教育年報1983年(S58)-272/323page
2) 研修形態についても、講義中心になることを避け、研
究協議、実技、実習、実験・観察、演習、調査などを講
座内容の特性に応じて取り入れ、研修内容の多様化と研
修効果を高めることに配慮した。また、講師、助言者も
県の内外にわたって幅広く人選し、多彩な指導陣により
講座内容の一層の充実を図った。
3) 小学校の教科に関する講座については、小学校は学級
担任が全教科・領域にわたる指導を担当する現状を考慮
して、教育相談に関する研修内容「相談的な教師」を取
り入れ、指導の実践に生きるように配慮した。
4) 中学校の講座については、教科などの専門性をより発
揮するとともに、研修者の主体性を考慮し、種々の方法
を取り入れ工夫を図った。また、小学校同様、教育相談
に関する共通の研修内容を加え、研修効果が指導の実際
に結びつくように配慮した。
5) 高等学校の講座については、教育現場の現状を直視し、
教科指導と生徒指導の調和・融合が図れるよう生徒指導
に関する内容を取り入れた。
(3) 昭和58年度の研修講座数・研修定員
学校種別 講座数 講座開設
回 数研修者
定 員研修者
延べ人員小・中・高共通 8 20 330 692 幼 稚 園 1 1 30 30 小 学 校 14 34 776 800 中 学 校 14 27 451 545 高 等 学校 23 25 444 444 養護教育諸学校 ― ― 22 22 合 計 60 107 2,053 2,533 1 学校経営講座
(1) 学校経営(A)講座
1) 期日・人員等
ア 6月20日〜6月23日 8月29日〜9月1日
1月17日〜1月20日 年間3回の断続研修
イ 小・中・高・養護学校の教頭 32名
2) 主な内容
○学校経営の意義・機能・組織・運営
○教育課程の経営、学校教育の課題
○教育研究法と主題研究
○文化・経済・社会等の一般教養
3) 講 師
○国立教育研究所室長 牧昌見
○福島大学教授 菊池章夫
○郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
○県文化センター館長 佐藤光
○県知事政務秘書 渡邊五郎三郎
○民報社常務取締役編集主幹 河田亨
○交通株式会社専務取締役 永岡直好
○前福島四小小学校長 岡部一三
○市立福島第四小学校長 鈴木健一
○市立福島第一中学校長 舘光雄
○県立福島東高等学校長 大槻進
○県教育庁義務教育課長・主幹・教育事務所長
○県教育庁高等学校教育課長・主幹
○県教育センター担当所員
(2) 学校経営(B)講座
1) 期日・人員等
ア 6月1日〜6月4日 10月17日〜10月20日
2月6目〜2月9日 年間3回の断続研修
イ 小・中・高・養護学校の教務主任等 36名
2) 主な内容
○学校経営、学年・学級経営の意義・機能・組織
○教育・学習理論、教育法規
○校内研修の組織・運営、教育課程の評価
○教育研究法と主題研究
○文化・経済,社会等の一般教養
3) 講 師
○青山学院大学教授 日俣周二
○東北大学教授 岩下新太郎
○福島大学教授 菊池章夫
○郡山女子大学短期大学部教授 長谷川壽郎
○福島女子短期大学助教授 古関富男
○福島民友新聞社論説委員長 伊藤修二
○福島市立福島第二小学校長 丑込幸男
○福島市立福島第三中学校長 永澤電四郎
○県教育庁義務教育課長・主幹
○県教育庁高等学校教育課長・主幹
○県教育庁県北教育事務所長
○県教育センター一担当所員
2 教育研究法講座
1) 期日・人員等
ア 6月14日〜6月17日 9月7日〜9月10日
1月30日〜2月2日
イ 小・中・県立学校の中堅教員 37名
2) 主な内容
○ 教育研究法(教育研究法概論、教育研究の進め方、
データの処理と検定)
○研究主題の設定、研究計画の立案研究報告
○授業研究、授業分析の基礎理論
○学習指導と評価
○授業における思考の諸問題
○文化、教育等の一般教養
3) 講 師
○郡山女子大学短期大学部教授 長谷川寿郎
○東京学芸大学名誉教授 辰見敏夫
○岩手大学教授 駒林邦男
○福島女子短期大学助教授 古関富男
○福島市立北沢又小学校長 古関二郎
○福島市立岳陽中学校長 羽田義光
○福島市立瀬上小学校教諭 中村武
○福島市立瀬上小学校教諭 白石允宏
○義務教育課主任指導主事 佐藤亘
○高校教育課主任指導主事 古関斉
○県教育センター担当所員