教育年報1977年(S52)-234/357page
施 設 名 組 織 住 所 石川町歴史民俗資料館 町 立 石川郡石川町 喜多方市郷土資料館 市 立 喜多方市 若松城天守閣郷土博物館 〃 会津若松市追手町 裏 磐 梯 民 芸 館 個 人 耶麻郡北塩原村 野口英世記念館 財団法人 耶麻郡猪苗代町 会 津 民 俗 館 個 人 〃 河 東 村 民 俗 館 村 立 河沼郡河東村 奥会津地方歴史民俗資料館 町 立 南会津郡田島町 奥会津南郷民俗館 村 立 南会津郡南郷村 相馬市教育文化センター 市 立 相馬市中村 いわき市文化センター 〃 いわき市平 勿 来 美 術 館 財団法人 いわき市勿来町 四 倉 史 学 館 個 人 いわき市四倉町 9) 文化財資料刊行
出版資料名 編 集 の ね ら い 福島県指定文化財調査報告書 昭和45〜52年度県指定文化財の指定文の収録 福 島 県 の 民 俗 音 楽 代表的な民俗芸能の囃子と歌について記録保存 関 和 久 遺 跡 4 史跡指定調査としての発掘調査の実施報告 東北新幹線関係遺跡発掘調査略報 新幹線関係の発掘成果の略報 伊達西部条里遺構発掘調査概報 条里遺構の考古学的調査の記録 石川町母畑地区遺跡試掘調査報告 国営ほ場整備事業にかかる遺跡試掘調査報告 石川町母畑地区遺跡発掘調査概報 国営ほ場整備事業にかかる遺跡発掘本調査報告 10) 市町村の文化財保護条例制定状況
全県 県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき 市町村数 90 17 18 12 21 7 14 1 制定市町村数 87 17 18 12 19 6 14 1 制 定 率 96.7 100.0 100.0 100.0 90.5 85.7 100.0 100.0 (5)銃砲刀剣類の登録状況
美術品もしくは骨とう品として価値のある古式銃砲や、
美術品として価値のある刀剣類の登録を、登録審査委員の
審査に基づいて実施した。
1) 登録審査委員
平原松夫 福島市泉字泉川8-4
宇井正三 安達郡白沢村白岩字大岩入133
堤章 会津若松市馬場町5-1
武田久夫 郡山市深沢2丁目2-19
2) 登録審査会
期 日 会 場 鑑定数 不適格数 登録数 左の内訳 審査委員 刀剣 統砲 5月23日 会津若松合同庁舎 155 5 150 145 5 平原、堤 6月22日 いわき合同庁舎 119 12 107 102 5 平原、武田
期 日 会 場 鑑定数 不適格数 登録数 左の内訳 審査委員 刀剣 統砲 7月25日 郡山合同庁舎 160 1 159 153 6 堤、武田 9月26日 県 庁 152 15 137 131 6 平原、宇井 11月24日 会津若松合同庁舎 170 6 164 152 12 宗井、堤、武田 12月20日 白河合同庁舎 111 2 109 106 3 堤、武田 1月24日 原町合同庁舎 83 10 73 69 4 平原、宇井 2月23日 県 庁 149 12 136 132 5 平原、宇井 計 8会場 1,099 63 1,036 990 46 再交付件数 59件
所有者変更届件数 472件
2 遺跡保護事業
(1)遺跡保護体制
開発に対応する遺跡保護体制の確立が要請されていたが
県では、財団法人福島県文化センターに事業第2部遺跡調
査課を新設し、4名の専門職員を配置した。
(2)史跡指定調査
ア 目 的
歴史上重要な遺跡の史跡指定を積極的に進めるため、
第2次5か年計画を策定し、特に泉崎村に所在する関和
久遺跡並びにその関連遺跡と目される上町遺跡の発掘調
査を継続調査する。
イ 調査対象
関和久遺跡(西白河郡泉崎村大字関和久)
ウ 調査指導
伊東信雄(東北大学名誉教授)
エ 調査期間
昭和52年11月1日〜12月2日
オ 調査結果
遺跡の外郭線は東辺が確定し、ほぼ東西2.5町、南北3
町以上のやや不正長方形の範囲が想定される。また、遺
跡の北半部の台地上から郡庁部と考えられる掘立柱建物
跡が検出され、正倉群が検出された南半部とではそめ機
能が異っていたとも考えられる。出土遺物は瓦、土師器
須恵器等約500点を数えた。
カ 報 告 書
「関和久遺跡6」史跡指定調査概報として刊行した。
(3)開発用地遺跡対策
ア 遺跡分布調査
国営総合農地開発事業母畑地区(本年度事業施行地域)
内の分布調査を実施し、更に試掘調査により遺跡の範囲
密度等をは握した。また、矢吹地区についても分布調査
を実施した。
イ 遺跡発掘調査
県営伊達西部ほ場整備事業
本年度事業施行地域内に遺存する条里遺構の発掘調査