教育年報1976年(S51)-218/309page
行し、「パン」の下に「米飯」を加え米飯給食の採用措置を
行った。本県も対応策として51年3月10日付にて「学校給食
への米飯導入方策」を示した。これにより米飯給食実施は暫
定措置による弁当持参を含めると小学校167校(完全給食に
対する比率約28%)39,126人(約23%)、中学校は48校(約
26%)14,210人(約21%)となった。
食事内容の変化により児童生徒から米飯給食は大変好評で
あるとの意見が多く、今後米飯導入は大幅に増加するものと
考えられる。
5 体育施設の整備
明治100年記念事業として計画した県総合運動公園建設事
業は、前年度基本設計の完成に引き続いて、幹線道路の設計、
農業用水路付け替え設計、テニスコート測量・設計が完成し、
幹線道路建設工事はおおよそ43%の完成をみた。
県営荻野漕艇場については、昭和53年度全国高等学校総合
体育大会開催会場となるため、旧艇庫の補修及び管理事務室、
会議室を備えた艇庫(651m2)を新築した。
県営南会津野外活動センターはグラウンド拡張工事が行わ
れ、7,500m2の運動場が完成した。
市町村の施設としては、運動場2ヵ所、体育館3ヵ所、学校
体育施設開放施設として1ヵ所が新設されるとともに、市町
村立小・中学校における水泳プールも23ヵ所が新設された。
6 学校保健の振興
学校保健教育・管理を充実するために、校長、教頭、
保健主事、養護教諭、一般教員を対象として、保健講習会(県内
全域)、養護教諭講習会(教育センター)を開催し、資質の
向上に努めた。
また、教職員、児童・生徒の健康管理に努めるとともに学校
保健委員会の設置促進と活動の活発化を図った。
なお、第23回福島県保健・安全研究大会を双葉郡富岡町に
おいて開催し、当面する学校保健の諸問題について研究協議
し多大の成果をあげた。
7 学校安全の徹底
学校安全研究校による研究発表会、校内安全点検活動の活
発化等、安全教育の充実を図るとともに、交通安全指導者講
習会(県内3ヵ所)、高校バイク実技講習会(42校)を開催
し、安全教育の徹底に努めた。
また、交通安全指導教具(県費補助%)の整備に努め、事
故防止の強化を図った。
第2節 学 校 体 育
1 学校体育関係各種講習会
(1) 小・中学校水泳実技・管理指導者講習会
1) 目 的
各教育事務所管内教員の水泳指導力を高めるとともに
安全管理の徹底を図る。
2) 期日・会場・参加者・講師
教育事務所
/項目期日 会 場 参 加 者 講師 小学校 中学校 計 県北 6月2日・3日 福島市民センター温水プール 94 26 120 7 県南 7月22日・23日 須賀川市立第一小学校プール 78 29 107 3 県中 6月30日・7月1日 棚倉町立棚倉小学校プール 40 12 52 5 会津 6月22日・23日 喜多方市民プール・喜多方第二小学校プール 61 23 84 5 南会津 7月7日・8日 伊南村「村民プール」 21 13 34 4 いわき 6月22日・23日 呉羽化学工業KK室内温水プール 53 12 65 8 相双 7月1日・2日 浪江町立浪江小学校プール 47 17 64 5 合計 394 132 526 37
講 師 名
ア 県北教育事務所
県教育庁県北教育事務所 指導主事 土田隆
福島市教育委員会 〃 下山政一
〃 〃 岡田貞夫
福島市立鎌田小学校 教諭 先崎昭
〃 飯坂小学校 〃 小泉幸雄
〃 信陵中学校 〃 斎藤弘
桑折町立伊達崎小学校 〃 佐藤忠晴
イ 県中教育事務所
県教育庁県中教育事務所 指導主事 添田初美
郡山市立喜久田小学校 教諭 西間木嘉瑞
〃 橘小学校 〃 斎藤紀夫
〃 行健小学校 〃 佐藤光男
〃 大成小学校 〃 穂積英雄
ウ 県南教育事務所
県教育庁県南教育事務所 指導主事 坂本迪郎
棚倉町立近津小学校 教諭 八木二郎
矢祭町立石井小学校 〃 古市貫一郎
エ 会津教育事務所