分 野  芸術部門・科学部門・教育部門・体育

       部門の4部門となり従来のものより拡

         大された。

  〔注〕2.例年11月3日(文化の日)に表彰している優

      良文化団体は、次の団体が受賞した。

    猪苗代青年吹奏楽団

         代表者  鈴木勝広

         結成月日 昭和42年4月1日

         会員数  25名

    表彰理由

 (1)町内の農業後継者をもって組織し音楽活動をとおして

   会員相互の研さんと明るい町づくりをはかりもって地

   域文化の振興に大きな貢献をしている。

 (2)きびしい情勢下にある農業に従事しながら昭和42年に

   設立して以来県吹奏楽コンクールにおいて6回連続入

   賞という輝かしい実績をおさめた努力は高く評価され

   る。

  (3)運営を自主的にすすめ毎週1回の団員の練習は主とし

   て夜間になることが多く涙ぐましい努力をしている。

  (4)町公民館は器楽青年学級として位置づけをして指導と

   育成をはかっている優秀な団体である。

  (5)本年度の行事

   (1)青年学級参加

   (2)町産業文化祭参加

   (3)県吹奏楽コンクール参加

11.文化振興会議

(1)第1回目  昭和47年7月7日

 1)会 場  県庁 会議室

 2)協議題  新設文化課に期待するもの

  ●文化の普及施策はどうあったらよいか。

  ●芸術文化に関する指導暗の養成はどうあったらよいか

 3)報告事項 東北地区文化振興会議について

(2)第2回目   昭和48年1月23日

 1)会場 県文化センター

 2)協議題  芸術文化活動の充実策について

  ●住民参加の文化活動をすすめるにはどうしたらよいか。

  ●地域の芸術文化活動の基盤を整備するにはどうしたらよいか。

  ●行政側が行なう文化事業の中味はどうあったらよいか。

(3)委員名

部門 委員名 部門 委員名
音楽 天野秀延 高野広治 文化財 角田林兵衛 山口孝平
文学 佐藤民宝 一條和一 社会教育 安田初雄 太田緑子
美術 春日部たすく 渡辺到源 文化行政 玄葉与光 辺見正治
演劇 平井博 報道 本多隼男 斎藤英記
舞踊 上野英四郎 県側 知事 教育長 教育次長 生活環境部長

12.日本画研修会

(1)共催 県教育委員会日本画彩心会

(2)期日 昭和47年8月4日〜6日

(3)会場 福島市中央公民館

(4)参加者  一般の方々 48名

(5)講 師

  室井東志生(日展) 飯塚栖圃(日本画院) 安部孫一

  (日展)

(6)内 容

 1)実技と講義

  ア、色彩について

  イ、描き方と留意事項について

  ウ、日本画の見方について

 2)討議 これからの日本画制作活動について 

13.彫塑研修会          

(1)共 催 県教育委員会福島彫堕会

(2)期 日 昭和47年8月4日〜6日

(3)会 場 福島高校 工芸室

(4)参加者 一般の方々 44名

(5)講 師 佐藤義重(日展)菅野忠良(日展)

(6)内 容

 1)実技と講義

  ア、モデルの見かたについて

  イ、頭像、立像制作上の注意点について

  ウ、石こう取りについて       

 2)討議 自主活動の問題点と本県彫塑の振興策について

 14.合唱指揮者講習会

(1)共 催  県教育委員会県合唱連盟

(2)期 日  昭和47年7月29日〜30日

(3)会 場  猪苗代町磐梯ヒュッテ

(4)参加者  教職員 一般  42名

(5)講 師  佐々金治(声楽家)

       シスターリタ・プラス(郡山ザベリオ)

(6)内 容

 1)モデル公演  会津女子高校 会津高校

 2)実技     昭和47年選択曲集より

 3)討議     「これからの合唱活動」について

 15.青少年・芸術文化リーダーのつどい

 青少年の芸術文化活動を促進するため、文化課発足を機に

、演劇・合唱の2部門を新規事業として実施したがいずれも

好評であり、所期の目的を果たすことができた。


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