教育年報1979年(S54)-128/319page

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学 校 名 課 程 学科名 学級数 年    度
大沼高等学校 全日制 家政科 1 昭和55年度
会津農林高等学校 畜産科 1 〃(募集停止)
相馬女子高等学高等学校 普通科 1
富岡高等学校 普通科 1

(4)専攻科募集停止

学  校  名 課 程 学科名 学級数 年   度
会津工業高等学校 専攻科 テザイ ン科 1 昭和55年度

第2節 学校教育

 1 概     要

(1)指導行政の基本方針

  生徒の能力・適性・進路・興味・関心等に応した教育指

 導の充実を図り、調和のとれた人間の育成をめさして、学

 校教育活動が活発に展開されるよう努める。

  昭和54年度には、前年度の反省にたって、次のような重

 点目標を設定してその達成に努めた。

 1)学校の実態に即した、魅力と特色ある教育課租の編成

  とその実践に努める。

 2)指導内容の精選と構造化を図り、生徒一人一人を生か

  す指導方法のくふう改善に努める。

 3)生徒指導の組織・体制を点検し、共通理解・同一歩調

  を基盤とした指導を展開する。

 4)教職員の資質と指導力の向上に努める。

 5)科学技術教育、産業教育、情報処理教育の充実と施設

  設備の整備を図る。

(2)指導組織

  高等学校教育課長を中心に、次の人員が一体となって、

 それそれの分掌に従い、企画・運営・指導助言に当たった。

    主      幹     1名

    主任指導主事     1名

    指導主事       16名

      うち、駐在指導主事6名

  また、高等学校教育指導委員16名を県立学校教諭から各

 教科別に委嘱し、指導活動の充実強化に当たった。

(3)学校教育指導の重点

  前記の基本方針に基づき指導の重点を次のように設定し、

 指導の充実を図った。

 1) 新学習指導要領の趣旨徹底を図る。

  ア 教育課租講習会を県内6会場において開催し、趣旨

   の説明を行い、それにかかわる諸問題を研究協議した。

  イ 教育課程研究会議を開催し、新教育課程の編成と実

   施に関する諸問題を種々の面から検討し、手引書(総

   則編及び教科編)を作成した。

2)能力・適性・進路に応じた指導の徹底を図る。

  ア 教科指導全般及び生徒指導についての研究学校を指

   定し、教育指導の充実改善をすすめた。

  イ 授業時数の確保に努め、学校行事等の適正な計画実

   施を図った。

 3)生徒指導の充実を図る。

  ア 校内における指導体制の確立を期して、教職員の共

   通理解を深め、同一歩調による生徒指導の推進に努め

   た。

  イ 生徒指導担当者研究協議会、その他各種研修会を開

   催し、指導力の向上を図った。

  ウ 生徒の問題行動の事例を種々の面から分析検討し、

   適切な指導対策の確立に努めた。(在学青少年健全育

   成専門家会議)

  エ 家庭における指導保護能力を高め、関係諸団体との

   連携を強めて地域ぐるみの生徒指導の推進に努めた。

 4) 生徒の能力・適性・希望等を的確には握して、進路指

  導の適正化に努める。

  ア 進路に関する情報や資料の収集と活用の促進に努めた。

  イ 諸検査・諸調査の実施とその活用により個人の理解

   に努めるよう指導した。

  ウ 組織的・計画的な進路相談の充実を図るよう努めた。

 5)指導内容の重点化と教材の精選構造化をすすめる。

  ア 教科科目の目標を明確にとらえ、指導内容を重点化

   して基礎学力の充実を図った。

  イ 教材の特性に即して指導法の多様化を図るとともに、

   学習指導の個別化に努めた。

  ウ 学習効果を高めるための評価の方法について研修

   し、改善を図った。

 6)理科教育・科学技術教育の充実に努める。

  ア 基礎的・基本的な知識や態度の育成に努めるととも

   に、探究の過程をとおして創造的能力の育成を図った。

  イ 施設・設備の整備充実と積極的活用に努めた。 

 7)農業・工業・商業・家庭・水産教育において、職業人

  として必要な創造的能力・実践的態度の育成を図るため、

  実験実習を中心とした学習指導の充実をすすめる。

(4)教職員の資質の向上と学校運営管理の充実

 1)現職教育の充実

  ア 校内における研修体制を確立し、計画的・継続的に

   充実した研修を実施した。

  イ 研究会、講習会等への積極的参加を図り、研修効果

   を高めるよう努めた。

  ウ 自己研修を充実して、教職員としての能力が効果的

   に発揮されるよう努めた。

 2)学校管理運営の適正化

  ア 適正な学校の努力目標を定め、その到達度を客観的

   に評価できるよう努めた、

  イ 校務運営機構は、学校の規模に応し、適正な運営と

   その機能がじゅうぶんに発揮できるよう研究をすすめた。

  ウ 管理職者は適切な指導助言を積極的に行うように努

   めた。


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