教育年報1982年(S57)-092/316page
9月〜12月
1月
参加者数
新任教員 145名
5) 研修内容
ア 講 義
新任教員の心構え
幼稚園教育の基礎と課題
幼稚園教育の内容と指導
イ 演 習
週指導計画、一日の指導計画の作成
ウ 実 習
保育実習
(7)幼稚園教育指導資料の作成
1) 名 称
幼稚園教育指導資料「領域別指導展開事例集、絵画製
作」
2) 趣 旨
年次計画に従い、幼稚園教育に関する指導資料を作成
し、県内幼稚園の教育内容の充実に資する。
3) 基本方針
ア 幼稚園教育要領を基準とし、既刊の指導資料の内容
との関連をもたせる。
イ 地域や幼稚園の実情に即し、活用できるように内容
を構成する。
4) 作成員の構成
幼稚園長、教諭及び指導主事をもって構成する。
5) 内 容
領域別指導展開事例集「絵画製作」
8 へき地教育
本県におけるへき地学校は、県全体の小中学校別の総数に
対して、小学校は189校で30.2%、中学校は58校で233%を
占め、小中学校総数に対して、286%の割合になっている。
へき地校の分布を地域的にみると、へき地校の397%が会
津地方で占め、中通り地方は38.0%、浜通り地方は22.3%の
割合となっている。会津地方では、小中学校の47.1%がへき
地と多く、高度へき地指定校が目立つのが本県の特色である。
これらのへき地、山村、過疎地域の教育の振興を図るため、
下記の事業を実施した。
(1) へき地教育担当教員研修会
1) 趣 旨
複式学級担当教員に対し、複式学級指導計画及び学習
指導法並びに教材資料、教育機器の活用の仕方等の研修
を通して、指導力の向上とへき地教育の振興に資する。
2) 期日・会場
昭和57年8月5日〜8月7日(3日間)
於 福島県教育センター
3) 講 師
安達郡岩代町立旭中学校 校長 菅野好男
4) 指 導 者
義務教育課主幹、主任指導主事、指導主事
河沼郡柳津町立西山小学校 教諭 新井田六雄
伊達郡霊山町立泉原小学校 教諭 渡辺チエ
5) 講 演
○ へき地の特性を生かした学校・学級経営
6) 講義・演習
○ へき地における学校教育上の諸問題
○ へき地・小規模校における生徒指導
○ 複式学級における学習指導(国語科、社会科)
○ 複式学級教材構成資料の効果的な活用について(理
科)
○ 学習指導におけるシート式磁気録音機の活用
○ シート式磁気録音機の操作とシートの作成
7) 協 議
○ 複式学級における効果的な授業のすすめ方
8) 参加者数 79名
(2)中学校免許教科外教科担当教員研修会
1) 趣 旨
中学校免許教科外の教科を担当する教員を対象として
学習指導に関する研修を行い、指導力の向上と教育活動
の充実に資する。
2) 主 催
福島県教育委員会
3) 期日・会場及び実施教科
管内 日 会場 実施教科
(参加人員)県北
県中
県南6月22日
6月23日
6月30日郡山市立芳山小学校
郡山市立桃見台小学校
郡山市立郡山第四中学校
郡山市立郡山第五中学校国語(12) 社会(10)
数学(16) 理科(4)
音楽(3) 美術(9)
保体(11) 計59名会津
南会津5月10日
5月11日
6月8日会津若松市立第五中学校 国語(7) 数学(9)
美術(12) 保体(7)
計35名相双
いわき5月10日
5月20日
5月27日いわき合同庁舎
いわき市立平第二中学校
原町市文化センター
浪江町立浪江中学校国語(6) 社会(3)
数学(5) 美術(9)
英語(3)
計26名
4) 指導助言者
義務教育課指導主事、各教育事務所指導課長及び指導
主事
5) 研究内容
○ 学習指導計画・学習指導の改善
○ 教科の目標・内容と学習指導の要点
○ 学習指導案とその作成・検討
○ 授業参観と研究協議
○ 教材の作成、実技研修
○ 学習指導上の諸問題と協議
(3)へき地教育研究指定校
1) 趣 旨
本県へき地校における学力向上ならびにへき地教育に
関する問題を研究し、へき地教育の改善と振興に資する
ため、研究学校を指定し、その成果を各へき地校に普及
させる。