教育年報1978年(S53)-217/372page
化財調査官 鷲塚泰光、同記念物課文化財調査官、
牛川喜幸、同文化普及課企画調査係長 上杉道世、
同文部事務官 黒田英雄
4)文化振興会議
ア 目 的
「文化を考える県民会議」(昭和52年5月設置、53年
1月解散)から知事及び教育長に対して提言された本
県の文化振興策について学識経験者等の意見を参考にし
ながら、行政施策として具体化する場合の基本的方策
を検討した。
イ 期 日
(ア)第1回 7月26日 文化施設、文化振興基金につ
いての説明
(イ)第2回 9月22日 文化振興基金の内容について
論議
(ウ)第3回 11月28日 文化施設について論議
(エ)第4回 昭和54年1日24日 最終報告書の審議
ウ 構成委員
池田善治(県議会議長)、石田卯子八(鮫川村長)、 梅宮茂(県考古学会長)、
河田亨(福島民報社取締役編集局長)、佐藤栄佐久(郡山三東スーツ株式会社
専務取締役)、佐藤信(尚志学園長)、佐藤光(元国立福島工業高等専門学校長)、
関口富左(郡山開成学園理事長)、高瀬喜左ェ門(会津若松市長)、
高橋哲夫(福島女子高等学校長)辺見和郎(福島民友新聞社編集局長)
若松光一郎(洋画家)、渡辺到源(県文化団体連合会長)、岡田宗治(県副知事)、
辺見栄之助(県教育長)、友田昇(県総務部長)、高城勤治(県企画調整部長)
(2)指導者の育成
1) 芸術セミナー
地域文化活動を推進指導する実作家、実活動家を対象
として、実技・実作を中心に地域文化活動を推進するに
必要なことがらについて研修を行い、その資質向上の機
会を提供する目的で実施しているもので、芸術7部門に
ついて県内7地区で開催した。
ア 期日、会場、参加者等
部門 期 日 場 所 参加者数 内 訳 文学 5/18〜5/20 原町市文化センター 59 小説8、詩6 短歌36、俳句9 舞踊 6/29〜7/1 船引町営体育館 62 美術 7/24〜7/26 喜多方市中央公民館 45 日本画20 油 絵25 彫塑 7/27〜7/29 福島女子高校 29 演劇 8/26〜8/27 白河市文化センター 65 工芸 9/20〜9/22 いわき市文化センター 29 鎌倉彫17 紙工芸12 合唱 11/9〜11/11 田島町中央公民館 65 ※総計354名 イ 内 容
(ア)講義及び実技・実作指導
(イ)モデル演奏・演技を基にして研修
(ウ)地域の文化活動に関する研究協議
ウ 講 師
(ア)文 学
小説 薗部一郎(「北斗」同人)
詩 相田謙三(日本現代詩人会会員)
短歌 松田亨(県歌人会顧問)
俳句 鈴木正治(現代俳句作家協会会員)
講話 薗部一郎
(イ)舞 踊
長沢トシエ(福島県民踊指導者連絡協議会)
鈴木武子( 同 上 )
篠田年子(若松商業高校講師)
(ウ)美 術
日本画 小泉智英(無所属)
油 絵 西村栄悟(二紀会会員)
(エ)彫 塑
神野義衛(文化庁派遣指導者日展会員)
(オ)演 劇
五十嵐康治(劇団青年座演出家)
助手 渡辺寛二(劇団青年座俳優)
吉田はるみ(同 上)
(カ)工 芸
紙工芸 鈴木三恵子(県展審査員)
鎌倉彫 上石浩女(鎌倉彫教授会理事)
(キ)合 唱
池田 明良(洗足学園大講師)
エ モデル上演団体
(ア)舞 踊 船引町民謡民舞の会連絡協議会
(イ)演 劇 演劇サークル「葦の会」
演目 しらかわの流れの中から「楢山節考」
(ウ)合唱ひまわりコーラス(田島町)
2)文化団体助成
ア 県芸術文化団体連合会 300,000円
イ 県美術家連盟 300,000円
2 芸術文化活動の充実
(1)芸術鑑賞機会の拡充
1) 家庭劇場
本格的な文化施設を有しない地域の県民のために、優
れた舞台芸術を巡回公演して、家族ぐるみで芸術を鑑賞
することを奨励し、豊かな家庭づくりをすすめるととも
に、地域文化の振興に資する目的で、県内20か所で開催
した。
ア 主 催
県教育委員会
(財)福島県文化センター
開催地教育委員会
(財)日本青少年文化センター