教育年報1979年(S54)-155/319page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

 (イ)進路指導を全体計画の中に正しく位置づけ、適切な

  時間を確保し、指導の徹底を図る。

 (ロ)進路に関する情報、資料等を収集整理し、その計画

  的な活用に努める。

 (ハ)自己の障害を理解し、その障害に基づく種々の困難

  を克服しながら自己の進路を設計できるよう指導する。

 (二)進路決定に当っては、生徒の障害の程度、能力、特

  性を的確には握し、保護者の意見をじゅうぶん反映さ

  せるよう努める。

 (ホ)就職指導に当たっては、職業安定所、事業所等の関

  係機関と密接な連絡を取り適切な指導をする。

8) 地域社会の啓発に努める。

 (イ)全校職員が養護教育に対する正しい認識を持ち、共

  通理解に立って地域社会の啓発に当たれるよう研修を

  深める。

(ロ)健常児と障害児との交流等によって友愛の精神を育

 て、健常児を通して、一般保護者が心身障害児に対す

 る正しい理解を持つよう努力する。

(ハ)授業参観や作品展示会、学習発表会等を通して、養

 護教育に対する地域社会の理解と協力を得るよう努力

 する。

(二)広報活動を活発にし、養護教育に対する理解と共感

 を深めるよう努力する。

(ホ)養護教育研究諸団体及び各種親の会等と、密接な協

 力関係を保ち、養護教育に関する地域社会の啓発を進

 める。

  2 現職教育計画

 本県養護教育担当教員の資質の向上を目的として行われた

研修会、講習会の概要は下表のとおりである。

(1)教職員の研修
名     称 期   日 期間 会     場 参加
者数
研   修    内   容
養護教育新採用
教員研修会
  (第1回)
4.16〜4.21 6日 県立盲学校他15校 61人 教育課程の編成と実施、教材研究と指導案、
授業見学と研究協議、学校組織と運営
養護教育新採用
教員研修会
  (第2回)
5.31〜6.2 3日 県教育センター 61人 講話「新採用教員に望む」「教師論」
養護教育の現状と課題、教職員団体について、
教職員の服務・勤務、教育課程と指導計画
養護教育新採用
教員研修会
  (第3回)
7.16〜7.18 3日 県立聾学校 61人 学習指導の方法、心身障害児の理解、養護・訓練の指導、
重複障害児の指導、生徒指導の原理と方法、
一般小・中学校学習指導要領解説
養護教育新採用
教員研修会
  (第4回)
9.12〜9.22 6日 県立盲学校他15校 61人 学級経営と学級事務、給食指導、教科書、
事故の防止・発生と対策、授業研究
養護教育新採用
教員研修会
  (第5回)
2.12〜2.15 4日 県教育センター 61人 教職員の研修、進路指導の原理と方法、教育評価の原理と方法、
教育機器の活用、情緒障害児の指導、教職員の研修、
福利厚生、心身障害児教育と医療の連携
養護教育教養講座 5.7〜5.8 2日 県教育センター 112人 講議1「福島県における養護教育の現状」
  2「養護教育をめぐる諸問題」
協議「心身障害児の就学指導について」
  「特殊学級設置運営上の諸問題」
聴覚・言語障害
学習指導法講習会
7.30〜7.31 2日 県立聾学校 80人 講演「聴覚・言語障害教育の現状と展望」
研究発表:研究協議は3分科会で実施
視覚障害学習
指導法講習会
1.31 1日 県立盲学校 56人 講演「視覚障害教育をとりまく諸問題」
研究発表:研究協議「弱視児の特性と、その実 態に応じた指導」
盲・聾・養護学校
養育指導法講習会
7.25 1日 県立郡山養護学校 50人 講演「性教育について」
研究発表:研究協議「寄宿舎における性教育」
養護教育担当
教員研修会
8.6〜8.8 3日 国立磐梯青年の家 107人 講演1「精神薄弱児の指導法について」
  2「養護教育への道標」
講話「障害児教育との出合い」
研究協議1「児童生徒の実態と学習指導」
      2「児童生徒の実態と生徒指導」
養護学校(精神
薄弱)学習
指導法講習会
  1日 県立大笹生養護学校 73人 講演「重度・重複障害児の指導から」
研究協議「精神薄弱児の指導のあり方」
授業参観
養護学校(肢体
不自由)学習
指導法講習会
10.17 1日 県立郡山養護学校 60人 講演「脳性まひ児の言語訓練」
研究協議「養護・訓練の指導を効果的に行うためには、
どのように指導計画を作成し指導したらよいか」


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。