教育年報1984年（S59）-160/287page

　

月　次	調　　査　　市　　町　　村
8　月	伊達町、金山町、会津高田町、西会津町、安達町、 船引町、福島市 郡山市、相馬市、原町市、鹿島町、矢祭町、塙町、 新地町、石川町、三春町、下郷町、梁川町、富岡町 寒河江市、河北町、福島市
9　月	喜多方市、小高町、二本松市、国見町、川俣町、 湯川村、会津若松市、下郷町、会津若松市、昭和村、 船引町、南郷村、舘岩村、須賀川市、双葉町、富岡 町、福島市
10　月	会津若松市、三春町、梁川町、猪苗代町、下郷町、 長沼町、大熊町、原町市、岩代町、福島市、太子町、 棚倉町、桑折町、国見町、浪江町、二本松市
11　月	只見町、相馬市、二本松市、梁川町、会津若松市、 下郷町、熱塩加納村、福島市、田島町、いわき市、 船引町
12　月	二本松市、いわき市、喜多方市、山都町、川俣町、 中島村、泉崎村、仙台市、福島市、矢吹町
1　月	二本松市、多賀城市、白河市、矢吹町、仙台市、 いわき市、山形市、福島市、須賀川市、霊山町、 広野町、楢葉町、小高町、川俣町、月舘町、
2　月	仙台市、保原町、二本松市、相馬市、鹿島町、 船引町、大信村、梁川町
3　月	会津坂下町、三島町、金山町、保原町、霊山町、 矢祭町、原町市、小高町、浪江町、須賀川市、仙台市、 郡山市、会津若松市、喜多方市、山都町、梁川町、 只見町、長野市、神戸市、東京都、古殿町、厚木市、 平塚市、横浜市、船引町、三春町、国見町、桑折町

イ　コレクション調査

　　（ｱ）4月〜9月　竹島コレクション調査・整理

　　（ｲ）4月〜2月　三貫地貝塚遺跡出土品の調査・整理

　　（ｳ）6月、10月、11月、12月、3月

　　　　　　　　 　五十嵐コレクション調査・整理

5）　県立博物館展示資料学術調査

　ア　会津盆地南縁山地の基盤岩類調査

　　（ｱ）地　層　名　大戸層(先新第三系)

　　（ｲ）調査地域　会津若松市南縁部、下郷町北縁部及

　　　　　　　　　び天栄村西縁部にまたがる大戸岳を

　　　　　　　　　中心とした地域、会津高田町松坂周

　　　　　　　　　辺、熱塩加納村日中大桧沢沿い。

　　（ｳ）調査期間　第1次　昭和59年5月23日〜26日

　　　　　　　　　第2次　　同　6月18日〜22日

　　　　　　　　　第3次　　同　8月20日〜24日

　　　　　　　　　第4次　　同　9月17日〜21日

　　　　　　　　　第5次　　同　10月15日〜20日

　　　　　　　　　第6次　　同　11月19日〜22日

　　（ｴ）調査主体福島県教育委員会

　　（ｵ）調　査　員　永広昌之、田中久雄、箕浦幸治、

　　　　　　柴正敏、長沢壮一、越谷信、大竹亮作、

　　　　　　　　　竹谷陽二郎、相田優

　　(ｶ)調査協力　会津若松市教育委員会、会津高田町教育委員会、

　　　　　　　　　下郷町教育委員会、天栄村教育委員会、

　　　　　　　　　熱塩加納村教育委員会
　
　（ｷ）調査概要会津地方の先新第三系の基盤岩のう

　　　　　　　　　　ち、会津盆地南方に分布する大戸層

　　　　　　　　　　を対象に、岩相、層序、地質構造、

　　　　　　　　　　堆積構造、堆積年代などの解明を行

　　　　　　　　　　った。その結果、大戸層は、今から

　　　　　　　　　　約1億年前に海底に堆積した地層で

　　　　　　　　　　あり、海底地すべりによる変形をう

　　　　　　　　　　けていることが明らかとなった。

　イ　縄文炉跡切取り調査

　　（ｱ）遺跡名塩沢上原A遺跡

　　（ｲ）　所　在　地　二本松市上原

　　（ｳ）調査期間昭和59年10月29日〜11月28日

　　（ｴ）調査主体福島県教育委員会

　　（ｵ）発掘担当者　鈴木啓

　　（ｶ）調　査　員　辻秀人、藤原妃敏、田中敏、森幸彦、

　　　　　　　　　　根本豊徳、日下部善己、鈴鹿良一、

　　　　　　　　　　木本元治、佐久間光平、荒木隆

　　（ｷ）　調査指導　梅宮茂、目黒吉明、須藤隆、

　　　　　　　　　　村山斌夫

　　（ｸ）調査協力　二本松市教育委員会、

　　　　　　　　　　塩沢住民センター

　　(ｹ)調査概要　今回の調査では縄文時代中期後葉の

　　　　　　　　　　竪穴住居跡19軒を検出し、うち11軒

　　　　　　　　　　で複式炉を確認した。その時期の住

　　　　　　　　　　居跡の構造、企画性、複式炉の形態

　　　　　　　　　　や土器の変遷を考える上で重要な遺

　　　　　　　　　　構、遺物を得ることができた。

　ウ　久慈川流域総合調査一都々古別三社総合調査一

　　（ｱ）調査地域　東白川郡棚倉町、同塙町、同矢祭町、

　　　　　　　　　　茨城県太子町

　　（ｲ）調査期間　第1次　昭和59年6月27日〜29日

　　　　　　　　 　第2次　　同　　7月16〜19日

　　　　　　　 　　第3次　　同　　8月30日〜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9月1日

　　　　　　　 　　第4次　　同　　10月23日〜24日

　　（ｳ）調　査　員　福島大学教授・小林清治、

　　　　　　　　　東北大学助教授・坂田泉、

　　　　　　　　　福島県文化センター・藤田定興、

　　　　　　　　　文化課文化施設整備室・若林繁、菊池健策

　　（ｴ）調査概要久慈川は、東白川郡棚倉町西南部に

　　　　　　　　　そびえる八溝山地に源を発し、棚倉

　　　　　　　　　町より茨城県に流れる。この流域は、

　　　　　　　　　常陸国との交通路にあたりその歴史

　　　　　　　　　は古い。今回、この流域に散在する

　　　　　　　　　馬場、八槻の両都々古別神社(棚倉

　　　　　　　　　町)及び下野宮近津神社(茨城県大

　　　　　　　　　子町)の三社の歴史、建築、美術、

　　　　　　　　　民俗の各分野にわたり調査を進め

　　　　　　　　　た。

6）　県立博物館滅びゆく伝統技術復元調査

　ア　八溝砂金採取技術復元調査

　　(ｱ)調査地域　東白川郡棚倉町、塙町、矢祭町