教育年報1976年(S51)-177/309page
団体活動の充実、育成組織の拡充に努めてきた。
また、少年団体活動普及事業の2年次とし、初年度の団体
活動加入促進パンフレッド(「ぼくたちわたしたちのなかま)」
の継続に続いて、団体活動普及指導資料「子供たちの未来の
ために 」を配布し、各種の少年団体活動への参加を奨励す
るとともに、それら各団体の組織の強化を図ることに努めた。
学校、家庭更に関連行政との連携のもとに、少年の望まし
い成長発達を疎外する諸要因を除去しながら、少年が自発的、
主体的に多様な諸活動を展開できる条件の整備に努めたい。
青年教育においては、青年が、その個性、能力に応じた体
育的、文化的、生産的な自主的学習活動を積極的に展開する
とともに、集団活動を通じて主体的な態度や行動を体得し、
社会性の発達を図る必要がある。そのため青年の学習活動の
場を拡充整備するとともに集団活動の育成助長に努めてきた。
青年学級・教室等については、市町村における学級開設の
促進と勤労青年の多様な学習欲求に即した学習内容とするた
めに、県青年教育研究協議会を設置し、調査研究を進めてき
た。また、青年学級の適正な運営に資するため、県内4学級
に研究青年学級を委託し、その成果の波及に努めた。
青年団体の育成については、地域社会と密着した組織活動
を促進させるため、青年団体指導者研修を実施し、指導者の
資質の向上に努めた。
今後は、勤労青年の多様にして高度な学習欲求に対応した
教育の機会と場の拡充整備を図るとともに、学習内容と方法
の研究を進め、勤労青年の実態に即した適切な教育内容の提
供に努める。
2 少年教育研究協議会
(1) 趣 旨
各少年団体の育成関係者並びに少年教育関係指導者の参
集を得て、少年の学校外生活をとおして望ましい成長を図
るための諸問題について研究協議を行い、各少年団体の育
成・指導の充実化、少年教育関係機関の強力な連携化な
ど社会教育における少年教育の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加者数
管内 期日 会場 参加者数 県北 昭和51年5月26日 川俣町公民館 114名 県中 昭和51年6月23日 玉川村公民館 90 県南 昭和51年6月3日 棚倉町中央公民館 129 会津 昭和51年6月10日 塩川町公民館 101 南会津 昭和51年6月18日 只見町総合開発センター 152 相双 昭和51年5月25日 双葉町公民館 159 いわき 昭和51年5月12日 いわき市文化センター 202
(3) 講師・助言者
1) 講 師
県中会場 県少年自然の家所長 吾妻二郎
県南会場会津若松市電算センター所長 渡部宏
会津会場郡山市立小原田中学校長 佐久間守勝
南会会場会津児童園長 長谷川四郎
相双会場 県海浜青年の家指導課長 新田宣雄
いわき会場 県子ども会連合会長 太田守
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員、各教育事務所員、
開催地市町村教育委員会事務局職員
(4) 参加対象
1) 各少年団体育成・指導者、PTA関係者、
児童福祉関係者、青少年育成県民運動関係者
2) 各青年団体リーダー、青年会議所会員、
県青年海外派遣友の会会員、青少年教育実技指導研修会修了者
3) 市町村教育委員会関係者及び公民館等青少年教育関係
施設職員
(5) 内 容
1) 主 題
「望ましい地域子供会活動をめざして」
〜一人一人の子供の能力や興味にこたえるための
子供会活動をすすめるために〜
2) 講 演
「現代の子供の特質と育成」
「現代の子供と集団活動の意義」
「子供会活動の望ましいあり方」
3 )研 究 協 議
小年団体の活動及び育成会のあり方、少年教育行政の
あり方等について、事例発表・分科会形式により実施
3 少年団体指導者研修会
〈年少指導者研修〉
(1) 趣 旨
各種少年団体の年少指導者(ジュニアリーダー)の参加
を得て、その資質向上をはかり指導者の養成確保に資する。
(2) 期日・会場・参加者数
管内 期日 会場 参加者数 県北 昭和51年8月6日〜8月8日 県少年自然の家 40名 県中 昭和51年7月22日〜7月24日 県少年自然の家 40 県南 昭和51年8月9日〜8月11日 塙町川上生活改善センター 40 会津 昭和51年7月27日〜7月29日 柳津町西山中学校 40 南会津 昭和51年8月2日〜8月4日 南会津野外活動センター 40 相双 昭和51年7月27日〜7月29日 県海浜青年の家 40 いわき 昭和51年7月25日〜7月27日 いわき市水石山少年の家 40
(3) 対 象
原則として中学校1年生から高等学校1年生までの団体
のリーダー
(4) 内 容 (基準)
1) 理論( 講議・討議)
「私の少年時代」 「私たちのまち」
「子供会とは」 「リーダーのつとめ」
2) 方 法 (実習)
「プログラムのたて方」
「話しあいのすすめ方」
「広報紙のつくり方」