教育年報1983年(S58)-099/323page
○指 定 昭和57年度〜58年度
○研究主題 一人一人に自己を正しく見つめさせ、生
きがいを持たせる進路指導
6 特 別 活 動
(1) 昭和58年度指導の重点
特別活動のもつ教育的意義や価値を正しく認識し、自校
の教育目標の達成を目指しながら、実態に即して特色のあ
る教育活動がなされるよう工夫する。
特に、児童生徒の自主的・実践的な集団活動を助長する
よう、「なすことによって学ぶ教育活動」を中心に指導の
充実を図るため、次の事項を重点として設定した。
1) 集団活動をより充実するため、実態に即した創意ある
指導計画に改善する。
2) 児童生徒による自主的、実践的な活動が充実するよう、
指導法の改善に努める。
3) 各内容ごとに指導の重点をあげ、その充実を図る。
(2) 主な研修及び行事
1) 県小学校教育研究会、特別活動部会
ア 主 催
県教育委員会、県小学校教育研究会、
開催市町村教育委員会
イ 研究主題
所属する集団の一員としての役割を自覚し、自発
的・自治的な実践活動をする児童を育てる指導助言は
どうずればよいか。
ウ 県研究協議会
○期 日 昭和58年10月6日〜10月7日
○会 場 会津高田町立藤川小学校
2) 県中学校教育研究会、特別活動部会
ア 主 催
県教育委員会、県中学校教育研究会、
開催市町村教育委員会
イ 研究主題
生徒の自主的・自治的活動を定着させる特別活動
○ひとり歩きのできる生徒の育成をめざして
ウ 県研究協議会
○期 日 昭和58年9月29日〜9月30日
○会 場 福島市立福島第四中学校
福島市立大鳥中学校
福島市立吾妻中学校
7 幼稚園教育
本年度は幼稚園教育の振興施策の推進と市町村教育
委員会の努力により、公立幼稚園 232園、五歳児の就園率
が75.6%(全国平均63.8%)に達した。
しかし、幼稚園未設置町村並びに幼稚園の不足する町村の
解消、教育内容の充実など、今後とも努力しなければならな
い問題が残されている。
本年度は市町村教育委員会並びに福島県公立幼稚園教育研
究会、私立幼稚園協会等の協力を得て次の事業を実施した。
(1) 幼稚園教育課程研究集会
1) 目 的
公立幼稚園における教育課程の編成及び実施、指導上
の諸問題について研究協議し、教職員の指導力を高め、
幼稚園教育の充実振興を図る。
2) 主 催
福島県公立幼稚園教育研究会
3) 会 場
県北、県中、県南、相双、いわき、会津の六地区
4) 期 日
昭和58年9月30日〜11月2日のうち1日
5) 研究主題
幼児がいきいきと活動し、一人一人が自己充実するに
は幼児の発達の姿をどうとらえ、どのように指導したら
よいか。
6) 参 加 者 960名(6地区合計)
(2) 幼稚園教育課程研究発表会
1) 目 的
昭和58年度幼稚園教育課程都道府県研究集会の研究成
果を発表交換し、幼稚園の教育課程の実施に伴う指導計
画の作成及び指導上の諸問題を全国的規模において研究
協議し、幼稚園教育の振興充実を図る。
2) 主 催 文部省
3) 期 日 昭和59年1月25日〜27日
4) 会 場 総会 イイノホール
分科会 オリンピック記念青少年総合
センター
5) 参 加 者 9名
(3) 幼稚園教育実技講習会
1) 目 的
幼稚園教育要領の中から「言語」領城について実技に
関する研修を行い、その指導力を高め、幼稚園教育の充
実振興に資する。
2) 主 催 文部省、福島県教育委員会
3) 会 場 福島大学教育学部
4) 期 日 昭和58年8月2日〜8月5日
5)受講者 79名
6) 内 容
教職に関する専門科目
付与単位 保育内容の研究「言語」 1単位
7) 講 師
福島大学教育学部教授 西久保礼造
(4) 幼稚園教育指導者講座
1) 目 的
県内幼稚園の指導的立場にある教員を対象に幼稚園教
育の内容、方法について研修を行い、その指導力を高め、
幼稚園教員の資質の向上を図る。
2) 主 催 福島県教育委員会
3) 会 場 福島県教育センター
4) 期 日 昭和58年7月28日〜7月30日
5) 受 講 者 82名
6) 内 容 講義及び演習
7) 講 師 福島大学教育学部教授
西久保礼造
伊達郡保原町立保原幼稚園教諭
石川トキ