教育年報1975年(S50)-271/303page
○ 普通児と同じ扱いをする。
○ 専門施設に入所させる。
○ 心身障害児の原因を知る。
5) 子供を指導する際、ともすると、表面的な行動に目を
奪われて、偏見を持つことが多いように思われるが、心
の内面をとらえて指導する態度の方が、子供にとっては
望ましいことであろう。
第3節 教職員研修
教育センターは、新しい時代の要請にこたえるため、県内
小・中・高等学校職員の現職研修の場として設立された唯一
の研修機関である。したがって、本県教職員の資質の向上を
図るため、下記の講座を開設し、講義・協議・演習・実習・
観察・実験等を通して専門的内容を深めるとともに、全員宿
泊によって人間的研修をも積み 学校及び地域における教育
活動を一層推進させるべく努力してきた。
学校別講座数や受講者数は次の通りである。
講座数 受講者数 小学校 15 1,043名 中学校 16 709 高等学校 13 370 計 44 2,122
11月下旬から12月上旬にわたって行われた、国労・動労ス
トのため中止となった講座があり、講座数及び受講人員が予定より若干減少した。
1 学校経営講座
(1) 学校経営(A)講座
1) 期日・人員等
ア、 6月10日〜6月13日 10月6日〜10月9日
1月27日〜1月30日 年間3回の断続研修
イ、 小・中・高校の教頭 30名
2) 主な容内
○ 学校経営の意義、機能、計画、組織
○ 教授組織
○ 学校評価
○ 教育研究法と主題研究
○ 文化、経済等の一般教養
(2) 学校経営(B)講座
1) 期日・人員等
ア、 5月27日〜5月30日 10月28日〜10月31日
2月3日〜2月6日 年間3回の断続研修
イ、 小・中学校の中堅教員等 27名
2) 主な内容
○ 学校経営の意義、機能、法規、組織、計画
○ 学年・学級経営と教科経営組織
○ 研修組織と運営
○ 学習指導とその理論
○ 現代教育の諸問題
○ 教育調査研究法と主題研究
2 教育研究法講座
1) 期日・人員等
ア、 6月16日〜6月20日 9月9日〜9月13日
11月18日〜11月22日 2月16日〜2月20日
年間4回の断続研修
イ、 小・中学校教科指導の中堅教員 32名
2) 主な内容
○ 学習指導法 (指導案のたて方の理論と教材研究の進
め方)
○ 授業研究法 (授業分析の基礎理論と授業研究)
○ 教育研究法、主題研究
○ 児童心理、学習心理、思考心理
○ 学習理論と評価
○ 授業改造のための教育工学
3 教育工学講座
(1) 小学校教育工学講座
1) 期日・人員等
ア、 第1班 5月27日〜5月31日
第2班 6月24日〜6月28日
第3班 9月16日〜9月20日
イ、 小学校教員 91名
2) 主な内容
○ 教育方法の改善と教育工学
○ 授業のシステム化と学習プログラム
○ 教育機器活用上の諸問題
○ 反応分析装置の特性と活用法
○ VTRの機能と活用法
○ ソフトウェア (TP教材、ビデオ教材、シート教材
等)製作研究
(2) 中学校教育工学講座
1) 期日・人員等
ア、 第1班 12月2日〜12月6日……(中止)
第2班 1月27日〜1月31日
イ、 中学校教員 30名
2) 主な内容
○ 教育方法の改善と教育工学
○ 授業のシステム化と学習プログラム
○ 教育機器活用上の諸問題
○ 反応分析装置の機能と活用法
○ VTRの機能と活用法
○ ソフトウェア (TP教材、ビデオ教材等)製作研究
(3) 高等学校教育工学講座
1) 期日・人員等
ア、 10月28日〜10月31日
イ、 高等学校教員 25名
2) 主な内容
○ 教育方法の改善と教育工学
○ 授業のシステム化と教授プログラム
○ 教育機器活用上の諸問題
○ OHPの活用法とTPの作り方