教育年報1978年(S53)-216/372page

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  また、白河市及び金山町も、国県助成により歴史民俗資

 料館を建設し、二本松市は、市単独で、歴史民俗資料館を

 建設、県収蔵美術品展を開館行事として実施するなど、地

 域文化の核づくりが進められたほか、その他の市町村でも

 施設つくりが構想されるようになった。

 3 文化の伝承の充実

(1)文化財保護体制の充実

  埋蔵文化財保護体制の強化のため、昭和52年度に発足し

 た(財)福島県文化センター事業第2部遺跡調査課に5名増員

 (うち1名嘱託)し調査体制の充実を図るとともに、埋蔵

 文化財センターの設立については、さらに引続き検討する

 こととした。

  また、文化財パトロール事業経費の増額を図り、指定文

 化財及び重要遺跡の保全管理に努めた。

  次に、市町村の文化財保護体制も積極的な促進が図られ、

 文化財保護条例は、県下全市町村で制定をみ、文化財保護

 審議会(又は専門委員)は、わずか2村が未設置となった。

(2)文化財指定の推進

  文化財を保護するための指定調査をはじめ、文化財基礎

 調査等を実施し、県内に所在する文化財の実態をは握する

 とともに、市町村・県・国指定の促進を図った。特に史跡

 指定調査については、国指定へ向けて泉崎村関和久遺跡、

 上町遺跡について調査を進めた。

(3)文化財保存の充実

  指定文化財等の保存修理、環境整備及び埋蔵文化財の発

 掘調査等の事業に対する助成を充実するとともに、東北新

 幹線関係及び国・県営関係等の開発用地遣跡の発掘調査を

 行い記録保存を図るなど、文化財保護保存に努めた。

  一方、5月に文化庁と共催し、北海道・東北地区文化財

 の管理研究協議会を福島市で開催、美術工芸品の保存管理

 について研修を行った.

(4)文化財活用の促進

  文化財に対する理解を深め、愛護思想の高揚を図るため、

 第28回県民俗芸能大会に引き続き、昭和53年度全国高等学

 校総合体育大会の協賛行事として、皇太子同妃両殿下の御

 臨席を仰ぎ、特別公演福島県民俗芸能大会を開催、すぐれ

 た県内民俗芸能の伝承振興を図った。また、11月1日から

 の文化財保護強調週間に「ふるさとの考古資料展」を郡山

 市で開催した。さらに、民俗音楽出版第2弾として「わら

 べ歌編」を刊行し、音楽教育への資料としての活用を図っ

 た。

  第2節 文化活動の促進

  1 文化振興のための条件整備

(1)文化行政の推進

 1)市町村文化行政担当者会議

  ア 日 時 昭和53年5月10日

  イ 会 場 県文化センター会議室

  ウ 参加者  112名

  エ 内 容

  (ア)文化行政重点施策の概要

  (イ)文化課及び県文化センター事業説明

  (ウ)講演「地方の美術文化に思う」

      講師 郡山女子大学教授 鎌田正蔵

2)芸術文化懇談会

  本県文化の将来への発展のために出席者より、提言を

 求め、県民文化の振興並びに県文化行政推進の参考とし

 た。

 ア 音楽部門

  (ア) 日 時 昭和54年3月20日(火)

  (イ) 会 場 えびすグランドホテル

 イ 美術部門

  (ア) 日 時 昭和54年3月22日(木)

  (イ) 会 場 えびすグランドホテル

 ウ 懇談事項

   主題「参加する芸術文化活動の推進のために」

 エ 内 容

  (ア)出席者の意見発表

    テーマ「各部門、各地域における県民参加の現況

   と今後の抱負」

  (イ)研究・懇談

    テーマ「今後の推進のために」団体の役割、行政

   の役割

  (ウ)出席者(音楽部門)

    大河内恭男、渡辺栄治、山中清司、菊地健夫、

菅野久男、本田強一、吉野雄一、吉田信行、金子直実、

   鈴木勝広、久保田満、鈴木貞雄、渡辺大生、丹野清栄

  (エ)出席者(美術部門)

    沢忠、鈴木昭、宮沢歌子、重富喜朔、渡辺達英、

   渡部憲司、永井柳一、小林弘司、志賀ヨシ、橋本松雄、丹野清栄

3)東北、北海道地区文化振興会議

 ア 期 日 昭和53年7月20日〜21日

 イ 会 場 県文化センター

 ウ 主 催 文化庁、県教育委員会

 エ 内 容

  (ア)第一日目

    特別講演、部会討議、文化庁文化行政説明

  (イ)第二日目

    部会討議、全体会議

  (ウ)部会及び参加者

    地方文化行政部会 34名、芸術文化部会 32名、

   舞台芸術部会 12名、美術工芸建造物部会 18名、

   歴史民俗部会 37名

  (エ)講師及び助言者

   (ア)特別講師 国立歴史民俗博物館設立準備室長

                    井上光貞

   (イ)助言者

     文化庁文化財保護部文化財鑑査官 北村哲郎、

    同文化部芸術課長 青柳徹、同文化部文化普及課

    長補佐 蛭田浩二、同文化財保護部美術工芸課文


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