教育年報1984年(S59)-147/287page
イ全 体 会……分散会の報告とまとめ
4 国際交流活動研修会
(1)趣 旨
教育・科学・文化の分野における国際交流活動の意義を
広く県民に普及・浸透させるとともに、国際交流活動を振
興するうえで大きな役割を果たす指導者の育成に資する。
(2)期日・会場・参加者
1)期 日昭和59年11月29日(木)〜30日(金)
2)会 場石川町中央公民館
3) 参 加 者 社会教育関係者、学校教育関係者、
国際交流事業関係者 185名
(3)内 容
1)主 題「国際理解・国際交流活動をどのように
進めたらよいか」
2)講 演「世界の動きと日本の役割」
講師日本公衆衛生学会理事長 辻義人
3)シンポジウム・フォーラム
「国際理解・国際交流の進め方を考える」
講師国際ロータリー第253地区直前ガバナー
田中善六
日本精測株式会社社長 佐藤勝夫
福島県青年海外派遣友の会会長
丹治誠
福島県ユネスコ連絡協議会理事
菅波ミノル
4)研究協議
ア 学校教育部会
「学校教育の中で国際理解・国際交流活動をどのよ
うに進めたらよいか」
玉川村立須釜中学校長 添田昌稔
県中教育事務所指導課長 白鳥修
イ 社会教育部会
「社会教育における国際理解・国際交流活動をどの
ように進めたらよいか」
第1部会
石川町教育委員会教育次長 高木茂昌
郡山ユネスコ協会長 佐藤信
第2部会
須賀川地方ユネスコ協会長 小松義郎
県ユネスコ連絡協議会事務局長 大越源三郎
5)事例発表
ア 「学校教育における国際理解・国際交流活動の現状
と課題」
学校法人福島緑が丘学園緑が丘高等学校教諭
福井正信
イ 「民間における国際理解・国際交流活動の現状と課
題」
須賀川地方ユネスコ協会副会長 西間木豊彦
6) 教材映画視聴 「予 言」
第5節家庭教育
1 概 要
今日の社会的諸条件の変化は極めて大きいものがあり、親
にとって家庭教育をよく理解し、日常の家庭生活の中で実践
してゆくことがますます重要となっている。
このため、家庭教育に関する学習の機会をもうけるととも
に、その内容・方法について工夫改善に努めた。また、家庭・
学校・地域の連携により一層学習の充実を図った。
まず、第一に家庭教育学級では、1小学校1学級の開設を
目標とし、特に、青少年の健全育成の上から、中・高校生の
子どもをもつ親を対象とした学級の増加に努めた。
また、家庭教育研究集会を開催し、学習の内容と効果的な学
習の進め方について研究協議を行い、家庭教育学級の充実を
目ざした。
第二には、家庭教育(幼児期)相談事業を実施し、県内の
3歳第1子をもつ親を対象として、はがき通信・巡回相談・
テレビ放送を行いその効果を上げている。また、幼児後期の子
どもをもつ親のために学習資料の提供を行ってきた。
第三には、家庭教育総合推進事業を本年度より実施し、今
日の家庭教育上の課題を分析検討した家庭教育指導資料を発
刊し関係機関に配布し、その活用を図った。また、家庭教育上
のいろいろな問題や悩みについて、電話による幅広い相談に
応じ、諸問題の解決の一助とするための「家庭教育電話相談」
「すくすくダイヤル」を開設し相談体制の確立を図った。
2 家庭教育研究集会
(1)趣 旨
家庭教育に関する学習の機会を拡充し効果的な学習を進
めるための具体的な方策について研究協議を行い、家庭教
育の振興を図った。
(2)主 催 福島県教育委員会・いわき市教育委員会
(3)期 日昭和59年5月28日
(4)会 場いわき市内郷公民館
(5)参加者180名
(6)対 象1)市町村教育委員会・公民館等の家庭教
育学級担当者
2) 家庭教育学級運営委員及び学級生代表
(7)講 師福島大学教育学部教授 菊池章夫
(8)研究テーマ 「家庭教育学級をより効果的に運営するに
はどのようにしたらよいか」
3 家庭教育(幼児期)相談事業
(1)趣 旨
幼児(3歳第1子)の親を対象とし、幼児期の家庭教育
に関する具体的な学習資料の提供と個別的な相談指導を行
い、幼児期における家庭教育の充実を図る。
(2)実施主体福島県教育委員会
(3)協力機関市町村教育委員会
(4)実施の時期 昭和59年5月〜昭和60年3月
(5)対 象県内3歳第1子をもつ親 11,573名
(6)事業の内容
1)はがき・ちらしによる相談指導(年間5回)