教育年報1975年(S50)-243/303page
第5節 学校保健
1 福島県学校保健・安全研究大会
(1) 趣 旨
明るく、たくましく、現代を生きる健康人をめざし、健康
で安全な生活を自主的に実践する児童・生徒の育成を期する
ため、学校保健・安全に関する当面の諸問題について研究協
議を行い、その強化を図る。
(2) 標 題
心身の健康づくりを積極的に実践できる子供の育成。
(3) 期 日
昭和50年10月1日(水)2日(木)
(4) 会 場
白河市 白河第二中学校
(5) 参 加 者 450名
(6) 概 要
県内から多数の学校保健関係者及び被表彰者の参加を得て
白河市の白河第二中学校で開催した。
第1日は、開会式に続いて学校保健・学校安全の優良学校
また学校保健功労者等に表彰状及び感謝状を贈呈した。次い
で学校保健では白河第二中学校養護教諭、学校安全では白河
第四小学校教諭の研究発表があった。
午後は5分科会それぞれのテーマで熱心に研究協議を行っ
た。
第2日は、前日の各分科会報告の後、三春病院長大川知之
先生が「現代病と健康生活」というテーマで講演され、長く
生きたい人は怒らないこと、働く(運動)こと、大食を慎む
こと、きれいな空気を吸うこと等、健康生活に役に立つ話を
お聞きし、2日間の日程を盛会に終了した。
2 学校保健・安全関係各種講習会
(1) 学校保健・安全講習会
小学校・中学校の教頭、保健主事に対し教科、特別活動(特
に保健委員会活動)の指導、及び現在の学校保健・安全の諸
問題(特に事故防止)について研修を行い、事故の防止対策
と指導の強化に努めた。
1) 期日・会場
昭和50年5月13日 福島市児童文化センター
〃 5月14日 白河市合同庁舎
〃 5月15日 いわき市 市庁舎
2) 講 師
県教育庁保健体育課保健係長 久間木秀雄
〃 指導主事 伊藤二郎
県北教育事務所 〃 岡田貞夫
県南 〃 〃 佐藤雄喜
いわき 〃 〃 相良秀吉
3) 内 容
ア、 学校経営と保健管理について
イ、 学校保健委員会活動の活発化を図るには
ウ、 学校安全指導計画と安全点検の充実を図るには
4) 参加者 431名
(2) 養護教諭講習会
養護教諭の職務の重要性にかんがみ、新任者に対して実務
に必要な内容の研修を行い資質の向上に努めた。
1) 期日・会場
昭和50年4月8日〜11日 教育センター
2) 講 師
県教育庁保健体育課保健係長 久間木秀雄
〃 〃 指導主事 伊藤二郎
〃 〃 兼任主事 折橋三恵子
〃 〃 医 長 佐治紘柄
〃 義務教育課管理主事 永沢電四郎
日赤福島県支部 事業課長 清野美雄
学校安全会県支部 事務部長 加藤潤
福島第一小学校 養護教諭 上枝治代
〃第二小学校 〃 西坂昌子
岳陽中学校 〃 大橋京子
3) 内 容
ア、 学校保健と養護教諭の役割
イ、 養護教諭の服務について
ウ、 学校における保健安全教育
エ、 学校安全会災害給付事務について
オ、 学校における救急処置(内科、外科)
カ、 養護教諭の執務について
キ、 健康診断の実際と事後措置について
ク、 学校における事故発生時の措置について
ケ、 学校環境衛生について
4) 参加者 60名
(3) 学校保健・安全資質向上講習会
小学校・中学校の教員に対し、学習指導要領の教科及び学
級指導(保健指導・安全指導)の内容等について研修を行い
指導力の向上に努めた。
1) 期日・会場
昭和50年6月23日 原町市 合同庁舎
6月24日 郡山市 桜小学校
6月25日 若松市 日新小学校
11月20日 田島町 合同庁舎
2) 講 師
県教育庁保健体育課 指導主事 伊藤二郎
県中教育事務所 〃 薄葉林司
会津 〃 〃 宗像精
相双 〃 〃 本多四郎
南会津 〃 〃 野中儀一
3) 内 容
ア、 学校保健法施行令等の改正について
イ、 学習指導要領と保健・安全指導の進め方
ウ、 保健・安全指導計画と効果的指導の進め方
4) 参加者 426名
(4) 高校バイク実技講習会
人命の尊重、遵法の精神を基盤として、各高校ごとに車の
安全点検のしかた、安全運転の実技の訓練を行い、バイクの
事故防止に努めた。
1) 期日・会場
昭和50年7月5日〜8月31日 各高校計43校