教育年報1972年(S47)-274/285page

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〔表5〕複写サービス処理件数

                     ( )は46年度

資料 件数 枚数
新聞 315(136) 4,484(2,902)
雑誌 123(51) 1,154(1,033)
参考図書 470(129) 4,131(1,811)
郷土資料 289(190) 7,286(6,929)
一般図書 132(43) 1,745(1,150)
官報 23( 4) 224(16)
特許公報 34(28) 992(248)
その他 5(24) 88(362)
1,391(605) 20,104(14,451)

〔表6〕複写サービス利用者数

職業別 性別 利用者数
勤労者 546 568
22
自営業者 33 34
1
主婦   8 8
学生 316 620
304
無職・その他 140 161
21
  1,391 1,391

〔表7〕特別貸出し状況(昭和47.4〜48.3)

貸出し先 件数 冊数
県庁関係 34 184
その他の官公庁 38 85
図書館・公民館 21 58
会会・事業所 53 110
報道関係 20 36
学校 33 177
一般利用者 18 36
そ の 他    
217 686

第4節 館外奉仕

 奉仕体制の強化をはかるということから、移動図書館の運

行、貸出文庫、読書普及活動、広報、諸行事、図書館協会事

業等については奉仕課が当たることとなった。

 専任制ということになれば、図書の購入、図書館車の台数

や運行、人員等についてもせめてこの程度のことは行ないた

いという願いもあるが、一度にそれらを望むべくもないので、

現状において果たし得る図書館奉仕に専念したが、将来に向

って望ましい最低基準に到達できるよう今後努力を重ねてい

きたい。

 1.移動図書館巡回

 11コースを担当乗務員を決めて、利用先とのじゅうぶんな

連けいを持つことができるようにしたことにより、各地域の

住民が希望する図書の配本をいくらかでもでき、各地域の関

係者、住民と結びつきを保つことができた。

 次に各教育事務所の担当主事との懇談会をもち、各駐車場、

利用状況等の実情について話し合いを行ない、そのテコ入れ

のために同乗しての指導を協力願うことができたことは今後

の運営に反映されることと思われる。

  「あづま号」の巡回と利用状況は別表〔8〕のとおりであ

る。中通り地方を年4回、会津,浜通り両地方を年3回とし

た。これは出動総日数151日が示すように、ほとんど毎週月

〜木を出動日としていることから、最大限の巡回奉仕を行な

っているものであり、1日平均5個所の駐車場、取扱い冊数

616冊の業務は、乗務員にとっては、容易なことではなく、

利用する市町村関係者に貸出事務のある程度の協力はぜひ願

いたいものである。

 2、貸出文庫 

 本館においては奉仕課の入口の一隅に書架を設け、2,500

冊程度ではあるが、利用者が気軽に選書し易くしたことによ

って、昨年の倍2,400冊の利用があった。このことは、サー

ビスの姿勢を整えれば利用されることは明白であることを物

語ることであり、さらに明年度においては内容の新鮮味を出

せるようにして行きたい。

 各分館における利用状況等は、それぞれの館の運用に任せ

てあり、各館のものの一部として利用されていることもあっ

て、数字にはっきり現れていない面もある。特に今年度は

「あづま号」の図書を大幅に刷新したために配本を見送らざ

るを得なかったことは残念であった。

〔別表〔9〕

 3.親子読書普及活動

 読書普及の第一歩として、読書は幼少時に習慣づけること

が必要であることから、本年度は親子読書普及活動を各教育

事務所管内1カ所をモデル地区として、児玉細江氏(在米)

の寄附金により購入した児童図書を中心に1カ所140冊(児

童120冊、一般20冊)を配本し、受け入れ先の関係者、利用

者ともじゅうぶん話し合いを行なって、11月から利用を始め

た、その指定先は

県北 伊達郡国見町藤田  母親グループ

県中 岩瀬郡天栄村湯本  湯本小学校地区婦人学級

県南 東白川郡矢祭町内川 内川小学校地区婦人学級

会津 耶麻郡西会津町野沢 野沢小学校地区婦人学級

南会津 南会津郡南郷村  南郷第二小学校PTA

相双 相馬郡飯舘村臼石  臼石小学校PTA

いわき いわき市平       読書グループ(2つ)

となっているが、これらはいずれも教育事務所担当者と市町

村図書館、公民館関係者が協議して、まず小さな輪のひろが


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