教育年報1980年(S55)-267/289page
○ 情報処理関係科目における指導内容と指導法
○ マイクロ・コンピュータ
3) 講 師
○ 日本調理士会技能検定委員 石田力
○ 福島大学教育学部講師 晴山克枝
○ 中央学院大学助教授 篠原靖市
○ 県立郡山商業高等学校教頭 田中光雄
○ 県立須賀川高等学校教諭 半沢一郎
○ 県教育庁指導主事
○ 教育センター担当所員
18 電子計算機による教員の個人研修
講座や生徒実習以外の日に、電子計算機による個人研修を
受け入れているが、本年度は、つぎのとおりであった。
個人研修の利用状況
学校種別 学科 延べ人数 高等学校 商業科 0 工業科 0 普通科
(数学系)11(15.5%) 中学校 数学系 60(84.5%) 合計 71(100.0%)
19 教育相談講座
(1)中学校教育相談講座
1) 期日・人員等
ア 第1次 1班 9月16日〜9月19日
2班 11月11日〜11月14日
イ 第1班 中学校教員 32名
第2班 中学校教員 32名
2) 主な内容
○ 「ジョハリーの窓」を通して
○ 個人面接法
○ 思春期の精神障害
○ Y-G性格検査と親子関係診断テスト
○ 個人理解の方法
○ 自律訓練法の基礎
3) 講 師
○ 福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○ 千葉市立第二養護学校長 向後正
○ 教育センター担当所員
(2)高等学校教育相談講座
1) 期日・人員等
ア 第1次 10月28日〜10月31日
イ 高等学校教員 35名
2) 主な内容
○ 「ジョハリーの窓」を通して
○ 個人面接法
○ 思春期の精神障害
○ YG性格検査と親子関係診断テスト
○ 個人理解の方法
○ 自律訓練法の基礎
3) 講 師
○ 福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○ 千葉県教育センター教育相談部長 相本恒郎
○ 教育センター担当所員
(3)中学校・高等学校教育相談講座
1) 期日・人員等
ア 第2次 前期 9月1日〜9月4日
後期 12月8日〜12月11日
イ 中学校教員 19名
高等学校教員 11名
2) 主な内容
○ マイクロ・ラボラトリー・トレーニング
○ エゴグラム
○ カウンセリングテープ分析
○ ロール・プレイング
○ カウンセリング実習
○ Y-G性格検査の分析
○ 行動カウンセリング
○ 事例研究
○ 教育催眠
3) 講 師
○ 桜の聖母短期大学助教授 樋口勝也
○ 山形大学教育学部助教授 高橋良幸
○ 教育センター担当所員
第4節 教育相談に関する事業
1 幼児・児童・生徒・父母との教育相談
(1)幼児及び小学校低学年の児童がもつ問題行動の矯正治療
には、遊戯療法を原則として用い、ケースによっては、行
動療法もあわせて実施した。
(2)小学校高学年の児童及び中学校・高等学校生徒に対して
は、カウセリングを主として用い、治療にあたってきたが、
自律訓練法や行動療法も取り入れて実施した。
(3)父母に対しては、子供のもつ問題行動の矯正治療の効果
を高めるために、親子関係の改善、しつけや養育態度の正
しいあり方について気づくように指導助言するとともに、
その促進を図るために、感受性を高める訓練も実施した。
(4)遠隔地や家庭の事情等のため、来談することのできない
ことを考え、会津管内・いわき管内で延6日間の移動教育
相談を実施した。
2 教職員への助言
(1)来談した幼児・児童・生徒の問題行動の矯正治療の効果
を高めるためには、保育所、幼稚園、学校側との密接な協
力関係が必要である。特に担任教師と連絡を取りながら、
子供に対する指導援助の徹底を図っている。
(2)幼稚園や学校における学習状況、友人関係、行動状況等
を記述した「教育相談資料」の提供を依頼し、診断、指導
方針の確立に役立てているとともに、指導方法の具体的な