教育年報1977年(S52)-048/357page
開 催 日 会 議 区 分 お も な 議 事 内 容 審議会 専門調査員会 52.8.31 第1回 1 役員選出 会長に 油井賢太郎氏
副会長に 太田緑子氏
を選任2 福島県高等学校の現状について 3 「高等学校進学率向上の推進について」の諮問の件 4 専門調査員会の設置について 5 今後の予定について 52.9.26 第 1 回 1 専門調査員会設置の経緯と目的について 2 高等学校進学率の現状と問題点の分析 3 研究調査の方法と内容について 4 今後の予定について 52.10.24 第 2 回 1 調査結果の分析と検討 2 審議資料の作成計画について 3 審議会提出報告書について 52.11.16 第2回 1 専門調査員会の調査研究経過報告(専門調査員代表2名出席) 2 検討すべき点1「志願率が高く、収容率の低い地域に対する施策」について 52.12.19 第 3 回 1 第1次(中間)答申案の作成について 53.1.23 第3回 1 第1次答申案についての審議(専門調査員代表2名出席) 2 第1次の答申について 53.1.30 (会長) 「高等学校進学率向上の推進について」第1次答申 (4)答 申
昭和53年1月30日
福島県教育委員会殿
福島県後期中等教育審議会
会長 油井賢太郎
高等学校進学率向上の推進について
(第1次答申)
本審議会は、標記について昭和52年8月31日付福島
県教育委員会の諮問を受け、そのうち検討すべき点の
1. 「志願率が高く収容率の低い地域に対する施策」
に関し、専門調査員会を設け慎重に審議した結果、
別紙のとおりの結論を得たので第1次答申をいたしま
す。
なお検討すべき点の2. 「志願率も進学率もともに
低い地域に対する施策」については、今後継続して審
議することにしたので申し添えます。
(別 紙)
高等学校進学率向上の推進について
(第1次答申)
前 文
最近における高等学校進学率は、県によっては停滞の
兆候もみられるが、今後しばらくは全国的に上昇のすう
勢にあり、今や高等学校は義務教育に引き続く国民的教
育機関と考えられるに至っている。
本県においても進学率向上の社会的要請は今後も高ま
るであろうし、きたるべき社会においては県民の高い知
性の育成が県勢発展の条件として要請されるであろう。
これらの要請に応えるためには、高等学校教育の機会
をさらに開く必要があると考える。すなわち県内の地域
間にみられる進学の機会の不均衡を是正し、教育の機会
均等の理念の実現に積極的に努めなければならない。
本審議会は、諮問された「高等学校進学率向上の推進
について」の検討を行い、今回は検討すべき点の「志
願率が高く収容率が低い地域に対する施策」に関し、専
門調査員会の調査に基づき慎重に審議したところである。