教育年報1980年(S55)-273/289page
利用された図書を、分類別に見ると、文学、歴史地誌、児
童部門の増加が目立つ。文学部門でもっともよく利用された
のは現代小説であり、歴史地誌部門では、シルクロードを初
めとして、中国関係のものが多い。つまり、テレビ放映との
関連が強いことを示している。
表5 館内利用図書冊数
(昭和55.4〜56.3)
区分 冊数 郷土資料 4,802 一般資料 12,006 新聞雑誌 2,288 特許公報 3,263 計 22,359
開館日数 271日
一日平均利用冊数 83冊
表6 館内利用者数
(昭和55.4〜56.3)
区分 人員 調査相談室 3,064 公開図書室 2,049 計 5,113
開館日数 271日
一日平均利用者数 19人
2 調査相談業務
調査相談業務の中心は、調査依頼に対する回答事務である
が、全体の件数では4%ほど前年度を上回った。(表7)
調査依頼を職業別に見ると、官公庁及び民間企業と、それ
ぞれに所属する者が44%を占めてもっとも多く、学生の27%、
主婦の9.3%と続く。この順位は、例年と比較して変わるとこ
ろはないが、学生が前年度の17.2%から27%となり98%も
大幅に伸びたのが目を引く。
表7 記録された参考質問の分析
(昭和55.4〜56. 3)
主題別
職業別主 題 に 関 す る 分 析 質問形式による分析 郷土 総記 思想 歴史地誌 社会科学 自然科学 工学・工業 産業 芸術 語学 文学 新聞・雑誌 計 口答 電話 文書 官庁・会社員 203 14 11 25 55 16 53 15 7 8 26 35 468 136 171 161 商工業 18 5 9 2 9 4 2 2 14 65 31 15 19 自由業 42 1 4 2 7 3 2 4 12 77 24 13 40 主婦 11 1 1 7 9 5 2 2 3 16 22 18 97 16 71 10 学生・生徒 76 4 7 22 35 16 8 12 11 17 24 50 282 238 25 19 無職 29 3 5 5 1 1 1 1 1 2 5 54 14 4 36 計 379 23 28 66 116 40 73 34 27 43 80 134 1,043 459 299 285
口頭、電話、文書の三つの質問形式では、直接来館しての
口頭による質問がもっとも多く44%を占め、ついで、電話に
よるもの28.7%、文書によるもの272%という結果である。
表8 相互貸借件数 (昭和55.4〜56.3)
県 内 県 外 計 貸 出 22件 (72冊) 4件 (4冊) 26件 (76冊) 借 用 17件 (43冊) 17件 (43冊) 計 22件 (72冊) 21件 (47冊) 43件 (119冊)
表9 特別貸出し状況 (昭和55.4〜56.3)
貸出し先 件数 冊数 官公庁関係 95 247 図書館その他 40 1,101 会 社・事 業 所 16 48 報道機関 58 132 学校 46 163 一般利用者 41 170 計 296 1,861