教育年報1984年(S59)-162/287page
昭和59年度文化財パトロール実施件数
教 育
事務所地 区 市町
村数パトロール
対象箇所数管内計 パトロー ル
実施件数
(年2・回)県 北 福 島 1 31 101 202 伊 達 9 37 安 達 7 37 県 中 郡 山 1 40 138 276 岩 瀬 5 35 石 川 5 33 田 村 7 30 県 南 西 白 河 7 37 73 146 東 白 川 5 36 会 津 北 会 津 4 31 161 322 両 沼 5 31 耶麻茜部 4 33 耶麻北部 4 36 耶麻東部 4 30 南会津 南会西部 4 20 41 82 南会東部 3 21 相 双 相双北部 4 25 89 178 相双中部 3 32 相双南部 7 32 いわき いわき北部 35 67 134 いわき南部 1 32 計 21 90 670 670 1.340
2) 文化財保護指導者講習会
ア 趣 旨
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図る
ため、文化財保護について指導的立場にある関係者に
対し、文化財に関する専門的事項について講習を行い
市町村における文化財保護行政の進展に資する。
イ 主 催
福島県教育委員会・喜多方市教育委員会
ウ期日及び会場
昭和59年8月9日(木)〜10日(金)
喜多方プラザ
エ 講習内容及び講師
(ア)講 義
<ア>「古代・中世のまじない」
奈良大学教授 水野正好
<イ> 「民俗芸能と祭りの指定・保護」
福島県教育庁文化課専門文化財主査
懸田弘訓
<ウ> 「城と城下町」
静岡大学助教授 小和田哲男
<エ> 「喜多方の文化財」
福島県教育庁文化課主幹
伊藤豊松
(イ)現地研修
勝福寺・観音堂(重文)、中善寺・木造薬師如来坐像(重文)、
願成寺・木造薬師如来及両脇侍像(重文)
熊野神社・長床(重文)、熊野神社本殿(県重文)
喜多方の町並一蔵づくり
(2)文化財指定の推進
1)県指定文化財
県内に所在する重要な文化財について、県文化財保護
審議会の答申に基づき、昭和60年3月29日付県教育委員
会告示第1号〜第4号をもって、県指定文化財に指定及
び指定解除した。
県指定重要文化財
種 別 名 称 員数 所 在 地 所有者 1 建造物 旧菅野家住宅 1棟 福島市上名倉字大石前地内
福島市民家園内福島市 2 〃 (法用寺三重塔)
附板絵図1組 大沼郡会津高田町大字雀林字三番山下3554番地 法用寺 3 絵画 蘭亭曲水図 1幅 伊達郡保原町一丁目6番地 熊坂秀次郎 4 工芸品 銅鐘 1口 いわき市好間町川中字愛宕東62番地 愛宕神社 5 古文書 塔寺八幡宮長帳断簡 9紙 会津若松市東山町石山字和田乙344番地の7 肝沢理一
県指定重要有形民俗文化財
名 称 員数 所 在 地 所有者 金沢の羽山ごもり託宣記録 130冊 福島市松川町金沢字宮前43番地 半沢正富
県指定史跡
名 称 員 数 所 在 地 所 有 者 久川城跡 南会津郡伊南村大字青柳字小丈山
〃 大字小塩字丸山及び字堂平地内伊南村および馬場政一ほか317名
県指定天然記念物指定解除
名 称 所 在 地 所 有 者 中野のシダレクリ 郡山市湖南町中野字草倉沢6605番地 郡山市中野財産 区
2) 文化財基礎調査
「昔話・伝説」調査
昔話や伝説などの口頭伝承は、伝承者の高齢化によっ
て急速に失なわれつつあるので、緊急に調査を行う必要
があるため、昭和58年度より3か年計画で調査を行って
いる。
○第1年度 全県的に地区調査員を委嘱し、所在調査
を実施
○第2年度 1次調査の中から特にすぐれた伝承者を
選び、本調査(伝承者から直接聞きとり
調査)を実雄
伝承者数 80名
○主任調査員 県文化財保護審議会委員 岩崎敏夫