教育年報1974年(S49)-131/303page
県 会津若松市立第四中学校
4)期 日
地区 各地区ごとに実施
県 昭和49年10月8日・9日
(3)昭和49年度道徳教育講習会
1)趣 旨
小学校、中学校における道徳教育の充実、徹底を期す
るため、道徳教育における基本問題及び指導上の諸問題
を解明し、教職員の資質の向上を図る。
2)主 催 文部省、県教育委員会
3)主 題
○ 道徳教育の全体計画の必要性
○ 道徳の年間指導計画の作成
○ 道徳の授業過程と指導方法
○ 資料の選択、収集、整備と活用
○ その他各地区の実情に即した主題
4)会 場 県内16地区ごとに設定
5)期 日 各地区ごとに実施、期間は3日間
6)参加者数 小学校 678名
中学校 322名
(4)道徳教育研究学校(文部省指定)
文部省の道徳教育研究校として、小学校及び中学校それ
ぞれ3校ずつが、昭和48・49年度の指定を受け、2か年間
の研究成果をそれぞれに公開発表した。
学校名及び研究主題は次のとおりである。
管内 学校名 校長名 研究主題 県北 福島市立湯野小学校 佐藤好秋 道徳性を高め、価値の一般化を図る授業の改善 県中 石川町立石川小学校 吉田良一 実践意欲の深化を図る指導過程の研究
〜道徳の時間を通して天しい判断力と実践する態度の育成を目指して〜県南 鮫川村立鮫川中学校 芳賀光夫 道徳的なものの感じ方、考え方を育てるための指導法 会津 喜多方市立第三中学校 原清志 自主性を伸ばし、実践力を高める道徳指導 相双 双葉町立双葉南小学校 三島定信 道徳的心情を深め、実践を図るにはどのようにしたらよいか
〜授業と実践記録の活用を通して〜いわき いわき市立勿来第一中学校 林定美 実践意欲を養う道徳指導
〜道徳の時間の指導を通しての充実を目指す〜
2 生徒 指導
〔義務教育課〕
生徒指導は、学習指導と並ぶ重要な教育機能であることを
理解し、豊かな人間性の育成を目指し、一人一人の児童・生
徒に対し、個性の伸長を図るための具体的な指導措置をとる
よう指導した。
○ 指導体制を確立し、指導者の共通理解を深める。
○ 指導計画を実践しやすい計画に改善する。
○ 生徒理解を一層深める。
○ 教育相談を計画的に実施する。
○ 学業指導を充実する。
○ 進路指導を充実する。
○ 関係機関・協力団体等との連絡を更に密にし、予防指
導を徹底する。
以上の重点事項を促進するため、次の事業を実施し、その
効果を高めるよう努力した。
(1)生徒指導委員の設置
各教育事務所の生徒指導活動を援助し、管内小・中学校
における生徒指導の改善・充実を図るため、生徒指導委員
17名を委嘱した。
管内 地区 勤務校 職名 氏名 県北 信夫 大鳥中 教諭 佐藤巌 伊達 保原中 〃 佐久間達郎 安達 安達中 〃 松浦国男 県中 郡山 安積中 〃 遠藤四郎 岩瀬 鏡石中 〃 横川真喜男 石川 石川中 〃 棚瀬英一 田村 常葉中 〃 秋元哲扶 県南 西白河 五箇小 教頭 野口五郎 東白川 棚倉中 教諭 佐川善雄 会津 北会津 若松一中 〃 金成繁彦 耶麻 西会津中 〃 小林喜代春 両沼 高田一中 〃 斎藤文雄 南会津 大宮中 〃 斎藤康一 相双 相馬 小高中 〃 山田広 双葉 大熊中 教頭 三瓶忠二 いわき 菊田小 教諭 桑名昌徳 平二中 〃 山名敏勝
(2)文部省指定生徒指導研究推進校の研究と実践
文部省指定による生徒指導研究推進校は、それぞれ意欲
的な研究を進め、優れた実績を収めた。
1)いわき市立平第二中学校
○指定昭和48年度から(県指定を兼ねる)
○研究主題 一人一人の能力・適性を伸ばし、自己
実現を目指す生徒指導
2)棚倉町立棚倉中学校
○指 定 昭和49年度から(県指定を兼ねる)
○研究主題 温かい人間関係を育てるための生徒指
導
(3)県指定生徒指導研究学校の研究と実践
生徒指導充実強化のため、次の学校を指定し、研究成果
を他校に拡大することによって、多大の成果をおさめた。
1)いわき市立平第二中学校(文部省指定を兼ねる)
2)棚倉町立棚倉中学校(文部省指定を兼ねる)
(4)生徒指導委員連絡協議会の開催
当面する生徒指導上の諸問題について研究協議を行うと
ともに、生徒指導委員の研修を深め、共通理解に立った県
内の生徒指導を進めるために開催した。
1)期 日 昭和49年10月24日〜25日
2)会 場 あづま荘
3)対 象 生徒指導委員 17名