教育年報1981年(S56)-279/308page
児童の館外貸出は、わずかながら減ったが、全体に占
める比率は43.8%と高い。
貸出業務における予約図書の件数は、310件である。
〔表4〜5〜6〕
〔表4〕館外個人貸出利用図書冊数
(昭和56.4〜57.3)
分類別 冊 数 構成比 総 記 964冊 1.1% 哲学宗教 1,536 1.8 歴史地理 3,812 4.5 社会科学 6,132 7.3 自然科学 1,988 2.3 工学工業 2,423 2.8 産業 861 1.0 芸術 3,082 3.6 語学 335 0.4 文学 26,653 31.4 児童 37,239 43.8 計 85,025 100 開館日数 275日
一日平均貸出冊数 310冊
〔表5〕 館内利用図書冊数
(昭和56.4〜57.3)
区 分 冊 数 郷土資料 7,860 一般資料 11,240 新聞雑誌 3.512 特許公報 3,725 計 26,337 開館日数 275日
一日平均利用冊数 96冊
〔表6〕 館内利用者数
(昭和56. 4〜57. 3)
区 分 人 員 調査相談室 3,576 公開図書室 1,876 計 5,452 開館日数 275日
一日平均利用数 20人
2 調査相談業務
調査相談業務の中心は、調査依頼に対する資料提供お
よび回答事務である。全体の主要件数では、前年とほぼ
同じ1,043件であった。
調査依頼を職業別にみると、官公庁および民間企業か
らのものが、50%を含めてもっとも多く、学生の18%、
自由業の9%と続き、この順位は、例年とほぼ同じであ
るが、学生が、9%減となったのが目立つ。
質問を主題別にみると、郷土に関するものが、76%と
最も多く、ついで新聞雑誌17%、社会科学9%、文学7%
の順となっている。
口頭、電話、文書の質問形式では、直接来館しての口
頭による質問がもっとも多く46%、ついで文書によるも
の29%、電話によるもの23%となっている。〔表7〕
〔表7〕 記録された参考質問の分析
(昭和56.4〜57.3)
職業別/主題別 主題に関する分析 計 質問形式よる分析 郷土 総記 思想 歴史地誌 社会科学 自然科学 工学
工業産業 芸術 語学 文学 新聞雑誌 口答 電話 文書 官 庁・会社員 230 21 17 37 52 15 14 11 14 18 29 74 532 172 165 195 商・工 業 17 7 2 9 7 6 3 8 4 5 13 14 95 71 10 14 自 由 業 54 1 1 4 7 1 7 2 7 17 101 27 16 58 主 婦 15 8 3 2 10 4 2 1 4 8 4 13 74 34 37 3 学 生・生 徒 46 5 8 11 20 4 5 4 6 4 18 59 190 164 14 12 無 職 18 2 10 4 5 1 1 1 4 7 53 23 4 26 計 380 44 41 67 101 31 24 24 36 38 75 184 1,045 491 246 308 図書館間の相互貸借は、郵送料の値上りもあって、伸
び悩んでいる。〔表8〕
〔表8〕 相互貸借件数
(昭和56.4〜57.3)
県内 県外 計 貸出 18件
30冊3件
3冊21件
33冊借用 3件
3冊11件
20冊14件
23冊計 21件
33冊14件
23冊35件
56冊複写業務は、調査相談業務の一部としておこなわれて
いるが、複写はいまでは資料の貸出と同じに考えて利用
されている。特に、館外貸出のできない資料については、
貸出に代るものとなっている。複写資料で特に多いもの
は、郷土資料、地元新聞、ついで一般資料となっている。
〔表10〕
特許資料については、本館は県内の中央閲覧所になっ
ているが、昭和56年度に受入れた特許公報類は、9,767
冊(うち目次類3,470点)となっている。とくに制度改
正にともない、公開公報がぼう大な量となって、現在で
は書庫の収容力の約25%が特許公報類に使用されている
状況である。さらに特許の分類が変更になるなど、負担