教育年報1980年(S55)-249/289page
3 退 職 年 金
(1)年金の進達件数
進達件数は、次のとおりである。
退職年金 減額退職
年 金廃疾年金 遺族年金 通算退職
年 金計 530件 11件 19件 40件 3件 603件
(2)年金年額の改定等
昭和42年度以降における地方公務員等共済組合法の年金
の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律(昭和
55年法律第77号)が、昭和55年5月31日に、地方公務員等
共済組合法等の一部を改正する法律(昭和55年法律第90号)
が、昭和55年11月26日に公布された。
その主な内容は、次のとおりである。
1) 年金額改定法の一部改正関係
ア 既決定年金の年金額の引き上げ
退職年金等の年額を恩給の増額改定措置に準じて、
昭和55年4月分から増額された。
イ 退職年金等の最低保障額の引き上げ
恩給の最低保障額の引き上げに伴い、長期在職者に係
る退職年金、廃疾年金及び遺族年金の最低保障額が、
昭和55年4月分から引き上げられた。
2) 新法の一部改正関係
ア 通算退職年金等の定額部分の引き上げ
厚生年金保険における年金額の算定の基礎となる基
本年金額の定額部分の額の引き上げに伴い、通年方式
により退職年金等の額を算定する場合の定額部分の額
及び通算退職年金等の定額部分の額が引き上げられ、
昭和55年6月1日に遡って適用された。
イ 退職年金等の最低保障額の引き上げ
厚生年金保険における年金額の引き上げに伴い、退
職年金等の最低保障額が、昭和55年6月分から引き上
げられた。
4 退 会 金
(財)福島県教職員互助会の昭和55年度における退会金の給
付概況は、次のとおりである。
給 付 件 数 給 付 額 881件 112,784,800円
第4節 保健・厚生事業
1 県単独事業
(1)へき地教職員芸術鑑賞会(10年目)
県人事委員会指定のへき地3級以上の学校に勤務する教
職員に、高度な芸術文化を鑑賞する機会をあたえ教養の高
揚を図るため福島県文化センターに招待して鑑賞会を実施
した。
期日 鑑 賞 種 目 参加人員 9月20日 坂東玉三郎美の世界 48人
(2)インフルエンザ予防接種(9年目)
教育庁及び県立学校に勤務する教職員のうち接種希望者
について、保健所又は最寄りの医療機関等において予防接
種を実施した。
区分 実施校 実施人員 教育庁関係 20所 108人 県立学校 93校 2,109人 計 2,217人
2 県及び共済組合の共催事業
(1)へき地巡回検診
1) 検診車による検診(14年目)
県人事委員会指定のへき地学校に勤務する教職員及び
その被扶養者を対象として、公立学校共済組合東北中央病院
の巡回検診車に医師及び医療技師が同乗し14市町村
19会場にて延べ15日間検診車を運行して検診を実施した。
検診項目は、聴打診、血圧測定、尿定性検査、胃部、
胸部間接撮影のほか、医師の診断により心電図及び投薬
等を行った。
結果 検 査 結 果 受診者 受診者に対する率 検査種別 異常なし 要注意 要治療 異常なし 要注音 要治療 胃間接撮影 381 78 5 464 %
82.1%
16.8%
1.1胸部聞接撮影 487 6 0 493 98.8 1.2 0 心電図検査 458 45 5 508 90.1 8.9 1.0 血圧測定 388 81 11 480 80.8 16.9 2.3 尿検査 465 43 0 508 91.5 8.5 0 健康状態 325 164 26 515 63.1 31.8 5.1
なお、巡回検診地は、只見町、南郷村、舘岩村、
伊南村、桧枝岐村、いわき市(田人町、三和町、川前町)
鮫川村、古殿町、山都町、北塩原村、会津若松市(湊町)
郡山市(湖南町)
2) 血液による健康検査(10年目)
県人事委員会指定のへき地学校のうち「巡回検診車に
よる検診」の対象校以外のへき地学校に勤務する教職員
に対し、福島県保健衛生協会に委託して血液採取による
健康検査を154校1,019人を対象に実施した。
結果 検 査 結 果 受診者 受診者に対する率 検査種別 異常なし 要注意 要治療 異常なし 要注音 要治療 循環器検査 734 115 68 917 %
80.1%
12.5%
7.4心臓肝臓機能検査 840 59 16 915 91.8 6.4 1.8 膵臓機能検査 892 17 6 915 97.4 1.9 0.7