教育年報1975年(S50)-190/303page
地域において実践活動を展開している者。
(5) 内容、時間
1) 基本研修………30時間
○ 国際婦人年をめぐる婦人の課題と役割に関すること。
○ 変ぼうする社会と婦人教育問題に関すること。
○ 婦人教育の内容、形態、方法に関すること。
○ ボランティア活動の意義と役割、実践に関すること。
○ リーダーの資質、技術の向上に関すること。
○ 体育、レクリエーションに関すること。
2) 専門研修………20時間
Aコース……婦人学級リーダー育成コース
Bコース……婦人団体リーダー育成コース
Cコース……地域ボランティアリーダー育成コース
Dコース……中堅リーダー育成コース
Eコース……国際理解コース
(6) 研修方法
ア 講 義
○ 国際社会に生きる婦人のボランティア活動
○ 国際婦人年をめぐる婦人の役割とユネスコ活動
○ ふるさとづくりによせる婦人団体の役割
○ 地域におけるリーダーの役割
○ 婦人のライフサイクルとボランティア活動
○ 婦人の学習組織とボランティア活動
○ 子供の健全育成と婦人のボランティア活動
○ 親子の断絶とつながり
イ 研究協議(コース別)
○ 婦人学級におけるボランティア学習
○ 婦人団体におけるボランティア活動の実践
○ 地域づくりと婦人のボランティア活動
○ 国際理解と婦人のボランティア活動
○ リーダーの資質を高めよう。
○ 私の考える婦人教育
○ 地域におけるボランティア活動展開の現状と問題点
ウ 全体協議
(協議題)
○ 国際社会に生きる婦人の視野を広めよう
○ 子供の生活環境と地域づくりの視点について
エ 実技研修
室内ゲームとレクリエーションの実際
オ コース別研修
カ レクリエーション、交歓会
キ ホームワーク
(ア) 必須課題 (その1)
○ 婦人ボランティア活動を進めるために、婦人学級
(団体)における学習計画(実践活動)の中にこれ
をどう盛りこんだらよいか。(どう盛りこみ、ボラ
ンティア精神を高めたか。)
○ 婦人ボランティア活動に関する学習要求調査を進め
る。 地域婦人との面接による
(イ) 自由課題(その2)地域グループ研修テーマ
○ いきいきした地域の婦人教育活動を盛り上げるた
めに、地域別にグループをつくり、研究テーマを
たて、具体的な調査、研究、実践を進める。
ク 地域別研修 (管内ブロックごと)
10 婦人教育調査
(1) 趣 旨
ボランティア活動の促進を図るため、さきに実施した「婦
人ボランティア活動に関する生活意識調査」並びに「婦人ボ
ランティア活動に関する学習要求調査」の集計結果に基づ
いて実施した学習活動について、とくに、地域における実
践事例を中心として指導資料を作成し、婦人教育の振興を
図る。
(2) 調査の主題
「婦人ボランティア活動に関する実践状況の調査」
(3) 調査の対象
県内に在住する20歳〜60歳の婦人 1,500名
(4) 調査期間 10月〜1月
(5) 調査に当たった者
○ 調査指導員……各教育事務所の婦人教育担当者がこれに
当たり、管内における調査実施全般につ
いて指導、助言する。
○ 調査研究委員…県内婦人教育指導者の代表 (10名)をも
って構成し、調査結果について研究分析
し、資料の編集に当たる。
○ 調査員…………福島県婦人教育指導員 (16名)
○ 調査協力員……調査対象地区公民館職員並びに県内婦人
有志指導者
(6)調査の方法
1) 地域類型対象を ○農村 ○商店街 ○住宅街 ○都市
近効地域 (新興住宅団地を含む)とする。
2) 調査員並びに協力員等を中心とする面接調査による。
3) 調査の手順……調査協力員→調査員→調査研究委
員→調査指導員を経て結果を考察す
る。
(7) 調査内容
「地域におけるボランティア活動に関する実践」状況の
調査
学習の発表として地域に根ざした活動を継続している実
躍事例
一婦人学級、婦人団体、グループ一
(8) 調査結果
1) 調査研究委員会をもうけ、調査結果を分析して、県内
における婦人ボランティア活動促進のための資料とする。
2) 調査結果を集録して関係者に配布し、婦人教育振興の
ための資料として活用する。
(9) 備 考
調査結果については婦人教育資料「婦人ボランティア活
動の実践一活動編一を参考のこと。
11 県研究婦人学級
(1) 趣 旨
婦人教育の学習機会の拡大と、学習内容の充実を期する
ため、昨年に引きつづいて、婦人教育活動の各分野にわた
り、自発的な促進援助をするための中心的な役割を果たす
婦人ボランティアの養成のため、ボランティア活動に関す