教育年報1974年(S49)-183/303page
5)参加者の資格
下記の要件を備えるもので、市町村教育委員会教育長
及び県教育庁教育事務所長から推薦を受けた者
ア、県内に居住する18歳〜26歳未満の勤労青年
イ、青年団体・グループ等の指導者
ウ、青年学級・教室生のリーダー
エ、健康状態が良好なもので、胸部及び伝染性の疾患の
ない者
オ、過去において、国内研修に参加していない者
カ、研修終了後、郷土にあって研修の成果を積極的に生
かし得ると認められる者
6) 研修テーマ
ア、地域社会における青年団体の組織・運営とその問題
点
特に活動事例を中心とした情報交歓
イ、青年学級・教室等の学習活動とその問題点
6 地域振興青年指導者セミナー
(1)趣 旨
地域社会で、青少年の育成に当たっている指導者、並びに
今後指導者として活動しようとする者が、指導者として必要
な知識と技術等についての学習を通して指導理念の確立に努
めるとともに、指導者相互の連携を密にして地域振興に寄与
して行くことを目的とする。
(2)実施主体 福島県、福島県教育委員会
(3)期日・会場・参加者
1)期 日 昭和49年12月3日〜5日
2)会 場 国立磐梯青年の家
3)参加者 県内に居住する20歳〜35歳未満の有志指導
者で、下記の180名
ア、社会教育委員、児童委員、年少労働者福祉員、
青少年指導員、青少年相談員、青少年育成県民運動推進
指導員等のアウトリーダー
イ、地域青年団の役員、青年学級・教室及び青少年グル
ープ・サークルのリーダー
ウ、県主催本年度実施の青年国内研修、フレンドシップ
トレーニング、海外派遣等の研修終了者で、将来ア
ウトリーダーとしての活動が期待される者
(4)講師・助言者
宮城教育大学助教授 近藤義忠
日本レクリエーション協会参事 山田征夫
福島県市町村社会教育委員連絡協議会長
今井豊蔵
会津若松市立図書館長 渡部宏
猪苗代町児童委員 佐々木邦
福島県地域振興青年連盟会長 鈴木賢一
同 事務局長 小竹源竹
福島県生活環境部青少年課員
福島県教育庁社会教育課社会教育主事
同 各教育事務所社会教育主事
(5)研修内容・方法
研修主題 「有志指導者が青少年活動に果たす役割は
何か」
1) 講 義 「青少年指導者の心構え」
「青少年問題の所在」
2)講義・実技「レクリエーションと実技の指導」
3)実技 「野外活動」
4)パネル討議「有志指導者が青少年活動に果たす役割
は何か」
登壇者 地域青年会会長、地域子供会指導者、
目的青少年団体指導者、児童委員、
青少年育成県民運動推進指導員、社会教育委員
5)事例発表テーマ
「青少年活動を活発にするため、わが市
(町村)ではこのようにして指導者相互
の連携を図っている」
発表者 表郷村 内藤信光
東和町 氏家哲男
いわき市 佐々木俊夫
6)分散会テーマ
「青少年活動の現況と指導上の問題点」
7 全国青年学級生大会への参加
(1)趣 旨
全国の青年学級生代表が一堂に会し、交歓研修を行うとと
もに連絡提携を図る。
(2)主 催 国立江田島青年の家、広島県教育委員会
(3)期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和49年9月21〜23日
2) 会 場 国立江田島青年の家
3) 参加者 男子3名 女子2名 計5名
(4)研修方法
1) 事前指導 昭和49年8月6〜8日
福島県少年自然の家
「青年と学習」、「レクリエーション」
「研修主題と各自研修テーマの設定」
「情報交換」、「学級生大会の意義」
2) 本大会
ア、記念講演 「日本人の生活と民謡」
講師 広島県文化財専門委員 真下三郎
イ、分散討議 「青年学級で何をどのように学ぶか」
ウ、全体討議
エ、カッター競漕
オ、中国地方の芸能観賞、キャンドルのつどい
8 県研究青年学級の委託
(1)趣 旨
急激な社会構造の変化により、従来勤労青年のための公教
育機関として重要な役割を果たしてきた青年学級が、近年は
その開設・運営さえ困難になってきている現状にかんがみ、
今日的課題として地域の実情と青年の実態に即した適切な青
年教育計画を確立する必要がある。
したがって、これら勤労青年を取り巻く関連行政・機関等
との連携を考えながら、効果的な青年学級の開設・運営等の
方法について、継続的に実践による研究を県が研究青年学級
として委託し、その成果について資料の報告をもとめ、もっ