教育年報1976年(S51)-186/309page
基づいて拡充を図った。
(1) 家庭教育学級
○ 関係者の理解を深め、開設の増加を図る。
○ 特に、子供の発達段階に応じた学級開設の促進を図る。
○ 家庭教育の振興のため、市町村独自の研修会等の開催を
促進し、家庭教育の重要性の認識を図るとともに、学級
の運営改善等を図る。
○ 家庭教育資料を提供し、その効果的な活用を図る。
(2) 乳幼児学級
○ 関係者の理解を深め、開設の増加を図る。
○ 学級実施中の乳幼児の保育の設備や方法について改善く
ふうを図る。
(3) 家庭教育(幼児期)相談事業
○ 事業の趣旨について対象者のみならず、広く県内全般に
周知するようあらゆる機会を活用する。
○ テレビ放送「ちいさな世界」については、特に、対象者
はもちろん、一般に周知徹底を図るとともに、放送内容
の充実を図る。
○ 各種学級における放送利用並びに、ハガキ通信文の利用
の促進を図る。
○ 本事業対象者による「はがき通信」「ちいさな世界」の輪
読・視聴グループの育成を図る。
2 家庭教育研究集会
(1) 目 的
家庭教育学級・乳幼児学級の開設と運営、学習内容の編
成、学習方法について研究協議することにより、家庭教育
の振興を図る。
(2) 主 催
福島県教育委員会、郡山市教育委員会
(3) 期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和51年6月8日
2) 会 場 郡山市郡山市立中央公民館
3) 参加者 350名
(4) 参加対象
○ 市町村教育委員会、公民館等の家庭教育担当者
○ 小・中学校、幼稚園、保育所等の家庭教育関係者
○ 家庭教育学級・乳幼児学級運営委員及び学級生代表等
(5) 講 師
郡山女子大学短期大学部助教援 小森澄憲
(6) 助 言 者
県教育庁社会教育課員
〃 県中教育事務所社会教育主事
郡山市教育委員会事務局職員
(7) 研究内容及び方法
1) 研究主題
家庭教育学級・乳幼児学級を拡充するため、その開設
運営、学習内容、学習方法をどのように改善したらよい
か。
2) 講 義
乳幼児期における家庭教育上の諸問題
3) 分科会協議
第1分科会協議題
家庭教育学級の企画運営(学習内容編成を含む)はど
うすればよいか。
第2分科会協議題
家庭教育学級の効果的な学習方法はどのようにしたら
よいか。
第3分科会協議題
乳幼児学級の企画運営(学習内容も含む)はどうすれ
ばよいか。
第4分科会協議題
乳幼児学級の効果的な学習方法はどのようにしたらよ
いか。
第5分科会協議題
家庭教育を振興するための行政施策はどのようにした
らよいか。
3 家庭教育(幼児期)相談事業
(1) 趣 旨
幼児教育が人間形成のうえで極めて重要であることから、
特に3歳児を第1子に持つ親を対象に家庭教育上の具体的
問題を取り上げ、これを解決するために専門家等の協力を
得て必要な情報を提供し、また個別的な相談を行い、家庭
教育学級並びに乳幼児学級の充実と相まって、本県の家庭
教育の振興を図ろうとするものである。
(2) 実施主体
福島県教育委員会
(3) 協力機関
市町村教育委員会
(4) 実施期間
昭和51年5月〜昭和52年3月
(5) 対 象
県内の3歳児を第1子に持つ親 14,000名
(6) 事業の内容
○ はがき・チラシによる相談指導(年間9回)
○ 巡回による相談指導(県内27会場)
○ テレビ放送利用による相談指導(年間29回、9月〜3月
毎週日曜日午前9時30分〜45分、カラー15分間、
再放送毎週月曜日午前10時00分〜15分)
(7) 家庭教育(幼児期)相談事業各種委員会
ア 企画運営委員会
○ 本事業の企画運営を適切に推進するため、企画運営委
員会を設置する。
○ 企画運営委員会は、年間4回会議を開催し、本事業全
般の企画運営並びに、はがき通信、巡回相談に関する
方針や要項、テレビ放送による相談指導に関する方針
や要項を策定する。
イ 企画運営委員
氏名 役職名 堀口知明 福島大学教育学部教授 工藤正悟 〃 庄司他人男 福島大学教育学部助教授 菊池章夫 〃 大原徳明 福島県立医科大学教授