教育年報1984年(S59)-167/287page

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民俗文化財地域伝承活動補助金

                 千円
事業区分  補助事業者  名     称  種  別  事 業 内 容  金      額
総 額 市町村 地 元
民俗文化財地域
伝承活動
広瀬熊野神社
御田植保存会
広瀬熊野神社の御田植 県重無民
後継者養成・記録保存 511 250 13 248
小浜長折三匹
獅子舞保存会
小浜長折の三匹獅子舞 獅子頭・衣装の更新 876 350 87 439
白  沢  村 白岩の太々神楽 後継者養成・記録保存 600 300 300
津島郷土芸術
保存会連合会
津島の田植踊り 800 350 350 100
棚  倉  町 八槻都々古別神社の御田植 衣装購入・記録保存 905 450 455
鈴 石 神 社
太々神楽保存会
鈴石の太々神楽 衣装等購入・後継者養
成・記録保存
815 350 72 393
        4,507 2,050 1,277 1.180

(5)銃砲刀剣類の登録状況

  美術品もしくは、骨とう品として価値のある古式銃砲や

 刀剣類の登録を行うため、次のとおり審査会を開催した。

 1) 登録審査委員

   平原松夫、宇井正三、丹治金次郎

 2) 登録審査会
期  日 会  場 鑑定数 不摘
格数
登録数 左の内訳 審査委員
刀剣 銃砲
5月24日 郡山
合同庁舎
95 0 95 84 11 平原松夫
丹治金次郎
6月26日 会津若松
合同庁舎
81 4 77 73 4 平原松夫
宇井正三
9月26日 郡山
合同庁舎
94 4 90 85 5 宇井正三
丹治金次郎
10月23日 いわき
合同庁舎
60 4 56 52 4 平原松夫
宇井正三
11月27日 郡山
合同庁舎
56 5 51 50 1 平原松夫
宇井正三
1月25日 自治会館 55 11 44 41 3 字井正三
丹治金次郎
2月25日 郡山
合同庁舎
44 5 39 39 0 平原松夫
宇井正三
  485 33 452 424 28  

  2 埋蔵文化財の保護事業

(1)埋蔵文化財調査体制

  県土の開発進展に伴い、遺跡の保護保存に対する県民の

 関心は高まり、同時に開発側との協議が増加している。そ

 の結果、記録保存のための発掘調査体制も、強化が必要と

 なり、(財)福島県文化センター遺跡調査課は逐年定員増を図

 ってきた。本年度新たに4名増となり、現在文化センター

 採用職員19名(内嘱託5名)、県教委出向職員11名、計30名

 である。

〔(財)福島県文化センター遺跡調査課職員数〕
年度 52 53 54 55 56 57 58 59
人員 5名 9名 15名 20名 23名 26名 26名 30名

(2)開発事業地内遣跡の保護対策

  大規模開発事業地内の遺跡の保護は、(イ)遺跡の所在規

 模を明らかにする。(分布調査)(ロ)工事等で遺跡が破壊され

 ないように、起業者側と保護対策を協議する。(事前協議)

 (ハ)工事実施上止むを得ず遺跡の現状が失われる場合には、

 事前に発掘調査を実施して記録保存を行い、報告書を刊行

 する。(発掘調査)という三段階がとられる。

 1) 分布調査

   開発地内の詳細分布調査を行い、遺跡の保存対策の資

  料とするもので、表面調査、試掘調査に分けられる。

   試掘調査は、国営母畑事業区内43遺跡、国営矢吹事業

  区内12遺跡、相馬開発事業区内16遺跡、計71遺跡につい

  て実施した。

2) 開発関係機関との保存協議

   前年度からの継続協議を含め、次の諸機関と埋蔵文化

  財について保存協議を行った。

   国営総合農地用開発事業母畑地区・矢吹地区・

  会津農業水利事業宮川地区、真野ダム地内、

  国道113号バイパス地内、相馬地区、福島空港、

  東北横断道及び県内各地の県営ほ場整備・団体営ほ場整備

などの関係諸機関

3)開発に伴う発掘調査

   県教育委員会では開発事業に伴う発掘調査を、

(財)福島県文化センターに委託して、下記の遣跡について

  発掘調査を終了した。

   母畑地内区荒小路遺跡他4遺跡(7,900m2)、

  会津農水宮川地区内下谷ヶ地平C遺跡(3,000m2)、

  真野ダム内日向南遺跡他3遺跡(4,000m2)、

  国道113号バイパス地内原田遺跡(6,0000m2)、合計20,9000m2

   また、単一市町村内に係わる開発関連の発掘調査は、当

    



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