教育年報1975年(S50)-115/303page
派遣制度等のより強力な推進が必要である。
(2) 都市・平地との人事交流を推進すること。
高度へき地に勤務する教職員の転出についての優先人事
及びへき地勤務未経験者についての計画的なへき地転入等
を進めてきたが、今後更に計画的広域交流を強力に推進す
る必要がある。
(3) 施設・設備の充実と学習指導法の改善を図ること。
教育機器の導入、施設・設備、教材器具等の充実により
学習指導法を改善し、学習の能率化や個別化を促進し、教
育水準の向上を図る必要がある。
(4) 福島県へき地教育振興会との協力をいっそう強化するこ
と。
本県のへき地教育振興会は、昭和25年県民の友愛精神か
ら発足し、以来20余年間の長きにわたり、へき地教育振興
のために多大の貢献をしてきた団体であり、今後は、更に
密接な連絡提携のもとに協力体制を強化し、へき地教育の
振興を図る必要がある。