教育年報1978年(S53)-205/372page
4) 各種学級等における「ちいさな世界」放送利用を促進
する。
5) 対象者による「はがき通信」の輪読、「ちいさな世界」
視聴グループの育成を図る。
6) 家庭教育に関する個別相談を、公民館等の事業として
開設するようすすめる。
2 家庭教育研究集会
(1)目 的
家庭教育に関する学習の機会を拡充し、効果的な学習を
行うための具体的な方策について研究協議を行い地域にお
ける家庭教育の振興を図る。
(2)主 催
福島県教育委員会、白河市教育委員会
(3)期日、会場、参加者
1) 期 日 昭和53年6月5日(月)
2) 会 場 白河市中央公民館
3) 参加者 260名
(4)参加対象
1) 市町村教育委員会、公民館等の家庭教育担当者
2) 小・中学校、幼稚園、保育所等の家庭教育関係者
3)家庭教育学級、乳幼児学級運営委員及び学級生代表等
(5)講 師
福島大学教育学部教授 菊池章夫
(6)助 言 者
県教育庁社会教育課員
県教育庁県南教育事務所社会教育主事
白河市教育委員会事務局職員
(7)研究内容及び方法
1) 研究主題
家庭教育学級、乳幼児学級の充実と発展をめざして
2) 講 義
家庭教育を考える
3) 分 科 会
第1分科会協議題
学習内容を精選し、身につく学習をすすめるにはど
のようにしたらよいか
第2分科会協議題
放送・映画・録音教材等を利用するなど、学習方法
を改善し、身につく学習をすすめるにはどのように
したらよいか
第3分科会協議題
乳幼児学級を充実するために、企画運営をどのよう
に改善したらよいか
第4分科会協議題
家庭教育を振興するための行政施策はどのようにし
たらよいか
3 家庭教育(幼児期)相談事業
(1)趣 旨
幼児期の教育が人間形成のうえで極めて重要であること
から、幼児を持つ親を対象に、家庭教育上の具体的な問題
をとりあげ、これが解決に必要な情報を提供するほか、相
談指導を行い、幼児期における家庭教育の振興を図る。
(2)実施主体
福島県教育委員会
(3)磁力機関
市町村教育委員会
(4)実施期間
昭和53年5月〜昭和54年3月
(5)対 象
県内の3歳児を第1子に持つ親 22,700名
(6)事業の内容
1) はがき、ちらしによる相談指導(年間9回)
2) 巡回による相談指導(県内26会場)
3) テレビ放送利用による相談指導(年間29回9月〜3
月 毎週日曜日午前9時30分〜45分 カラー15分間 再
放送毎週月曜日午前10時〜10時15分)
(7)各種委員会
1) 企画運営委員会
ア 本事業の企画運営を適切に推進するため、企画運営
委員会を設置する。
イ 企画運営委員会は、本事業全般の企画運営並びに、
はがき通信、巡回相談に関する方針や要項、テレビ放
送による相談指導に関する方針や実施要項を策定する。
ウ 企画運営委員
氏 名 役 職 名 堀口知明 福島大学教育学部教授 工藤正悟 〃 菊池章夫 〃 庄司他人男 〃 助教授 大原徳明 福島県立医科大学教授 須永秀子 福島市立福島第二幼稚園主任教諭 見野晴美 主 婦 辺見正治 福島市教育委員会教育長 塚原喜智 福島テレビ報道制作局長 小林秀資 福島県保健環境部公衆衛生課長 渡辺忠男 福島県生活福祉部児童家庭課長 2)はがき通信指導班委員会
ア はがき通信による指導を行うため、はがき通信指導
班を設置する。
イ はがき通信指導班は、はがき並びにちらしによる通
信指導の企画運営にあたる。
ウ はがき通信指導班委員
氏 名 役 職 名 工藤正悟 福島大学教育学部教授 関口はつ江 郡山女子大学短期大学部助教授 都通彦 福島県立医科大学助教授 山脇道子 福島市立東浜保育所長 遠藤愛子 元福島市立飯坂幼稚園主任教諭 3)巡回相談指導班委員会
ア 巡回による相談指導を行うため、巡回相談指導班を
設置する。