教育年報1982年(S57)-208/316page
ウ 教室を使って
〈3 年〉
1) 黙想1分間(姿勢に気をつけて)
2) 脈拍測定
3) 姿勢の運動
○8呼間左右2回
姿勢を正し、背すじを
伸ばし、右手をまっすぐ
上げ後ろまで曲げる。
(左も同し)
○8呼間2回
手を真上に組み肩と胸
をそらす。背伸びをする
感じで首も後へ倒して、
思いきりそらせ両手をお
ろす。
○12呼間左右2回
背すじをまっすくに伸
ばし、両手の力を抜いて
下にたらす。片方の手を
下げていき、指先を床に
つける。(手のひらならな
およい。)反対側も行う。
4) 体側の運動
○8呼間2回 ○8呼間2セット
5) 柔軟運動
○8呼間2回 首 ○8呼間2回 肩
6) 筋力運動
○7〜8秒停止
7) 静的トレーニング
○10秒間 ○10回2セット
8) その他
○廊下で鏡にむかって背すしを伸ばし、美しい姿で歩く。
〈高等学校の部〉
A 福島県立長沼高等学校
1) 研究主題
「余暇活動のなかに意欲的にスポーツをとり入れ楽し
むことのできる習慣を身につけさせるための指導」
2) 研究の概要
本校の体力つくりは"やらされるもの"としてではな
く、生徒自身が自発的に"やる"ように、体力の必要性
を論理的科学的に認識して行えるようにしていきたい。
即ち、直接的に体力つくりとして行うのではなく、学校
内でできるだけ多くのスポーツを経験させることによっ
て体力が高まり、技能の向上が図られるという観点で、
無理なく継続実践でき、生涯体育につながるものを目指
した。
(1) 具体的目標
1) 自信を持って参加できるスポーツ種目を身につけさ
せた。
2) スポーツ活動に参加する機会と場をできるだけ多く
設定した。
3) 健康・安全について考えながら体力つくりを実践し
てゆく習慣を身につけさせる。
(2)実践の内容
1) 活動時間と場の設定
ア 授業カット時間利用の全校スポーツ活動
・種目 軟式庭球・ソフトボール・ハンドボール・
卓球・バレーボール(前期)・バスケットボール