教育年報1981年(S56)-143/308page

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 県立盲学校        教諭 伊藤美江

 県立西郷養護学校     教諭 中野弘

3) 短期研修特設コース 3ヵ月

 知的障害教育を主としたコース

 県立猪苗代養護学校    教諭 大関彰久

 県立富岡養護学校     教諭 菅家勝

  4 教 育 課 程

(1)昭和56年度特殊教育教育課程県研究集会

1) 昭和56年度の精神薄弱特殊学級における、教育課程

  に関する指導上の問題点について、部会別に研究協議

  しその解明を図り、もって教職員の指導力向上と学習

指導の改善に資する。
期 日 期間 会  場 参加者 研 修 内 容
8.11〜12 2日 郡山市立橘小学校 118人 講演「精神薄弱児の言語機能の発達と言語指導」
研究発表、研究協議(4分科会)

(2)養護教育教育課程編成管理講習会

  盲・聾・養護学校及び特殊学級における教育課程の実

 施と管理について研究協議すると共に、盲・聾・養護学

 校学習指導要領の趣旨徹底に努めた。
期日 期間 会場 参加者 研修内容
6.18〜19 2日 県立盲学校 12人 ・講話「教育課程の実施と管理」
6.18〜19 県立聾学校 23人 ・講話「盲学校、聾学校及び養護学校学習指導要領の趣旨説明」
8.6〜7 県立猪苗代養護学校 19人
9.2〜3 安達町勤労青少年ホーム 33人 ・研究協議「心身障害児の実態に基つく教育課程の実施と管理」
9.29〜30 郡山合同庁舎 33人  
10.6〜7 白河合同庁舎 23人  
10.22〜23 原町合同庁舎 33人  
11.4〜5 会津若松市立第二中学校 33人  
11.25〜26 いわき合同庁舎 34人  
12.15〜16 県立平養護学校 13人  
1.13〜14 県立須賀川養護学校 23人  
5.18〜19 県立聾学校 26人  
    305人  

  5 研究指定校

(1)特殊教育教育課程研究指定校(文部省指定)

 ・学校名いわき市立平第三小学校

 ・指定期間 昭和55年度、昭和56年度

 ・研究主題  「児童の実態に即した指導内容、方法に関

       する研究一言語による表現力を高めるた

       めの指導はどのようにしたらよいか一」

(2)心身障害児理解推進研究指定校(文部省指定)

 ・学校名 須賀川市立第一中学校

       いわき市立草野小学校

 ・指定期間 昭和56年度、昭和57年度

 ・研究内容 「小学校及び中学校の児童生徒に、心身障

       害児に対する正しい理解と認識を深めさせ

       るための指導の在り方についての研究」

  6 生徒指導・進路指導

(1)生徒指導

  心身に障害をもつ児童生徒の指導は、健常な児童生徒

 と共通する一般性を基礎とし、障害による特性を十分に

 考慮して進めなければならない。しかし、障害の種類・

 程度は極めて多様であるので、指導に当たっては、児童

 生徒一人一入の障害の状態を把握し、その実態に応じた

 指導目標を立て、次の点を特に重視して実践に努めるよ

 う指導した。 

 1) 全職員の共通理解に立つ指導を進めるとともに、家

  庭・施設・病院との密接な連携による、一貫した指導

  体制の確立に努める。

 2) 交流教育を通じて、障害を克服して社会に参加しよ

  うとする態度を育てるとともに、地域社会の人々に、

  障害に対する正しい理解を広げることに努める。

 3) 特別活動等を中心に、教育活動全般を通じて、自主

  性・自律性を育てることに努める。

 4) コミュニケーションに障害をもつ児童生徒に対し、

  その心情の理解と障害状況の改善に努める。

(2)進路指導

  障害の重度・重複化の傾向が進み、進路指導は一層き

 め細かな対応が必要となっている。従って、進路指導に

 当たっては、一人一人に、自己の障害について正しく理

 解させるとともに、障害を克服して社会に参加しようと

 する意欲を育てることを目的として、次の諸点に留意し

 て努力するよう指導した。

 1) 進路に関する情報・資料の収集

 2) 一貫した進路指導体制の確立

 3) 自己の障害に対する正しい認識

 4) 進路相談活動の充実

 5) 関係機関、家庭との連携の強化


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