教育年報1982年(S57)-268/316page
3) 幼稚園の講座については、新設講座であり、日常の教
育活動に直接役立ち、しかも指導法の改善に生かされる
ような内容を主にすると共に運営にも十分配慮した。
4) 小学校の教科に関する講座については、小学校は学級
担任が全教科・領域にわたる指導を担当する現状を考慮
して教育相談に関する研修内容を取り入れ、指導力の向
上に配慮した。
5) 中学校の講座については、研修者の主体性を考慮し、
演習、実技、実習、研究協議等の方法に工夫を加えると
共に小学校同様、教育相談に関する研修内容を取り入れ、
研修効果が実際の指導に結びつくよう配慮した。
6) 高等学校の講座については、教科指導と生徒指導の調
和・融合が図れるよう生徒指導に関する内容を取り入れた。
また、新大型電子計算機を整備し、情報処理教育講座の
充実を図った。
(3)昭和57年度の研修講座数・研修定員
学 校 種 別 講座数 講座開設
回 数研修者
定 員研修者
延人員小・中・高共通 6 15 240 542 幼 稚 園 1 1 30 30 小 学 校 14 35 792 816 中 学 校 15 29 511 605 高 等 学 校 23 24 424 424 養護教育諸学校 ― ― 22 22 合 計 59 104 2,019 2,439
1 学校経営講座
(1)学校経営(A)講座
1) 期日・人員等
ア 6月14日〜6月17日 8月30日〜9月2日
1月18日〜1月21日 年間3回の断続研修
イ 小・中・高・養護学校の教頭 31名
2) 主な内容
・ 学校経営の意義・機能・組織・運営
・ 教育課程の経営、学校教育の課題
・ 教育研究法と主題研究
・ 文化・経済・社会等の一般教養
3) 講 師
・ 国立教育研究所室長 牧昌見
・ 福島大学教育学部教授 菊地章夫
・ 郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
・福島県文化センター館長 佐藤光
・ 福島県知事政務秘書 渡邊 五郎三郎
・福島民友新聞社編集局長 伊藤修二
・ 福島交通株式会社専務取締役 永岡直好
・ 元福島市内小学校長 岡部一三
・ 福島市立福島第二小学校長 鈴木榮
・福島市立福島第三中学校長 永澤電四郎
・ 福島県立磐城高等学校長 佐藤信久
・ 福島県教育庁義務教育課長・主幹・教育事務所長
・ 福島県教育庁高等学校教育課長・主幹
・ 福島県教育センター所長・次長・部長・担当所員
(2)学校経営(B)講座
1) 期日・人員等
ア6月2日〜6月5日 10月19日〜10月22日
2月1日〜2月4日 年間3回の断続研修
イ 小・中・高・養護学校の教務主任等 35名
2) 主な内容
・ 学校経営、学年・学級経営の意義・機能・組織
・ 教育・学習理論、教育法規
・ 校内研修の組織・運営、教育課程の評価
・ 教育研究法と主題研究
・ 文化・経済・社会等の一般教養
3) 講 師
・ 青山学院大学文学部教授 日俣周二
・ 東北大学教育学部教授 岩下新太郎
・ 福島大学教育学部教授 菊池章夫
・ 郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
・ 福島女子短期大学助教授 古関富男
・ 福島民報社常務取締役編集主幹 河田亨
・ 伊達郡桑折町立醸芳小学校長 目黒衛
・ 福島市立福島第三中学校長 永澤電四郎
・ 福島県教育庁義務教育課長・主幹
・ 福島県教育庁高等学校教育課長・主幹
・ 福島県教育庁県北教育事務所長
・ 福島県教育センター所長・次長・部長・担当所員
2 教育研究法講座
1) 期日・人員等
ア 6月7日〜6月10日 9月6日〜9月9日
1月25日〜1月28日
イ 小・中・県立学校の中堅教員 38名
2) 主な内容
・ 教育研究法(教育研究の進め方、教育研究法概論、
チータの処理と検定)
・ 研究主題の設定、検証計画の立案、研究報告
・ 授業研究、授業分析の基礎理論
・ 授業における思考の諸問題
・ 現場にかかえる教育研究の2,3の問題
・ 文化、教育等の一般教養
3) 講 師
・ 郡山女子大学短期大学部教授 長谷川寿郎
・ 岩手大学教授 駒林邦男
・ 国研指導普及部企画室長 中村重康
・ 福島女子短期大学助教授 古関富男
・ 福島市立北沢又小学校校長 古関二郎
・ 福島市立松陵中学校校長 寺島八郎
・ 福島市立瀬上小学校教論 大町孝
・ 福島市立瀬上小学校教論 小野協子
・ 義務教育課主幹 新村邦吉
・ 高等学校教育課主任指導主事 相楽達
・ 教育センター所長、次長、部長、担当所員