教育年報1980年(S55)-154/289page
指導者の果たす役割は極めて重要であり、団体の運営や活
動についての具体的な研修を通して年少指導者の養成確保
をはかり、少年団体の育成助長に資する。
(2)期日、会場、参加者数
管内 期 日 会 場 参加者数 県北 昭和55年7月28日〜7月30日 東和町青少年自然の家 40名 県中 昭和55年7月23日〜7月25日 福島県少年自然の家 39名 県南 昭和55年7月21日〜7月23日 国立那須甲子少年自然の家 40名 会津 昭和55年7月22日〜7月24日 北会津村大川河川敷グランド、村公民館 47名 南会津 昭和55年7月29日〜7月31日 伊南村民会館、大川地区公民館 45名 相双 昭和55年7月22日〜7月24日 福島県海浜青年の家 43名 いわき 昭和55年7月28日〜7月30日 いわき市立水石山少年の家 47名 (3)対 象
原則として、中学生並びに高校生で各少年団体のリーダ
ーとして活動が可能な者
(4)内 容
1)理 論(議義・討議)
「少年団体と地域社会」、「子ども会のしくみ」
「ジュニアリーダーの役割」、「安全対策」
「私の小学生時代」
2) 方 法(講義・実習)
「プログラムの立て方」、「話し合いのしかた」
「広報活動のすすめ方」
3) 実 技(実習)
「ゲーム」、「スポーツ活動」、「クラフリト」
「野外活動」、「奉仕活動」
(5)講師・助言者
地域の学識経験者、少年教育関係施設職員、
青少年教育実技指導者研修修了者、
少年団体成人指導者研修修了者、市町村教育委員会関係者、
小中学校教職員、県教育庁教育
事務所員
〈成人指導者研修〉
(1)趣 旨
地域性を生かした有意義な実践的活動が期待される少年
団体の運営についての知識・技術を研修し、少年に親しま
れる成人指導者あるいは育成者としての資質の向上をはか
るとともに、指導者層の拡大をはかることに資する。
(2)期日・会場・参加者数
1) 期 日 昭和55年7月1日〜7月3日
2) 会 場 福島県海浜青年の家
3) 参加者 33名
子ども会等少年団体の成人指導者並びに育成組織関係
者、少年教育行政担当者、公民館・少年教育施設等職員
などで、市町村教育委員会教育長より推せんされた者
(3)講師・助言者
1) 講 師
福島県立須賀川養護学校郡山分校長 堀川清通
福島県立保育専門学校講師 永沢悦
福島県海浜青年の家所長 佐藤保太郎
県教育庁社会教育課主幹 神野藤忠吉
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員
同 相双教育事務所員
福島県海浜青年の家所員
(4)内 容
1)理 論(講義・討議)
「子ども会活動の今日的意義」
「子ども会の組織と運営」
「子どもの自主的活動を求めて」
2)方 法(講義・演習)
「交流を深めるための広報活動」
「子ども会活動のプログラミング」
「子ども会育成会のあり方」
「集いの企画とそのポイント」
3)実 技(実習)
「子ども会におけるゲーム・ソング」
「野外活動(自然観察他)」
「キャンプファイヤー」
4 少年教室補助事業
(「ガキ大将教室」運営費補助)
(1)趣 旨・
地域における異年齢集団の崩壊を回復し、少年団体活動
の活発化をはかるために、仲間活動、文化活動における少
年リーダーの養成方策や少年文化の伝承活動、奉仕活動等
地域活動の展開事例などを研究主題にして、市町村教育委
員会が行う少年教育事業「ガキ大将教室」の開設、運営に
要する経費の一部を補助する。
(2)開設市町村・教室名・場所
管内 開設市町村 教室名 場所 県北 川俣町 ガキ大将の広場 川俣町公民館 県中 平田村 平田村ガキ大将教室 平田村中央公民館 県南 中島村 わんぱく教室 中島村中央公民館 会津 北会津村 北会津村ガキ大将教室 北会津村公民館 南会津 田島町 田島町遊びっ子教室 田島町中央公民館 相双 小高町 小高町少年教室 小高町就業改善センター いわき いわき市 とおのわんぱく教室 遠野公民館 (3)内 容
1)研究主題
郷土の自然や社会環境の中で、少年期に欠かせない経
験としての仲間活動、文化活動をとおして、仲間意識・
郷土意識を養い、少年集団活動のリーダーとなる少年の
育成方策や少年団体の地域活動の展開についての研究