教育年報1977年(S52)-318/357page
2)主な内容
ア 第1班
○ 果樹の病害、虫害鑑定実習
イ 第2班
○ 病害・虫害の防除講義実習
○ 土壌調査実習
3)講 師
○ 県園芸試験場病理昆虫部長 熊倉正昭
○ 県畜産試験場企画管理部長 阿字達夫
○ 県農業試験場農芸化学部長 池田孝男
○ 県農業試験場専門研究員 茨木忠雄
○ 県農業試験場主任研究員 斉藤満
○ 県立福島農蚕高等学校校長 鈴木健三郎
○ 県立岩瀬農業高等学校校長 大塚久弥
○ 県教育庁主任管理主事
○ 県教育庁指導主事
○ 教育センター担当所員
17 電子計算機による教員の自主研修
研修講座・生徒実習のない日に、中型電子計算機による自
主研修を受け入れているが、本年度は下表のとおりであった。
自主研修の利用状況
利用数学科系 延べ人数 高等学校 商業系 15 (12%) 工業系 22 (17%) 普通(数学系) 75 (59%) 中学校 数学系 16 (12%) 計 128 (100%) 18 教育相談講座
(1)中学校教育相談講座
1)期日・人員等
ア 第1班 5月31日〜6月3日
第2班 9月27日〜9月30日
イ 第1班 中学校教員 29名
第2班 中学校教員 30名
2)主な内容
○ 学校における教育相談
○ 個人面接法
○ 思春期の精神障害
○ 心理診断法
○ クループ・カウンセリング
○ 事例研究法
3)講 師
○ 郡山女子大学短期大学部講師 林偕子
○ 福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○ 桜の聖母短期大学教授 樋口勝也
○ 心理判定員 北村純子
○ 教育センター担当所員
(2)高等学校教育相談講座
1)期日・人員等
ア 10月17日〜10月20日
イ 高等学校教員 29名
2)主な内容
○ 学校における教育相談
○ 心理診断法
○ 思春期の精神障害
○ グループ・カウンセリング
○ 事例研究法
○ 交流分析と自律訓練法
3)講 師
○ 福島大学教育学部教授 工藤正悟
○ 福島県衛生センター所長 上野文彌
○ 千葉県教育センター教育相談部長 相本恒郎
○ 教育センター担当所員
第4節 教育相談に関する事業
1 幼児・児童・生徒・父母との教育相談
(1)幼児及び小学校低学年の児童がもつ問題行動の矯正治療
は、相談の回数を重ねるにつれて、最初の主訴と違う方向
に行くことが多いが、原則として遊戯療法を用いている。
しかし、ケースによっては、絵画療法、行動療法もあわせ
て実施してきた。
(2)小学校高学年の児童及び中学校・高等学校の生徒に対し
ては、カウンセリングを主として用い、治療に当ってきた
が、自律訓練法や行動療法もとりいれて実施した。
(3)父母に対しては、子供の持つ問題行動の矯正治療の効果
を高めるために、親子関係の改善、しつけや養育の正しい
あり方を指導助言するとともに、その促進を図るために、
自律訓練法や感受性訓練等の心理療法を実施してきた。
2 教職員への相談・助言
(1)来談した幼児・児童,生徒の問題行動の矯正治療の効果
を高めるためには、保育所、幼稚園、学校側の協力が必要
なので、特に担任教師と連絡を取りながら、指導助言の徹
底と協力を要請している。
(2)時には、来所した子供の学校等での行動を観察した資料
の提供を依頼し、ともに指導の方法を研究し合うようにし
てきた。
(3)必要に応じて、知能検査、性格検査等の諸検査を実施し
その結果を学校に連絡し、指導の手がかりとしてもらって
いる。
(4)学校からの要請によって、学校で行われている教育相談
の諸問題について研究、助言をしてきた。
3 教育相談の実施状況
(1)相談者の延べ人数
年度 幼児 小学生 中学生 高校生 一般 教員 計 昭和52年度 242 306 244 128 10 132 1,062