教育年報1981年(S56)-154/308page
各種の事業を行った。
少年教育においては、「ふるさとづくり少年教室」など、
少年教育事業の積極的、かつ効果的な実施を奨励するとと
もに、少年団体活動の振興を図るために、年少及び成人指
導者の養成、各種施設の整備充実と利用促進等を図り、活
動の充実に努めてきた。
学校・家庭・地域社会の連携を強めるとともに、少年の
望ましい成長発達を疎外する諸要因を除去しながら、少年
が自発的・主体的に多様な活動を展開できる条件の整備充
実に一層の努力が必要である。
青年教育においては、青年の学習機会の拡充を図るため、
研究青年学級・青年教室を2市町に委託するとともに県内
7ヵ所において、青年学級・青年教室リーダー研修会を実
施しリーダーの養成に努めた。
又、青年団体の育成助長を図るため、青年団体指導者中
級研修会・青年国内研修を実施し指導者の資質向上に努め
た。
さらに、市町村教育委員会が行う青少年地域活動促進事
業及び青年学級・青年教室の開設について青年教育研究協
議会を通して実施促進に努めた。
2 少年教育研究協議会
(1)目 的
一人ひとりの少年がよりよく生きるために、少年が充
実した生活を送ることができる条件整備のあり方につい
て検討し、少年期における豊かな入間形成をはかるため
の諸問題について研究協議を行い、社会教育における少
年教育の振興に資する。
(2)期日、会場、参加者数
管内 期 日 会 場 参加者数 県北 昭和56年5月28日(木) 梁川町農村環境改善センター 230名 県中 昭和56年6月3日(水) 郡山市公会堂 295名 県南 昭和56年5月26日(火) 矢吹町中央公民館 146名 会津 昭和56年6月30日(火) 湯川村公民館 123名 南会津 昭和56年6月16日(火) 只見町公民館 146名 相双 昭和56年6月30日(火) 鹿島町公民館 224名 いわき 昭和56年6月25日(木) いわき市植田町公民館 114名 (3)講師、助言者
1)講 師
県北会場 (財)福島県青少年会館長佐 藤利三郎
県中会場 郡山女子大学教授 長谷川寿郎
県南会場 (国)那須甲子少年自然の家
事業課長 五十川隆夫
会津会場(国)那須甲子少年自然の家
事業課長 五十川隆夫
南会津会場 会津若松市文化福祉センター所長
渡部宏
相双会場 富岡町立富岡第一中学校長
石井六郎
いわき会場 (財)福島県海浜の家所長佐 藤保太郎
2)助 言 者
県教育庁社会教育課員、各教育事務所員、各管内小、
中学校長、開催地市町村教育委員会事務局職員等
(4)参加対象
少年教育関係者、市町村教育委員会関係者、学校教育
関係者、各種機関・団体関係者等
(5)内 容
1)主 題
豊かな人間形成をはかるために、少年期における社
会参加のあり方はいかにあるべきか。
2) 講 演
「少年期における社会参加」
「現代の少年と社会参加について」
「施設を通して見た現代っ子の特質」
「豊かな人間形成をはかるための
少年期の社会参加のあり方」
「少年の団体活動育成上の諸問題について」
「許容社会と今日の子どもたち」
「豊かな青少年の健全育成をめさして」
3)研究協議
子どもの社会参加のための地域啓発のあり方。子ど
もの社会参加のための関係機関・団体との提携のあり
方。子どもの社会参加のための地域子ども会等少年団
体の組織・運営活動のあり方について、事例発表、分
科会、分散会形式により実施。
3 少年団体指導者研修会
〈ジュニアリーダー研修会〉
(1)目 的
少年団体の継続的な日常活動を推進するためには、年
少指導者の果たす役割は極めて重要であり、団体の運営
や活動についての具体的な研修を通して、年少指導者の
養成をはかり、少年団体の育成助長に資する。
(2)期日、会場、参加者数
管内 期 日 会 場 参加者数 県北 昭和56年
7月28日〜30日霊山町「湧水の里」 41名 県中 昭和56年
7月22日〜24日(県)郡山少年自然の 家 35名 県南 昭和56年
7月21日〜23日(国)那須甲子少年自 然の家 44名 会津 昭和56年
7月22日〜24日塩川町御殿場公園 38名 南会津 昭和56年
7月27日〜29日舘岩付上郷児童公園 50名 相双 昭和56年
7月28日〜30日(財)県海浜青年の家 40名 いわき いわき市水石山少年の家 昭和56年
7月22日〜24日50名 (3)対 象
中学生ならびに高校生で、各団体のリーダーとして
活動が可能な者
(4)内 容
1)理 論(講義・討議・実習)
「少年団体と地域社会」「子ども会のしくみ」
「ジュニアリーダーの役割」「安全対策」