教育年報1983年(S58)-211/323page

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4) 日  程

日  程

5) 授業公開
時間 学年 題材名 指導者 場所
9:15

10:00
2 ・歩、走、跳の運動
・固定施設を使っての運動
奥村マサ子 校庭
4 ・用具を使っての運動
・マット運動
目黒明彦
5 ・力強い動きを高める運動
・跳び箱運動
笹原孝之
10:50

11:35
1 ・リレーあそび
・固定施設を使っての運動
鈴木敏子
3 ・歩、走、跳の運動
・器具を使っての運動
武藤朋子
6 ・リズミカルな動きを高める運動
・鉄棒運動
新田正恵

6) 研究概要

 ア 研究テーマ

   強くて 豊かな心身の発育をめざす体力つくり

  ―自然環境とのふれあいを深めつつ

           体力つくりの生活化を図る―

 イ 研究テーマ設定の理由

   体力があり健康であることは人間生活の基盤であ

  る。しかし産業構造や社会環境の変化、生活様式の合

  理化などによって、運動を行う機会が減少し・発育

  期の児童にとっても体力の低下や健康面での障害が

  心配されているのが現状である。そこで児童の体力

  の向上と健康の増進を図るとともに、生涯を通じて

  運動を実践する態度や能力を養い、健康な生活を営

  むことかできるようにすることが今日的な課題であ

  ろう。

  本校でも教科体育の充実を核としながら学校の教育活

  動全体を通して、継続的にしかも楽しい実践を通して

  児童ひとりひとりに体力をどうつけさせていったらよ

  いか、下記のような観点から本テーマを設定した。

  (1) 学校教育目標の観点から

   1) 本校の教育目標は、「健康勤勉勤労を基調

    とし たくましい意志と体力、自ら考え追求して

    いくたしかな学力 奉仕の精神による豊かな人間

性の育成につとめる」ことであり、この目標を具

現化するために、

    具体的には、広い校庭と適度な起伏に恵まれた

   丘(友情の丘)に施設設備の工夫をし、これらを

   充分に活用して、自ら進んで体力つくりに参加し、

   生涯を通して体力つくりの生活化を図っていかな

   ければならない。

 2) 勤労を尊び、しかも根気強く継続してやりぬく

  心を育てるために、創意の時間(友情の丘、フレー

   ムの世話、米つくり等)を充実し、活用していく

  必要がある。

(2) 児童の実態の観点から

 1) 本校児童の体力診断テストや運動能力テストの

  実態調査の結果から、全国、県平均と比較して劣

   る面がみられるので、問題点を究明し自分の体力

   を自覚させて、向上させていく必要がある。

 2) 全校生が一つの目標(体力つくり)に向って遊

   びや運動を通して参加し、小規模校(6学級188名)

   のため劣る傾向にある積極性、社会性を養ってい

   く必要がある。

(3) 地域社会の実態という観点から

  1) 新築間もない学校のため、施設設備は充分とは

   いえないが、創意工夫により充実を図り(自然環

   境に恵まれた友情の丘の利用等)地域の体力つく

   りの核としたい。

  2) 健康、安全、給食等、家庭や地域の協力を得て、

   基本的な生活習慣を形成する必要がある。

ウ 研究の目標

(1) 教科体育の充実を図り、楽しみながら運動させる

  ことによって、運動の意欲を高め、体力の向上を図っ

  ていく。

(2) 始業前運動、業間体育、創意の時間、課外運動を

  通して、体育活動の充実、発展を図っていく。


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