教育年報1978年(S53)-321/372page
の手法、特別活動または教育相談に関する内容を組みこ
み、多面的な指導が行われるように配慮した。
(4)中学校講座では、演習、実技、実習、実地調査等によ
って、研修内容がさらに深まるとともに、研修の効果が
指導の実際に結びつくようにつとめた。
(5)高等学校の教科の講座には、生徒指導の基本に関する
内容を組みこみ、教科指導と生徒指導の融合をはかれる
ようにした。
4 研修者の学校における学年担任、組織上の分担、教科担
当における専門分担が研修と結びつくように配慮した。特
に小学校では上・下(低)学年ブロック別コース、主任コ
ース等を設定した。
昭和53年度における学校種別ごとの講座数と研修者数は
次表のとおりである。
学 校 種 別 講 座 数 研 修 人 員 小・中・高共通 5 191人 小 学 校 31 801人 中 学 校 26 673人 高 等 学 校 24 448人 合 計 86 2,113人 1 学校経営講座
(1)学校経営(A)講座
1)期日・人員等
ア 5月30日〜6月2日10月11日〜10月14日
1月24日〜1月27日 年間3回の断続研修
イ 小・中・高校の教頭 32名
2)主な内容
○ 学校経営の意義、機能、計画、組織
○ 研修組織
○ 学校評価
○ 教育研究法と主題研究
○ 文化、経済等の一般教養
3)講 師
○ 国立教育研究所第2研第4室長 牧昌見 ○ 郡山女子短期大学部教授 長谷川寿郎 ○ 福島大学教育学部教授 菊池章夫 ○ 住友金属建材本部営業部長 猿谷雅治 ○ 前国立福島工業高等専門学校長 佐藤光 ○ 福島民友新聞社編集主幹 斎藤英記 ○ 福島市立福島第四小学校長 岡部一三 ○ 福島市立福島第一中学校長 佐久間正男 ○ 県立保原高等学校長 山内正彌 ○ 義務教育課長・主幹・指導主事 ○ 高校教育課長・主幹・指導主事 ○ 県北教育事務所長・指導主事 ○ 教育センター所長・部長・担当所員 (2)学校経営(B)講座
1)期日・人員等
ア 6月6日〜6月9日9月19日〜9月22日
2月6日〜2月9日 年間3回の断続研修
イ 小・中・県立学校の教務主任等 30名
2) 主な内容
○ 学校経営の組織と機能、関連法規
○ 学習理論
○ 研修組織と運営
○ 教育研究法と主題研究
○ 文化、経済等の一般教養
3)講 師
○ 東北大学教授 岩下新太郎 ○ 文部省地方課長補佐 小林敬治 ○ 郡山女子短期大学部教授 長谷川寿郎 ○ 尚志学園理事長 佐藤信 ○ 福島民報社編集局次長 鈴木信一 〇 福島市立福島第二小学校長 渡辺五郎 ○ 福島市立岳陽中学校長 渋谷靖十郎 ○ 義務教育課長・主幹・指導主事 ○ 県北教育事務所長 ○ 教育センター所長・部長・担当所員 2 教育研究法講座
1)期日・人員等
ア 6月13日〜6月16日10月24日〜10月27日
1月30日〜2月2日
年間3回の断続研修
イ 小・中学校教科指導の中竪教員 33名
2) 主な内容
○ 教育研究法(教育研究の進め方、データの処理と仮
説の検定)
○ 研究主題の設定と検証計画の立案、研究報告
○ 授業研究(授業分析の基礎理論と評価)
○ 学習指導と評価
○ 教育問題と教師論
3)講 師
○前国立福島工業高等専門学校長 佐藤光 ○ 国際教育協議会専務理事 遠藤八郎 ○ 郡山女子短期大学部教授 長谷川寿郎 ○ 福島大学教育学部助教授 柴田薫 ○ 福島市教育委員会学校教育課長 鈴木健一 〇 福島市立清明小学校長 佐藤好秋 ○ 福島市立野田中学校長 山川和二 ○ 福島市立瀬上小学校教諭 阿部昶 ○ 福島市立瀬上小学校教諭 武藤節子 ○ 義務教育課指導主事 ○ 教育センター所長・部長・担当所員 3 生徒指導講座
1)期日・人員等
ア 前期 6月21日〜6月24日
後期 11月20日〜11月22日
イ 中・高校生徒指導担当教員 61名(中学校教員30名、
高等学校教員31名)