教育年報1977年(S52)-208/357page
3 家庭教育(幼児期)相談事業
(1)趣 旨
幼児教育が人間形成のうえで極めて重要であることから
特に3歳児を第1子に持つ親を対象に、家庭教育上の具体
的問題を取り上げ1これを解決するために専門家等の協力
を得て必要な情報を提供し、また個別的な相談を行い、家
庭教育学級並びに乳幼児学級の充実と相まって、家庭教育
の振興を図ろうとするものである。
(2)実施主体
福島県教育委員会
(3)協力機関
市町村教育委員会
(4)実施期間
昭和52年5月〜昭和53年3月
(5)対 象
県内の3歳児を第1子に持つ親 15,000名
(6)事業の内容
1) はがき、ちらしによる相談指導(年間9回)
2) 巡回による相談指導(県内26会場)
3) テレビ放送利用による相談指導(年間29回、9月〜3
月 毎週日曜日午前9時30分〜45分カラー15分間再放
送毎週月曜日午前10時〜10時15分)
(7)各種委員会
1) 企画運営委員会
ア 本事業の企画運営を適切に推進するため、企画運営
委員会を設置する。
イ 企画運営委員会は、年間4回会議を開催し、本事業
全般の企画運営並びに、はがき通信、巡回相談に関す
る方針や要項、テレビ放送による相談指導に関する方
針や要項を策定する。
ウ 企画運営委員
氏名 役職名 堀口知明 福島大学教育学部教授 工藤正悟 〃 庄司他人男 福島大学教育学部助教授 菊池章夫 〃 大原徳明 福島県立医科大学教授 西沢長吉 福島市教育委員 光野タチ子 福島市社会教育委員 辺見正治 福島市教育委員会教育長 塚原喜智 福島テレビ報道制作局長 小林秀資 福島県厚生部公衆衛生課長 加藤七右衛門 福島県厚生部児童家庭課長 2) はがき通信指導班委員会
ア はがき通信による指導を行うため、はがき通信指導
班を設置する。
イ はがき通信指導班は、年間6回会議を開催し、はが
き並びにちらしによる通信指導の企画運営に当たる。
ウ はがき通信指導班委員
氏名 役職名 工藤正悟 福島大学教育学部教授 都通彦 福島県立医科大学助教授 関口はつ江 郡山女子大学短期大学部助教授 山脇道子 福島市立東浜保育所長 遠藤愛子 前福島市立飯坂幼稚園主任教諭 3)巡回相談指導班委員会
ア 巡回による相談指導を行うため、巡回相談指導班を
設置する。
イ 巡回相談指導班は年間5回会議を開催し、巡回相談
指導の企画運営に当たる。
ウ 巡回相談指導班委員
氏名 役職名 庄司他人男 福島大学教育学部助教授 小森澄憲 郡山女子大学短期大学部助教授 林偕子 郡山女子大学短期大学部講師 河野義章 福島大学教育学部助教授 渡辺俊彦 福島女子短期大学助教授 樋口勝也 桜の聖母短期大学助教授 鈴木仁 福島県立医科大学講師 河嶋忠吉 福島県中央児童相談所主任児童福祉司 珠玖淑子 福島県中央児童相談所心理判定員 本郷孝旨 福島県会津児童相談所児童福祉司 内山清一 福島県会津児童相談所心理判定員 鴨沢律子 福島県浜児童相談所相談判定課長 天口利夫 福島県浜児童相談所主任児童福祉司 なお、企画運営委員より、堀口知明、菊池章夫、大原徳明、
西沢長吉、光野タチ子委員と、はがき通信指導班
委員全員が併任となる。
4) 巡回相談参加者 個別相談者数(延) 636名
グループ相談者数 266名
5) 巡回相談会場市町村名
只見町、伊南村、田島町、川内村、大熊町、福島市、
本郷町、高郷村、喜多方市、鏡石町、玉川村、郡山市、
鮫川村、棚倉町、いわき市、二本松市、大越町、霊山町、
須賀川市、会津若松市、白沢村、表郷村、中島村、小高町
(24市町村)
第6節 公民館等社会教育施設
1 概 要
生がい教育の立場から社会教育をどのように体系化し、充
実し、生がいの各時期における要求課題に対応し、住民に学
習の機会と場を豊富に提供し、主体的に自己啓発を可能にす
る条件の整備が市町村における社会教育行政の大きな課題で
ある。なかでも社会教育施設は社会教育の内容や方法が多様
であるのに対応し、公民館、図書館、博物館、青年の家、少
年自然の家等多種にわたっている。
こうした施設の目的、機能、利用範囲、地域人口、交通条