教育年報1982年(S57)-282/316page

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(4)教育資料件名目録の発行

全国の教育センター並びに教育研究機関からの紀要等の

中から、研究論文のうち10ページ以上の論文を分類して、

約2,259件の資料件名目録第7号を刊行し、県下各教育委

員会及び公立諸学校に配布し、活用をはかった。

(5)その他のサービス

1) 文献・資料等のコピーサービス 所外依頼129件

2)レファレンスサービス 所外依頼29件

3)教育資料等の貸し出し 所外依頼198名

2 教育資料の刊行

(1)教育課程の経営に関する研究(第2年次)

教育課程の経営に関する基本的事項の理論研究と、県下

の小学校における教育課程経営の実際とを関連づける方向

でまとめた第1年次につづくものである。

本紀要の内容は、教育課程評価票(試案)開発を目指す

第3年次研究の礎石として、教育課程評価に関する理論及

び実態についての調査研究、並びに評価票作成のための理

論を中心にまとめたものである。(研究紀要第50号)

(2)教育課程の実施に関する研究

学習指導の改善、充実を図るため、主として教育課程実

施上の配慮事項にかかわる研究で、教科(家庭・英語・音

楽・情報処理)、生徒指導について、調査を基盤にまとめ

たものである。(研究紀要第52号)

(3)学習指導の個別化に関する研究

「個に応ずる研究」をテーマに、中学校の数学科と英語

科の授業を取り上げ、個のつまずきや到達度に応した課題

を設定し、分枝型学習によって、「個に応ずる働きかけ」を

行い、「個の確かな学習」の成立を目指したものてある。

(研究紀要第51号)

(4) 学習意欲を高める心理的治療への理論的アプローチ(第

1年次研究)

本年度は、学習意欲の定義をおさえ、学習意欲を構成す

る諸因子を特定し、それらをどう評価するか、また、意欲

を高めるための動機つけや、心理療法として効果的な方法

は何かということを柱としてまとめ、次年度の研究に脈絡

をつけるため、学習意欲の実態を調査し、学習意欲に問題

をもつ児童生徒の類型を求めたものである。

(研究紀要第53号)

(5) その他の研究資料

「福島県標準学力診断検査問題(小学校)」の作成、「親と

教師の教育相談室」・「気象衛星ひまわりの雲写真と日本

付近の天気」・資料1-6「情報処理教育」並びに講座資

料として、「材料試験機の使い方」・「試験機器の扱い方」

を刊行した。

第6節 情報処理教育生徒実習

1 電子計算機の実習

センターにおける生徒実習は、文部省の情報処理教育セン

ター設置要項(昭和45年11月)に基づくもので、主と

して県

立高等学校の生徒を対象として、昭和47年度から実施してい

る。

センター利用の方法には、1)来所しての利用と、2)郵送に

よる利用とがある。後者は、本県が広域県なので、遠隔地の

学校の利用に対処してとられた方策の一つである。

(1)来所しての利用

教育課程の教科・科目のなかに、情報処理教育をとり入

れている学校か、年次計画の一環として、センター利用の

生徒実習を行っている。

来所しての利用状況(県内高等労校生徒)
学科 学校数 実人数 延べ人数
商業科 7 760(49.4%) 1,253(48.5%)
工業科 7 735(47.8%) 1,189(46.0%)
普通科等 3 42(2.8%) 142(5.5%)
17 1,537(100%) 2,584(100%)

(2)郵送による利用

遠隔地のため、来所できない学校や、電子計算機を設置

していない学校の生徒実習のために、郵送による利用を実

方直している。

本年度の利用は、7校・延べ人数583人であった。

2 数値制御工作機械の実習

工業高等学校機械科の生徒が、センターの数値制御装置と

工作機械(フライス盤)を利明して行う実習で、本年度は、

5校・延べ人数479人であった。


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