教育年報1977年(S52)-200/357page
6 青年国内研修
(1)趣 旨
勤労青年の代表を県外に派遣し、教育・文化・産業等に
ついて、その情況を調査研究するとともに、現地青年との
交歓をとおして交流を図り、広い視野に立って郷土振興の
ための地域活動を推進できる青年の養成を図る。
(2)実施要領
1)実施主体 福島県教育委員会
2)協 力 富山県教育委員会
3)派遣先・人員 国立能登青年の家・氷見市・富山市・
立山町
青年団体活動班 7名
青年学級・教室活動班 5名
4)研修期日・内容
事 前 研 修 現 地 研 修 期間 7月28日〜30日 9月2日〜8日 場所 福島県海浜青年の家 富山県・石川県 研修内容 〇福島県のあらまし 〇青年教育の現状に関する調査研究 〇福島県の青少年教育と青年活動 〇研究主題に基づく各自の調査研究 〇研修地に関する事前研究 〇現地青年との情報交換 〇各自の研究テーマの予備研究 〇社会教育施設の見学 〇班編成と役割分担 〇産業・文化活動の状況調査 5)参加資格
下記の要件を備えるもので、市町村教育委員会教育長
並びに県教育庁教育事務所長から推薦をうけたもの。
ア 県内に居住する18歳〜25歳未満の勤労青年(未婚)
であること。
イ 青年団体・グループ員・青年学級・青年教室生で将
来郷土にあって、研修の成果を積極的に生かし得ると
認められるもの。
ウ 地域の信望あつく、研究心の強い青年であること。
エ 健康状態が良好なもので、胸部および伝染性の疾患
のないもの。
オ 過去において、国内研修に参加していないもの。
6) 研究主題
ア 青年団体の組織・運営・事業のあり方について。
イ 青年学級・教室等の活動状況と問題点について。
7 県研究青年学級の委託
(1)趣 旨
近年の急激な社会構造の変化の中にあって、青年教育の
中心的役割を果たしている青年学級にも、多くの問題が生
じている。それらの諸問題に対処するため、地域の実情・
青年の動態に即した望ましい青年学級のあり方に関する実
践的な研究を委託し、その成果について資料の報告を求め
本県青年教育の振興に資する。
(2)研究委託青年学級名
管 内 教育委員会名 青年学級名 県 中 須賀川市教育委員会 須賀川市勤労青年学校 南会津 南郷村教育委員会 南郷村青年教室 相 双 浪江町教育委員会 浪江町中央青年学級 (3)研究課題
次に掲げる研究課題の中から1〜2題を選択し、具体的
な研究資料が得られるよう研究を進める。
1) 地域の実情に即した青年学級の開設手順はいかにある
べきか。
2) 勤労青年の動態に即した学習内容の編成、展開、評価は
いかにあるべきか。
3) 青年学級における学習方法と学習指導組織はいかにあ
るべきか。
4) 企業体や関連機関・団体との連携による青年学級の運
営はいかにあるべきか。
(4)委託の期間・条件・方法
1) 委託の期間
昭和52年6月1日より昭和53年2月28日まで
2) 条 件
ア 委託に要する経費として、1学級当たり県費50,000
円を交付する。
イ 研究の成果について、研究終了後、県教育委員会に
報告書を提出する。
3) 方 法
各教育事務所長より推薦された学級のうち、適当と思
われるものに委託する。
8 福島県青年教育研究協議会
(1)趣 旨
急激な変化をとげる社会の中で、勤労青年教育が当面する
諸問題について、現状を分析しながら、勤労青年の生活の
実態に即した教育の内容、方法について、組織的な研究を
行い、その成果をもとに、今後の整備拡充の方途を探り、
勤労青年教育の振興・充実に資することを目的とする。
(2)研究委員名
委員名 所属職名 備考 1 堀口知明 福島大学教育学部教授 2 庄司他人男 福島大学教育学部助教授 3 丹野清栄 福島県文化センター総務部長 4 佐藤善右ヱ門 保原町中央公民館長 5 根本芳之助 白河市中央公民館長 6 渡辺三男 福島市教育委員会社会教育主事 7 佐々木十志春 飯野町教育委員会社会教育主事 8 天野昭 二本松市教育委員会社会教育主事 9 大和田寅弥 福島県立福島工業高等学校定時制教頭 10 佐藤秀一郎 福島県立安積高等学校教頭 11 堀川清通 福島県教育庁県中教育事務所社会教育主事 12 保藤保太郎 福島県教育庁社会教育課主幹 13 神野藤忠吉 福島県教育庁社会教育課主任社会教育主事 14 金田浩一 福島県教育庁社会教育課社会教育主事 15 七島征 福島県教育庁社会教育課社会教育主事