教育年報1983年(S58)-100/323page
(5) 東部地区幼稚園教育指導者講座
1) 趣 旨
幼稚園における教育課程及び指導上の諸問題について
講義、研究協議等を通じて指導主事並びに指導的立場に
ある園長、教頭及び教諭の指導力を高め、幼稚園教育の
改善充実に資する。
2) 主 催 文部省、山形県、山形県教育委員会
3) 期 日 昭和58年10月12日〜14日
4) 会 場 山形県
5) 研究協議
幼稚園教育における指導のあり方をふまえ、幼児の心
身の発達に即した適切な指導は、どのように行ったらよ
いか。
6) 参 加 者
(6) 幼稚園新採用教員研修
1) 目 的
公・私立幼稚園の新任教員に対して、幼稚園教育の基
礎、指導計画の作成と展開、指導方法等について講義、
演習、実習を行い、幼稚園教員の指導力の向上を図る。
2) 主 催 福島県、福島県教育委員会
3) 期間・会場 各教育事務所
4月〜 8月 講義
6月 実習
9月〜12月 演習
1月 実習
4) 参加者数 104名
5) 研修内容
ア 講 義
新任教員の心構え
幼稚園教育の基礎と課題
幼稚園教育の内容と指導
イ 演 習
指導計画の作成
ウ 演 習
保育実習
(7) 幼稚園教育指導資料の作成
1) 名 称
幼稚園教育指導資料「幼稚園教育課程編成の手引」
2) 趣 旨
年次計画に従い、幼稚園教育に関する指導資料を作成
し、県内幼稚園の教育内容の充実に資する。
3) 作成方針
ア 教育課程の編成、実施にかかわる基本的な事項につ
いて理解が深められるようにする。
イ 各幼稚園がその実態に基づいて、教育課程を適正に
編成し、実施できるようにする。
ウ 望ましい教育課程の編成、実施の具体例を詳述する。
4) 作成員の構成
幼稚園長、教諭及び指導主事をもって構成する。
5) 内 容
教育課程の編成の手引
(8) 幼稚園教育課程研究指定校(第3童2節4項参照)
8 へき地教育
本県におけるへき地学校は、県全体の小中学校別の総数に
対して、小学校は240校で38.6%、中学校は69校で28.2%を
占め、小中学校総数に対して35.6%の割合になっている。
へき地校の分布を地域的にみると、へき地校の43.7%が中
通り地方で占め、会津地方が35.6%、浜通り地方は20.7%の
割合となっている。会津地方では、小中学校の53.4%がへき
地指定となっている。
これらのへき地、山村、過疎地域の教育の振興を図るため
下記の事業を実施した。
(1) へき地教育担当教員研修会
1) 趣 旨
複式学級担当教員に対し、複式学級指導計画及び学習
指導法並びに教材資料、教育機器の活用の仕方等の研修
を通して、指導力の向上とへき地教育の振興に資する。
2) 期日・会場
昭和58年8月4日〜8月6日(3日間)
会場 福島県教育センター
3) 講 師
石川郡平田村立蓬田小学校長 二瓶保房
4) 指 導 者
義務教育課主幹、主任指導主事、指導主事
5) 講 演
○へき地の特性を生かした学校・学級経営
6) 講義・演習
○へき地における学校教育上の諸問題
○複式学級における学習指導
○へき地・小規模校における生徒指導
○複式学級における国語科の指導
○学習指導におけるシート式磁気録音機の活用
7) 協 議
○複式学級の特性を生かした学級経営
○複式学級における効果的な授業の進め方
8) 参加者数 78名
(2) 中学校免許外教科担任教員研修会
1) 趣 旨
中学校免許外の教科を担任する教員を対象として、学
習指導に関する研修を行い、指導力の向上と教育活動の
充実に資する。
2) 主 催
福島県教育委員会
3) 期日・会場及び実施教科
管 内 期 日 会 場 実 施 教 科
(参加人員)県北
県中
県南5月24日
5月25日
5月26日郡山市立芳山小学校
郡山市立桃見台小学校
郡山市立郡山第二中学校
郡山市立郡山第四中学校国語(7) 数学(11)
理科(4) 美術(7)
技術家庭(男10、
女16) 計55名会津
南会津5月9日
5月10日
5月23日会津若松市立第六中学校 国語(5) 社会(5)
数学(7) 美術(10)
保健体育(8)技術・
家庭(女21)
計56名