教育年報1982年(S57)-156/316page
4 高齢者人材活用事業
(1)趣 旨
高齢化社会における高齢者の社会的役割を高めるととも
に、社会教育における指導層の充実を図るため、すぐれた
知識、技能、経験を有する高齢
者に必要な研修を行い、社
会教育活動の指導者として派遣し、高齢者の人材活用の促
進に資する。
(2)高齢者人材活用研修会
1) 期日、会場、参加者数
管 内 期 日 会 場 参加者数 県 北 6月3日〜6月4日 福島市中央公民館 32 県 中 6月7日〜6月8日 三春町中央公民館 38 県 南 6月1日〜6月2日 棚倉町中央公民館 35 会 津 5月27日〜5月28日 会津若松市中央公民館 30 南会津 6月22日〜6月23日 南郷村公民館 34 相 双 5月24日〜5月25日 双葉町公民館 27 いわき 6月17日〜6月18日 いわき市文化センタ― 23
2) 講 師
市町村社会教育委員連絡協議会長 今井豊蔵
福島県青少年会館長 佐藤利三郎
元郡山市教育委員会教育長 堀内鉄雄
須賀川市立第二小学校長 須釜守幸
白河市立白河第一小学校長 水戸金正
県立会津短期大学教授 矢島博
喜多方市中央公民館長 岩本武雄
元会津若松市立第三中学校長 田中義衛
元いわき市社会教育指導員 赤津千町
元いわき市社会教育指導員 和気泰一
3) 助言者
県教育庁社会教育主事、市町村教育委員会社会教育担
当者、小・中学校長
4) 研修内容・方法
ア 講 義
(ア)高齢化社会と高齢者の役割
(イ)本県の社会教育の現状と高齢者人材活用事業
(ウ)社会教育の特質と今後の社会教育のあり方
(エ)指導者としての資質と指導内容
(オ)社会教育事業と公民館事業
イ 研究協議
(ア)社会教育団体をどのように育成したらよいか。
(イ)社会教育における指導法をどのように工夫したら
よいか。
ウ フィルム・フォーラム
「豊かな高齢期」
5)日程
(3)高齢者人材名簿べの登録と周知
1) 高齢者人材活用研修会修了者219名を高齢者人材登録
者として登録した。
指 導 分 野 登 録 者 数 ア 生活伝承文化に関する指導者 30 イ スポーツ、健康増進に関する指導者 21 ウ 社会奉仕活動に関する指導者 16 エ 教養の向上、学習に関する指導者 58 オ 生活文化、生活技術に関する指導者 94
2) 高齢者人材名簿を作成し、市町村教育委員会、公民館
小・中・高校に配布して、人材登録者の周知に努めた。
(4)人材登録者の派遣
1) 登録者の派遣は、市町村教育委員会、公民館等の社会
教育施設、社会教育関係団体及び学校が実施する次の事
業・活動
ア 学級・講座、講演等の講師、助言者
イ 子ども会、青年会、婦人会、PTA等での指導
ウ 社会教育施設等の事業での指導
エ 学校における社会教育的事業
2) 登録者派遣に要する旅費は予算の範囲内において県が
負担した。
3) 登録者の派遣の実績
活用者区分 県費(旅費)
派遣その他
派遣計 市町村(公民館等) 153 579 732 社会教育関係団体 30 301 331 学校(小・中・高校) 23 30 53 その他 1 306 307 計 207 1,216 1,423
5 婦人団体後継者養成研修会
(1)趣 旨
婦人団体のもつ役割を検討し、団体の運営や活動等につ
いて研究しあい、後継者としての資質の向上を図り、健全
な婦人団体の育成に資する。