教育年報1975年(S50)-053/303page
2 不利益処分審査請求事件の概要及び進行状況等
番号 事件名 事件の概要 進行状況等 1 懲戒処分取消請求事件
(白岩正吉)訴訟事件の1と同内容のものであって、審査請求前置主義の建
て前から昭和33年12月28日県人事委員会に対し、不利益処分審査
請求をなしたものである。同一事件が訴訟事件として福島地裁に
係属している関係からその推移にまつこ
ととし、現在審査は行われていない。2 懲戒処分取消請求事件
(白岩正吉)訴訟事件の2と同内容のものであって、審査請求前置主義の建
て前から昭和35年1月26日県人事委員会に対し、不利益処分審査
請求をなしたものである。同上 3 懲戒処分取消請求事件
(松崎孝也)生徒の進路指導につき行き過ぎがあり、その結果憲法の保障す
る職業選択の自由を侵したものとして県立川口高校教諭松崎孝也
に対し懲戒処分を行ったところ、学校における正常な進路指導に
対してなされた不当かつ不利益な懲戒処分であるとしてこの審査
を請求したものである。答弁書提出後期日末定 4 懲戒処分取消請求事件
(5.19事案)昭和47年5月19日、給与の大幅引き上げ等を目的とする日教組
のストライキに際し、上司の許可なく無断で職場を離脱した高校
教職員に対し服務義務違反を理由に懲戒処分に付した。
この懲戒処分を不服として県人事委員会にその取り消しを求め
たものである。期日未定 5 懲戒処分取消請求事件
(4.27事案)昭和48年4月27日の日教組統一行動に際し、上司の許可なく職
場を放棄した公立学校教職員に対して懲戒処分に付したところそ
の取り消しを求めるもの。期日未定 6 懲戒処分取消請求事件
(4.11、4.13事案)昭和49年4月11日、4月13日の日教組統一行動に際し、上司の
許可なく職場を放棄した公立学校教職員に対して懲戒処分に付し
たところその取り消しを求めるもの。期日未定
第12節 公益法人の設立及び
監督の状況について
昭和51年3月31日現在、県教育委員会の所管に属する民法
第34条の公益法人の数は、55件である(別表参照)。
今年度新たに設立した法人は9件であり、その内訳は、奨学
金の貸与等育英事業を目的とするもの4件、社会教育事業を
目的とするもの3件、その他2件である。
法人は、事業計画書や収支予算、決算書の提出を義務づけ
られているが、今年度末提出の法人は14件あった。また活動
の全くない休眠法人は2件である。
今年度特筆すべきことは、「福島県教育委員会の所管に
属する公益法人の設立及び監督に関する規則」が制定、公布
されたことである。
別表 県教育委員会所管民法第34条公益法人一覧 51.3.31現在
種類 法人名 代表者名
(役員数)所在地 基本財産 事業 設立年月日 1 財団 会津育英会 二瓶泰
(12)会津若松市東栄町3-46
会津若松市役所内千円 1,559 育英事業 明34.3.13 2 〃 会津弔霊義会 和田普
(15)〃会津若松市役所内 2,813 飯盛山等噴墓建造祭典 大6.3.29 3 〃 見弥山義会 役員死亡 耶麻郡猪苗代町見弥山3
土津神社内休眠 〃9.2.5 4 〃 磐城育英会 〃 いわき市平字高月7
県立磐城高校内〃 〃14.10.16 5 〃 信夫文知摺保勝会 佐藤達也
(16)福島市五老内町3-1
福島市役所内(設立時)
現金4,114円
土地21000m2文知摺観音堂維持保存 昭6.3.10 6 〃 新町組 井上国松
(3)東白川郡棚倉町大字棚倉字新町77 (設立時)12 地域社会教育事業 〃12.2.8 7 〃 松江一奨学会 佐々木実
(7)会津若松市徒之町1-37
県立会津工業高校内100 育英事業 〃17.3.31 8 〃 石島一徳社 馬目長雄
(8)いわき市平字白銀町10 23,054 石島公民館運営 〃29.11.24